株式会社吉川国工業所、大阪・関西万博「フューチャーライフエクスペリエンス」の期間展示に参加。「夢の新素材」で実現する持続可能な社会への取り組みを紹介

ナノセルロースジャパン（NCJ）主催のイベントに参加。万博特別仕様のアイテムも披露！

株式会社吉川国工業所（本社：奈良県葛城市、代表取締役社長：吉川利幸）は、2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）の「未来社会ショーケース事業」「フューチャーライフ万博・フューチャーライフエクスペリエンス」の期間展示に、「ナノセルロースジャパン（NCJ）※1」の会員として参加いたします。

弊社は、「夢の新素材」と呼ばれる「セルロースナノファイバー（CNF）※2」を活用した収納用品を展示するなど、自然共生型社会の実現に向けた取り組みを紹介します。

万博用に開発した特別仕様の「ブリックス 9018」

大阪・関西万博への参加に合わせて、特別仕様の製品を開発しました。

写真は弊社の人気商品「ブリックス 9018」に、CNFを配合したものです。従来品とはまた異なる、独特の質感とシンプルな美しさを実現しました。

弊社のノウハウを注ぎ込んだ頑丈な収納ボックス

ブリックスの他にもCNFを活用した収納用品を展示いたします。

「スタックアップコンテナー」は、CNFを使用した収納ボックスです。CNFを配合しつつ、「発泡成形※3」と呼ばれる技術を採用することで、従来製品と比べ約8％のCO2削減に成功しています。

耐久性にも優れており、長期間使えるという点でも「環境に優しい」といえます。

環境性・デザイン性・機能性の三拍子揃った収納ケース

タイディアップボックスは、ナノセルロースを配合したオールバイオマスプラスチック製の収納ボックスです。

最大の特徴は素材に由来する独特の質感。意匠面などが高く評価され、2024年度グッドデザイン賞を獲得しています。また、ABS樹脂を使った場合と比べ、CO2排出量を43％削減できるなど、環境面でも評価されています。

スタックアップコンテナーとタイディアップボックスは、両製品ともLCA評価によって高い環境性能が証明されています。

スタックアップコンテナーとタイディアップボックスは、LCA評価によって、高い環境性能が証明されている

これらの製品は、弊社の「持続可能性への挑戦」を象徴するものです。ぜひ会場で「ナノセルロースがある世界」を体験し、未来について考えるきっかけにしていただければ幸いです。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

弊社が参加するブースのイメージ

■イベント概要

会場：フューチャーライフゾーン L02-01

会期：6月10日（火）～ 16日（月）

イベント名：「うわっ、うわっ、うわっ、ナノセルロース」

テーマ：「ナノセルロースがもたらす持続可能な未来生活」

■関連サイト

・大阪・関西万博 公式サイト

・フューチャーライフヴィレッジ 公式サイト

・ナノセルロースジャパン 公式サイト

■注釈

※1：「ナノセルロースジャパン（NCJ）」は、ナノセルロースの実用化と産業規模の拡大を目指す、日本の産学官連携組織です。弊社は会員としてNCJに所属しています。

※2：「セルロースナノファイバー（CNF）」とは、セルロースを主とする植物繊維（パルプ）を、ナノサイズまで微細化した素材のことです。植物由来のため環境負荷が低く、資源枯渇のリスクも少ない点などから、次世代素材として注目されています。弊社は、京都市産業技術研究所、奈良県産業振興総合センター、経済産業省、環境省などのサポートを受けながら、「京都プロセス」と呼ばれる手法を用いて、汎用樹脂やバイオプラスチックとCNFの複合材料「Nacel®」の開発を実現しています。

※3：発泡成形とは、発泡剤を用いて発泡性のあるプラスチックを成形する方法。一般的なプラスチックより樹脂の使用量を減らすことができます。表面に独特な模様が生じることから、意匠性が高まるという利点もあります。