農福連携で胡蝶蘭を生産するAlonAlon(理事長那部智史、千葉県いすみ市)と、日本の園芸文化のパイオニア第一園芸株式会社との「農福連携」プロジェクトが、さらに進化しました。
2025年1月からスタートした胡蝶蘭の取引に続き、AlonAlonの農園(就労継続支援B型事業所)でスキルアップした利用者が第一園芸に就職し、4月から会社員としての仕事をスタートさせました。


<取組みの概要>
今回の提携は、高度な専門知識と技術に定評のある第一園芸株式会社が、AlonAlonの胡蝶蘭の品質の高さを認め、ビジネスパートナーとして胡蝶蘭の仕入れ先とすることからさらに進んで、AlonAlonの農園でスキルアップした利用者を社員として雇用することで、第一園芸の贈答用の花鉢の中で売上トップを長年保ち続けている胡蝶蘭の一部を、社員が生産に関わることで、生産から販売まで自社で一貫して行うことを実現する取り組みです。
障がい者の特性は生産において大きな強みになります。例えば自閉症特有のこだわりの強さは、他に類を見ないほど高品質な胡蝶蘭鉢を生み出す要素となり、知的障がい者の持つ作業の継続力は、生産性を向上させる重要な力となっています。また、SDGs の理念が広がる中で、障がい者の作った花を受け入れる社会的な環境も整備されつつあります。
<取組みの意義>
この取り組みはAlonAlonにとっては、就労継続支援B型事業所の利用者が企業への就職によるステップアップを実現する農福連携の新しい選択肢を実現することになります。
第一園芸株式会社にとっては、AlonAlonとのコラボレーションによって障がい者の継続力や集中力といった特性を理解し、経験や特性を生かした「花屋だからこそできる農福連携」、社会課題である障がい者雇用を本業にもっとも親和性の高いところで実現する取り組みです。


<今後の展望>
ビジネスの力で社会課題を解決するAlonAlonは、「障がい者と稼ぐ社会の実現」を目指していきます。
花卉業界の一流企業である第一園芸とのコラボレーションにより、リソース・ネットワーク・ノウハウを活用させてもらうことで、NPO法人の枠にとどまることなく、障がい者の社会的自立を後押しし、持続可能な社会の実現に貢献できる取組みをさらに加速させていきます。
今回の取り組みについての第一園芸株式会社のプレスリリースはこちらからご覧いただけます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000296.000028146.html
NPO法人AlonAlon
AlonAlonは農福連携の新しいビジネスモデルで、知的・精神障がいの方たちに、生きがい・働きがいのある安定した仕事を創ることを目指しています。お世話するのでなく、障がいのある人々がスキルを身につけて成長し、やりがいを感じて仕事ができ、最終的には親亡きあとも自立できる力をつけてもらうことを目標としています。
住所:〒299-4502千葉県いすみ市岬町中原3863-61TaitoStyle D-02
問い合わせ先:p-info@alonalon.or.jp
担当:池田
TEL:0470-62-6215
NPO法人AlonAlonのプレスリリース⼀覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/151464
第一園芸株式会社
第一園芸は、花と緑のプロフェッショナルとして創業127 年を迎える、三井不動産グループの企業です。店舗やオンラインショップでの個人/法人向け商品の販売、婚礼装花、オフィスビルや商業施設などの都市緑化や公園・庭園などの造園・管理を手がける緑化事業、季節の空間装飾事業など、幅広い事業を展開しています。今後も第一園芸は花と緑に囲まれ豊かで潤いのある、そして持続可能な社会の実現を目指して挑戦しつづけます。
所在地:東京都品川区勝島1 丁目5 番21 号 三井物産グローバルロジスティクス勝島20 号館
代表者:代表取締役社長 山村勝治
創業:1898 年(設立1951 年)
資本金:4 億8 千万円
株主:三井不動産株式会社(100%)
問い合わせ先:第一園芸株式会社 ブランド推進部 谷中
Tel:03-6404-1501 / Mail:info_pr@daiichi-engei.co.jp
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