元・介護職員が"介護職に特化した求人サイト"設立へ　“縦型”の採用動画で介護職の魅力を訴求

「人手不足」の解決に向けて、クラウドファンディングで支援を募る

ホームページや映像制作を行う株式会社CONNECT（本社：宮崎県児湯郡高鍋町、代表：奥野佑樹）は、介護職に特化した求人サイトの設立を目指して、クラウドファンディングに挑戦しています。代表の奥野は元・介護職員。当事者だったからこそわかる介護職の楽しさや魅力を伝えることで「人手不足」という介護業界全体の課題を解決することを目指します。

●元・介護職員が求人サイトを設立しようと考えた理由

株式会社CONNECTの代表である奥野（※写真）は、介護施設の相談員兼ケアマネージャーとして働いていました。勤めていた施設では人手不足が原因で10人の入居者をたった1人で見なくてはならないような状況でした。このため、必要最低限の介護しかできず、本人や家族の希望を叶えられなかったり、入居を断らざるを得なかったりということもありました。

これは、この施設に限ったことではありません。東京商工リサーチの調査によると、2023年に事業を停止した介護事業者の数は510件に上り、調査を始めた2010年以降最も多い件数となりました。原因としてやはり人手不足が挙げられており、介護業界全体の問題であると考えられます。
人手不足を解消するためには、介護職の魅力を発信し、興味を持ってくれる人を増やすことが必要だと考えました。そこで株式会社CONNECTを立ち上げ、介護職に特化した求人サイトを設立することにしたのです。
●"縦型動画"で若者に訴求 職場の雰囲気を映像で伝える

あらゆる情報が溢れている今の時代、ただの求人サイトでは目に留めてもらえません。そこで奥野は"縦型動画"に注目しました。縦型動画とは、スマートフォンを縦にしたまま再生できる動画のこと。TikTokやYouTubeのショート動画、Instagramのリール動画などで使われ、若者にとっては通常の動画より身近な存在といえます。（※写真はサンプル動画より）
介護職はネガティブなイメージがあるかもしれません。しかし実際は、人生経験豊かな高齢者の話を聞くことは楽しく、そんな高齢者の方の想いを叶えるために、施設みんなで協力していくことにもやりがいを感じられる仕事です。職場で楽しく働いている様子を映像で伝えることで、若者に介護職の魅力を訴求できると考えています。また、動画を掲載するだけではなく、自分に合っている職種がわかるような診断や、質問に答えられるようなチャットを作るなど、総合的な求人サイトを目指しています。

なお、掲載エリアは、はじめは地元・九州に限定しますが、ゆくゆくは全国規模のサイトにしていく予定です。

●支援を募るため、クラウドファンディングに挑戦中
現在、求人サイト設立に向けて、当社ではクラウドファンディングに挑戦しています。集まった資金はサイト製作費、サイトの広告費、運営のための人件費などに充てさせていただきます。当社の挑戦が、人手不足という介護業界全体の課題を解決する一助になればと願っています。

●クラウドファンディング概要
1．プロジェクトURL
https://camp-fire.jp/projects/view/752167
2．支援募集期間
～2024年6月30日　23時59分
3．目標金額
150万円
4．リターン
・正式に完成した求人サイトへの掲載（九州エリアの介護施設／九州以外は全国版完成以降に掲載）
・オンライン介護相談（介護の現場や経営に関するお悩み相談）
・活動日記（活動内容を2年間、メールでお届け）
・お礼の手紙（メール／直筆）