安全は、声かけから生まれる。建設現場の“伝える力”を鍛える「安全スピーチコンテスト」初開催決定

6月~7月の「全国労働安全週間」を『声かけ』の重要性を考える機会に

ハタコンサルタント株式会社

建設技術特化型研修サービスを展開する、ハタ コンサルタント株式会社(本社所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:降籏 達生)は、現場の技術者や監督者を対象に、実践型の話し方トレーニングを行う「安全スピーチコンテスト」を、2025年秋より初開催いたします。

安全スピーチ状況

 

「安全スピーチコンテスト」:https://hata-web.com/open-seminar/6008/

 

厚生労働省と中央労働災害防止協会が主唱する「全国労働安全週間」が始まり「安全」への機運が高まる6月から7月の時期にあわせて、建設現場での「声かけ」の重要性を考える機会にしていただきたく本日発表することといたしました。

 

■その「一言」が命を守る。

 

建設現場において、何よりも大切なのが「安全」です。

 

毎年、建設業界では、「全国労働安全週間」(7月1日~7日)を前に、6月を「準備月間」と定め、各現場で安全管理体制の強化や意識向上活動が実施されています。しかし、多くの現場では「形だけ」「掛け声だけ」に終始し、形式的な朝礼やミーティングが形骸化しているという課題も浮き彫りになっています。また、ヘルメット・安全帯・安全靴・安全柵――いくら設備や装備を整えても、現場で働く「人」の意識や行動が伴わなければ、真の安全は実現しません。

 

最も効果的なのは、現場の技術者や監督者による「声かけ」です。とりわけ、朝礼やミーティングでのスピーチが、技能者の安全意識を高める決定打となることがあります。

 

■“たった一言”で現場が変わる、命が守られる

~実際の現場から学ぶ、声かけの力~

 

【事例1】

ある現場で起きた“たった一言”の差

 

ある土木現場でのこと。

前日までの雨により、足元が滑りやすくなっていたにも関わらず、作業員たちは日課の作業をそのまま進めようとしていました。

その朝、現場監督が朝礼でこう言いました。

「今日は足元が非常に危険です。『慣れているから大丈夫』ではなく、『慣れているからこそ慎重に』。一人ひとりが安全の見本になりましょう。」

このスピーチのあと、ある作業員が自ら滑り止め処理を申し出たことで、作業全体に慎重さが広がり、結果として当日の転倒事故ゼロを達成しました。

同じ現場で、前年は小さな転倒が相次いでいたのです。

 

【事例2】

「明るい声かけ」が救ったヒヤリ・ハット

 

別の舗装現場では、夜間作業中にバックホウの運転手が死角にいた作業員に気づかず、接触寸前まで迫ったことがありました。

そのとき、近くで誘導していた若手の現場代理人が、とっさに明るく大きな声で、

「〇〇さん、そっち危ないですよ!今すぐ1歩下がって!」

と叫びました。直後、作業員はとっさに動いて事なきを得ました。

後日、作業員はこう語りました。

「怒鳴られたら反射的に固まって動けなかったかもしれない。でも“明るく強い声”だったから、瞬時に反応できた。」

このように、「声のかけ方」「言葉の選び方」によって、反応の質は大きく変わります。まさに、命を守るスピーチです。

 

【事例3】

朝礼スピーチ:共感を呼ぶ一言が空気を変える

 

さらに、ある鉄骨工事の朝礼で行われたスピーチは、参加者の意識を明らかに変えました。その若手所長は、こう切り出しました。

「今日は30度を超える暑さが予想されています。

でも、何より怖いのは『無理して頑張ってしまうこと』です。

休憩は遠慮せずに取ってください。

自分の体は、自分だけのものじゃない。

家族や仲間のために、元気に帰ることが一番大事なんです。」

このスピーチに、うなずく作業員が多く見られました。

午後、ある職人が自ら早めに水分補給の声かけをし、熱中症を未然に防ぐことができたのです。

スピーチは「上から目線の注意喚起」ではなく、「共感を生む対話」であることが、現場に良い循環を生み出しました。

 

■スピーチは「命を守る技術」――今こそ学び直しを

 

「技術者のスピーチが安全をつくる」

 

とはいえ、多くの建設技術者は「スピーチが苦手だ」と感じています。

原稿をそのまま読むだけ、声が小さくて伝わらない。

そうしたスピーチでは、現場の安全意識を高めることはできません。

 

そこで、私たちハタ コンサルタントは「スピーチは、命を守る技術である」と考えました。

 

■『安全スピーチコンテスト』開催決定!

