レーザーによる電力伝送のスタートアップ企業が、国際コンソーシアムとともに技術を発展させる
Prime Movr、日本市場にワイヤレス電力伝送システムを導入

Prime Movr LLC は、東京のNirvana Consultant KK(株式会社ニルヴァーナ・コンサルタント)と協力し、革新的なレーザー電力伝送システムを導入します。このシステムは、レーザー光から光エネルギーを電気エネルギーに変換し、ワイヤーを使わずにデバイスに電力を供給できるものです。Prime Movr は、光の集光効率を高め、変換効率を向上させたコンパクトなレーザーベースの充電システムを誇りを持って紹介します。
動画:https://youtu.be/N1CgcGqeub4
この事業は国際的な取り組みであり、アメリカで設立され、主にインドと日本で研究開発が行われています。Nirvana Consultant の創業者である原 貴悌氏は、この技術の可能性について楽観的な見方を示しています。「このシステムを日本に導入できる事で可能性が広がる」と語り、さらに「Prime Movr のシステムが適用できる用途は数多くあります。ドローン技術のエネルギーとして、軍需産業、ロジスティックス等々、各産業分野での可能性は非常に大きく、黎明期からこの事業に貢献できることを大変嬉しく思っています。」と続けました。
最近、大手企業によるレーザー送電プロジェクトがニュースを賑わせています。国防高等研究計画局(DARPA)が長距離の電力伝送プログラムを進める一方で、Star Catcher Industriesは、衛星や月面探査車にエネルギーを供給するための軌道上電力網の構築に注力しています。また、三菱重工業はNTT(日本電信電話)との提携を発表し、1キロメートル以上の距離でレーザー送電を行う実験を実施しました。
Prime Movrは、同社のシステムがこうした遥かに大規模なシステムと比較すると規模は小さいものの、自社の技術がより小型のワイヤレス用途を幅広く実現できると考えています。共同創業者のParvez Rishi氏は、この分野には意欲的なスタートアップにとって大きなチャンスが広がっていると感じており、次のように述べています。「この技術は、有線による充電システムが現実的ではないリモートセンサーや屋外カメラの充電といった用途において、大きな可能性を秘めています。」
Prime Movr の創業者たちは、カシミール大学の工科大学と協力して、無線技術のもう一つの形態である電波(RF)を使用した類似の技術も開発中です。RF 方式の開発が進められる一方で、パートナー各社はレーザー技術がより高いエネルギー密度と的確な指向性という独自の利点を持つことを認識しています。これらの利点により、特に従来の有線充電や誘導充電が現実的でない遠隔地・移動体・アクセス困難な場所にある電子システムへの電力供給に適しています。レーザー電力伝送技術は、リモートセンサー、屋外カメラシステム、その他自律システムなどへの電力供給に活用可能です。
共同創業者である Parvez Rishi 氏は次のようにコメントしています。「レーザーを当社の無線電力伝送技術のラインナップに加えることができて大変嬉しく思います。より長い距離に集中的なエネルギーを伝送できる能力は、多くの用途で幅広い支持を得られるはずです。」

Prime Movr について
Prime Movr LLC は、アメリカ、インド、日本、フィリピンにパートナーを持つ再生可能エネルギー企業で、革新的な無線電力伝送ソリューションを開発しています。レーザーによる電力の無線伝送を可能にすることで、次世代のリモート給電型電子機器を実現します。同社の使命は、従来型エネルギー源への依存を減らし、デバイスの寿命を延ばし、より持続可能で低炭素な技術を支援することです。Prime Movr は、次世代エネルギーソリューションの普及を加速させるため、研究者、産業界のリーダー、イノベーターとの積極的なパートナーシップを進めています。
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