「SELカンファレンス2025」開催 問いと対話の力で、ウェルビーイングな学校へ
不登校や教員のメンタルヘルスなど、教育現場を取り巻く課題について考える

株式会社roku you(本社:沖縄県那覇市、代表取締役:下向依梨)は、社会性と情動の学習(SEL: Social Emotional Learning)を軸に、教育現場の内側から学校文化や教育システムの変容を共に探求するカンファレンス「SELカンファレンス2025 〜問いと対話の力で、ウェルビーイングな学校へ〜」を2025年9月20日(土)にSAKURA innobase Okinawaにて開催いたします。
本イベントでは、全国の教育実践者・行政関係者・研究者が一堂に会し、「現場から生まれる問い」と「対話によるつながり」を通して、これからの学校のあり方を共創していく場となることを目指します。
沖縄県を含め全国の学校現場では、不登校の増加や探究学習の形骸化、教員不足など多様な問題に直面しています。特に沖縄県では、教員の多忙化や児童・生徒の変化、家庭の経済格差による対応の困難性、地域コミュニティの希薄化により、教員の病気休職率が全国で最も高くなっており、早急な課題解決が求められます。
私たちは、その解決のヒントがSELにあると考えています。本カンファレンスでは、SEL実践校の知恵、行政の取り組み、地域での活動を掛け合わせ、プレゼンテーションや対話を通じ、多様な課題解決への足がかりを掴みます。
パネルディスカッションの登壇者のお一人である鎌倉市教育長の高橋洋平様は、教育を取り巻く諸問題を教育行政の仕組みから解決する取り組みを進めておられます。鎌倉市独自の教員採用による働き方改革の推進や「学びの多様化学校」設立による不登校支援、さらに自治体が競い合うのではなく共有・共創し合う教育長ネットワークの創出など、教育行政における先進的な実践について語っていただきます。
また、ASPaRK代表であり前・札幌新陽高校校長の赤司展子様からは、学校長として推進された学校改革の実践からヒントをいただきます。職員会議を廃止し、教員間の対話の場へと転換した取り組み、地域との協働、多様性を体現する校則の見直しなど、現場からの改革事例を基にお話しいただく予定です。
開催概要
名称:SELカンファレンス2025 〜問いと対話の力で、ウェルビーイングな学校へ〜
■日時:2025年9月20日(土)13:00〜17:15(12:30開場)
■場所:SAKURA innobase Okinawa(那覇市松山1-2-13 長谷工那覇ビル1階)
■参加費:無料
■定員:約50名(招待制/教員・行政など)
■運営体制
• 主催:株式会社roku you
• 共催:株式会社うむさんラボ
• 後援:沖縄県教育委員会
■申込方法:報道関係の方はメールにてお申込みください。
→ info@roku-you.co
プログラム(予定)
13:00 オープニングトーク
• 福谷 彰鴻(システム思考教育家)
• 下向 依梨(株式会社roku you 代表)
13:25 活動紹介
SEL導入による実践紹介と現場の変化共有(roku youより)
13:35 パネルディスカッション
テーマ:教育システムにおけるSELの役割
登壇者(敬称略):
• 高橋 洋平(鎌倉市教育委員会 教育長)
• 赤司 展子(ASPaRK CEO/前・札幌新陽高校校長)
• 沖縄県教育委員会(予定)
15:20 インスピレーショントーク
「教育の課題と可能性をシステムで捉える」/福谷 彰鴻
15:35 実践プレゼンテーション&対話セッション
テーマ:「“まずはやってみた”から見えてきた問いを、みんなで考える」
登壇校(予定):
◼︎ 豊見城市立長嶺中学校 新崎峰子 校長
「地域企業を巻き込んだ探究の学びの設計」
◼︎ うるま市立天願小学校 親田拓之 教諭
「教員同士の対話とプロジェクトによる教員の主体的な学びの実現」
◼︎ 沖縄県立宮古総合実業高校 亀川愛華 教諭
「 宮古総実らしい“対話”のあり方 - 学科の架け橋づくり - 」
◼︎ 沖縄県立球陽高校 川端俊一 教諭
「教員の対話から始まる自己変容と、探究の深化へ — チームづくりが生む学びの連鎖」
◼︎ 名古屋市教育委員会 新しい学校づくり推進課 上川高史 主事
「新たな教育制度の調査研究及び安全安心な居場所づくり」
17:15 クロージング
登壇者プロフィール

福谷 彰鴻(ふくたに あきひろ)|システム思考教育家
東京大学教育学研究科修了。教育現場や企業・行政にて、システム思考や対話型の学びをベースに研修・支援を実施。Academy for Systems Change、Hult International Business School MBA等で学びを展開中。

高橋 洋平(たかはし ようへい)|鎌倉市教育委員会 教育長
東北大学教育学部卒業後、文部科学省に入省。教育DXや福島県の震災復興、アメリカでの教育研究に従事。文部科学省を退職した後、外資系コンサルティングファームにて教育チームのマネージャーとして、学校組織の改革などに取り組む。2023年8月に鎌倉市教育委員会教育長に就任。
2024年3月「一般社団法人LEAP」を立ち上げ、理事・事務局長を務める。

赤司 展子(あかし のぶこ)|ASPaRK代表取締役CEO/前・札幌新陽高校校長
事業会社勤務を経てPwC入社後、福島県双葉郡で教育復興に携わったことをきっかけに起業。札幌新陽高校では「複業する校長」として学校改革を推進し2025年3月に退任。NPOインビジブル理事、(一社)SAPPORO PLACEMAKING LABO理事などを兼務し、教育とアート、ビジネスを横断する社会彫刻家として活動している。

下向 依梨(しもむかい えり)|株式会社roku you 代表
米国・ペンシルベニア大学教育大学院で発達心理学において修士号を取得。帰国後は東京のオルタナティブスクールに勤務。2019年に株式会社roku youを沖縄県にて設立、代表取締役に就任。SEL(Social Emotional Learning)を基軸に、全国延べ100校以上の学校改革や総合的な探究の時間に関わる。著書に『世界標準のSEL教育のすすめ「切りひらく力」を育む親子習慣:学力だけで幸せになれるのか?』(小学館)がある。



株式会社rokuyou
■株式会社rokuyouについて
一人一人の生まれ持った可能性が磨かれ続け有機的に響き合う豊かな社会をつくることを目標に、SEL(Social Emotional Learning)をベースとしたカリキュラム・プログラム制作や小学校から大学までの学校や教育委員会への伴走支援を行っています。
【会社概要】
株式会社rokuyou
代表 :下向 依梨
設立 :2019年4月
事業内容:
- SELをベースとした教材・プログラム制作
- 授業や研修の提供
- 学校・自治体へのコンサルティング・コーディネート事業 等
URL :https://www.roku-you.co/about/
note :https://note.com/roku_you/
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