日本製鉄発のスタートアップＫＡＭＡＭＥＳＨＩ、「DBJスタートアップアクセラレーションアワード2024」にて最優秀賞を受賞

ＫＡＭＡＭＥＳＨＩ

2025年3月11日 13時00分

中小製造業向けの設備部品管理・マッチングプラットフォームを提供する株式会社ＫＡＭＡＭＥＳＨＩ（本社：東京都大田区、以下「ＫＡＭＡＭＥＳＨＩ」）は、株式会社日本政策投資銀行（以下「DBJ」）が主催する「DBJスタートアップアクセラレーションアワード2024」において、最優秀賞を受賞したことを発表します。

■DBJスタートアップアクセラレーションアワード2024 最優秀賞

「DBJスタートアップアクセラレーションアワード」は、日本の産業や経済を支えてきたDBJが主催する、革新的なスタートアップを発掘・育成するためのプログラムです。本プログラムは、日本および世界の課題解決に貢献する企業を対象に、支援を行うことを目的としています。審査は、「革新性」、「経済・社会へのインパクト」、「実現可能性」、「ビジネスとしての成長性」の基準に基づき総合的に行われます。

公式ページ：https://ssc.jeri.or.jp/award/

2024年度は、同年9月に審査が開始され、複数回にわたる厳正な審査を経て、2025年3月10日（月）に最終審査結果が発表され、表彰式が開催されました。

その中で、ＫＡＭＡＭＥＳＨＩは最優秀賞を受賞。事業奨励金1,000万円に加え、アクセラレーターによる1年間の伴走支援などを受ける権利を獲得し、今後の事業発展に向けてさらなる弾みをつけることとなりました。

■審査員から評価いただいた点

ＫＡＭＡＭＥＳＨＩが、設備部品の流通プラットフォームの提供にとどまらず、既設設備の現物調査や社内在庫管理システムの構築を通じ、中小製造業の課題解決を包括的に支援している点を評価いただきました。特に、部品の欠品が生産に及ぼすリスクに着目し、年会費型の「保険」機能を取り入れた独自のビジネスモデルが、革新的な取り組みとして高く評価されたポイントとなりました。また、BtoB市場、特に製造業向けの事業は、経済合理性の厳しい要件を満たさなければならず、単なるアイデアだけでは成功が難しい領域ですが、ＫＡＭＡＭＥＳＨＩは実効性のあるビジネスモデルを構築し、果敢に挑戦している点にも注目いただきました。今後に向け、プラットフォームの機能拡充とコンサルティング業務の強化を進め、日本のものづくりを支える企業としてのさらなる成長が期待されています。

■代表からのコメント

株式会社ＫＡＭＡＭＥＳＨＩ

代表取締役社長

小林俊

この度は、最優秀賞に選出いただき、誠にありがとうございます。日本全体またはグローバルに対して社会的インパクトを与えられる事業という評価をいただき、大変光栄に思います。日本の製造業の新たな勝ち筋を構築していく為には、多くの中小企業が持つ技術力とノウハウが不可欠だと確信しております。一つひとつの現場の困り事に一緒に向き合いながら、弊社も「同じ釜の飯を食う仲間」として認めていただけるよう精進し続ける覚悟です。今後は、日本政策投資銀行様とも連携しながら、この賞に相応しい事業に成長させていけるよう、更に取り組みを進化させてまいります。会員企業の皆様、背中を押して下さった日本製鉄（株）の皆様、日頃より応援いただいている全ての関係者の方々に、心からお礼を申し上げます。

■中小製造業向け設備部品管理・マッチングプラットフォーム「Kamameshi」

「Kamameshi」は、社内で保有する部品管理システムと、会員間の予備品の売買取引を仲介するプラットフォームを提供するサービスです。さらに、各社のニーズに合わせた設備保全コンサルティング業務も請け負います。これにより、設備の老朽化という日本の中小製造業が抱える重要課題の解決を目指します。2024年4月にサービス開始後、導入実績100事業所を突破し、現在も多くの企業から問い合わせをいただいています。

「Kamameshi」サービス紹介ページ