自動車部品メーカー豊田合成(株) のエシカルブランドRe-S（リーズ）円頓寺商店街のボルダリングジム「KNOT」とコラボレーション

エアバッグの生地端材が、機能的でエシカルなアウトドアバッグに！

豊田合成株式会社 Re-S（リーズ）

2025年4月8日 10時28分

豊田合成株式会社（本社：愛知県清須市、代表取締役社長兼 CEO：齋藤克巳）のオリジナルエシカルブランド「Re-S（リーズ）」は、廃棄予定のエアバッグ生地を活用した「KNOTコラボ2WAYバッグ」を、名古屋市・円頓寺商店街のボルダリングジム「KNOT」と共同企画し、販売を開始しました。

エアバッグ生地は人の命を守る部品ゆえ耐久性や撥水性に優れていますが、リサイクルが難しく、厳しい試験を通らなかった多くの生地が廃棄されているのが現状です。「Re-S（リーズ）」ではこの素材に新たな命を吹き込み、バッグなどのアイテムへとアップサイクルしています。今回は「KNOT」とのコラボを通じて、環境負荷の低減と地域活性化を両立させる新たな試みに挑戦しました。

＜ボルダリングに最適！「KNOTオリジナル2wayバッグ」の特長＞

このバッグは、ボルダリング用のチョークやシューズを収納しやすいサイズ感で、シリコンコーティングされたエアバッグ生地の撥水性・防汚性を活かし、アウトドアや日常使いにも適したデザインです。また耐久性を生かし、ボルダリングの岩場での擦れなどにも強い仕様となっています。

＜地域と人をつなぐ「KNOT」の須澤オーナーの想い＞

今回のコラボレーション先である「KNOT」の須澤オーナーに、ボルダリングと商店街への想いについてお話を伺いました。

「15年前に初めてボルダリングに挑戦し、登り切った時の達成感が忘れられませんでした。1人でも楽しめるし、子どもと一緒でも楽しめる。年齢や性別を問わず、誰もが挑戦できるのが魅力です。」

須澤さんは約20年勤務した会社を辞め、2018年に「KNOT」をオープン。それまでボルダリングジムは郊外に多く、名古屋駅に近い商店街にあったら面白いのでは？と考え、当時シャッター街となっていた円頓寺商店街の「空家対策プロジェクト」の力を借り、築50年の電気屋をリノベーションして開業しました。

「ボルダリングの魅力を通じて、歴史ある円頓寺商店街のさらなる発展に貢献したいと思っています。幅広い年齢のお客様にご来店いただいていますが、店内でお客様同士が仲良くなり、ボルダリングを超えたコミュニティの場になっているのが嬉しいですね。このお店で出会い、結婚したカップルも何組かいます。」

須澤さんは「Re-S（リーズ）」のエアバッグ生地について、「クライミングや登山などアウトドアとの相性が良いと感じました。また、お客様のニーズに合わせて、既製品にはないものを作れると思ったのも魅力です」と語ります。さらに、「同じ円頓寺商店街のお店同士でコラボすることで、地域の活性化にもつなげたい」と、今回の取り組みに込めた想いを話してくれました。

「KNOT」という店名には「結び目・縁・きずな」という意味が込められており、文字通り、人と人を結ぶ場所になっています。