 

当社はこの度、全国の現場技術者に向けて、以下イベントの開催を決定いたしました。

 

『安全スピーチコンテスト』

~朝礼・安全ミーティングで現場の安全意識を高める技術を身につける~

 

本イベントでは、単なる話し方ではなく、聞く人の心に届く話し方を、技術として身につけていただきます。そして当コンテストを通じて、安全意識を伝える「言葉の力」を鍛えていただきます。

 

<開催概要>

イベント名

 安全スピーチコンテスト

 ~朝礼・安全ミーティングで現場の安全意識を高める技術を身につける~

 

主催

 ハタ コンサルタント株式会社

 

対象

 建設現場に携わるすべての技術者(経験・役職不問)

 

プログラム日程

 ・第1講 話し方講座(1回目) 2025年9月26日(金)14:00~17:00

 ・第1講 話し方講座(2回目) 2025年10月31日(金)14:00~17:00

 ・第2講 スピーチ練習会   2025年11月28日(金)13:00~17:00

 ・第3講 地区予選

   - 東京 12月5日(金)10:00~17:00

   - 名古屋 12月12日(金)10:00~17:00

   - 大阪 12月19日(金)10:00~17:00

 ・第4講 全国大会 2026年1月23日(金)10:00~17:00

 

詳細・申込先

 https://hata-web.com/open-seminar/6008/

 

安全は、設備だけでは守れません。

「伝える力」こそが、安全をつくるのです。

 

■ハタ コンサルタント株式会社について

当社は、建設技術者研修25万人、現場指導6000件の実績を持つ建設業の工事現場に特化した経営支援を提供するコンサルティング会社です。工事現場の効率化、安全管理、コスト削減、品質向上など、建設現場の課題解決に向けた専門的なサポートを行います。現場に精通した経験豊富なコンサルタントが、クライアントのニーズに応じたカスタマイズされたソリューションを提供し、現場運営の改善と生産性向上を実現。建設業界の持続的な成長を支援しています。当社は「建設技術特化型研修サービス」のリーディングカンパニーとして、建設業界に「建設技術」の必要性をさらに広め、今後は全国9箇所に拠点を設置してゆく予定です。また、上場を視野に、2030年の売上目標である12.4億円を達成できるよう事業を拡大してまいります。

 

■会社概要

会社名  :ハタコンサルタント株式会社

本社所在地:愛知県名古屋市中村区名駅四丁目2番28号 名古屋第二埼玉ビル5階

東京本店 :東京都中央区銀座7丁目15-8 タウンハイツ銀座406

大阪本店 :大阪府大阪市中央区南船場四丁目10番5号 南船場SOHOビル702

創業   :1998年11月

設立   :2000年9月19日

資本金  :10,000千円

事業内容 :建設関連経営・技術コンサルティング事業・セミナー事業・

ISO認証取得コンサルティング事業・人材派遣事業・有料職業紹介事業

URL   :https://hata-web.com/

 

 

<本件に関する問い合わせ先>

ハタコンサルタント株式会社 広報担当:降籏 達生

TEL:052-533-9688  Mail:furuhata@hata-web.com 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

ハタコンサルタント株式会社

0フォロワー

RSS
URL
https://www.hata-web.com/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
愛知県名古屋市中村区名駅4-2-28 名古屋第二埼玉ビル
電話番号
052-533-9688
代表者名
降籏 達生
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2000年09月