Airwallex、シリーズG資金調達ラウンドで3億3,000万ドルを調達し、企業評価額は80億ドルに
〜サンフランシスコに新たなグローバル本社を設立〜
*本アラートは米国カリフォルニア州サンフランシスコで現地時間2025年12月8日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。
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評価額は6か月前のシリーズFから約30%上昇し、Addition、T. Rowe Price Associates、Activant、Lingotto、Robinhood Ventures、TIAA Venturesが出資元として新たに参画
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10億ドル超を投じ、米国でのプレゼンスをさらに強化
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サンフランシスコに第二のグローバル本社を設立し、米国事業の拡大、AI開発の加速、イノベーション中心地での人材強化を推進
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複雑な財務オペレーションを自動化する専用AIエージェントを発表し、大胆なAIロードマップを実行
現代ビジネス向けの金融プラットフォームを提供するリーディングカンパニーであるAirwallexは、シリーズG資金調達ラウンドで3億3,000万ドルを調達しました。今回のラウンドには、Additionのほか、T. Rowe Price、Activant、Lingotto、Robinhood Ventures、TIAA Venturesが参加しています。
今回の資金調達により、Airwallexの企業評価額は80億ドルとなり、6か月前のシリーズFから約30%の増加を記録しました。調達資金は、米国および世界の主要市場での事業拡大に加え、AI人材の採用強化や製品開発に活用されます。

さらに、同社の力強い成長と米国市場への深いコミットメントを背景に、Airwallexはサンフランシスコに第二のグローバル本社を設立します。2026年から2029年にかけて10億ドル超を投じ、米国事業の拡大、優秀人材の確保、物理的拠点およびブランドプレゼンスの強化を進めてまいります。
Airwallexの共同創業者 兼 CEOのジャック・チャンは、次のように述べています。「私たちは、グローバルバンキングの未来が国境を越え、リアルタイムで、インテリジェントになると信じています。従来の金融機関は、現代のビジネスの運営方法とは根本的に相容れず、当社の投資家は、私たちがこの分野を形作る競争で先行していることを理解しています。私たちは、グローバルバンキング、決済、請求、財務管理、支出を一つのプラットフォームで提供する、独自の金融インフラを基盤とした現代的な代替手段を構築しています。今回の資金をもって当社の成長を加速させ、技術的リーダーシップをさらに高め、米国を含む世界の主要市場での地位をさらに強化してまいります。」
Airwallexの2025年の業績は、今回の資金調達ラウンドに対する強い関心を集めました。主な成果は以下の通りです。
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年換算収益は10月に10億ドルを突破し、前年比90%増を記録
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年間取引額は前年比で2倍となり、10月時点で2,350億ドル以上に成長
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顧客基盤の約半数が複数プロダクトを利用しており、プロダクトマーケットフィットがさらに拡大していることを示唆
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世界で80のライセンスおよび許認可を保有し、200以上の国・地域での事業展開や多通貨決済を大規模に支援
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12の新規市場(フランス、オランダ、イスラエル、カナダ、韓国、日本、ニュージーランド、マレーシア、ベトナム、ブラジル、メキシコ、UAE)でライセンス取得や機能拡張を行い、規制対応およびローカル機能を強化
Additionのリー・フィクセル氏は、次のように述べています。「Airwallexはグローバルなビジネスバンキングの在り方を再定義しています。従来の金融システムは国境を跨いだビジネスを前提に設計されておらず、Airwallexはその課題を解決できる唯一無二の存在です。同社はその卓越したグローバル金融インフラ、ソフトウェア、AI機能により、世界のビジネスバンキングの未来を牽引するのに非常に適した立場にあります。」
Airwallex、サンフランシスコに第二本社を設立
今回の資金調達と同時に、Airwallexはサンフランシスコに第二のグローバル本社を設立することを発表しました。主要プロダクト、エンジニアリング、戦略的パートナーシップ、Go-to-Market(GTM)などのチームを、世界のAIイノベーションと人材が集まる拠点に配置する狙いがあります。
Airwallexのグローバル戦略において、米国は重要な市場です。今後12カ月で米国の従業員数を2倍の400名以上に拡大する計画で、サンフランシスコオフィスの面積も2倍に拡張する予定です。
2015年にオーストラリアで創業したAirwallexは、現在2,000名以上のグローバル社員を擁し、2026年末までに50%以上のチーム拡大を目指しています。こうした人材強化を通じ、世界中でのインフラ投資やパートナーシップ拡大を継続的に推進します。
次世代の「インテリジェントな財務オペレーション」を加速
Airwallexは、実際の財務ワークフローを遂行する専門的なAIエージェントの構築を進めており、これらが「完全自律型ファイナンス部門」の基盤となります。AIエージェントは決済、財務管理、支出活動などのコンテキストデータを活用し、経費承認、ポリシーチェック、タスク全体のオーケストレーションなど、複数ステップを要する高付加価値の業務を自動化します。数百の特化型AIエージェントが今後プラットフォーム全体に拡大し、企業は手作業を大幅に削減しながら、これまでにないスピードと正確性で業務を遂行できるようになります。
Airwallexの共同創業者 兼 CEOであるジャック・チャンは、次のように述べています。「AIがソフトウェアコストを下げる時代では、インフラとデータが究極の差別化要因です。Airwallexは“入金から出金まで”顧客の財務オペレーション全体を繋ぐことで、AIエージェントがコンテキストデータに基づき高精度に業務を処理することを可能にします。この当社固有の可視性は、Airwallexのスケーラブルな金融インフラを基盤としており、“AIエージェント型ファイナンス”を実現します。」
第一弾として、Airwallexの支出管理プラットフォームにAIエージェントのスイートが導入されます。現在利用可能な「経費申請エージェント」は、各種ソースから領収書を収集し、取引との自動照合、経費分類、提出に必要な項目の自動入力までを行います。近日提供開始予定の「経費ポリシー審査エージェント」は、領収書の正当性を確認し、企業ポリシーへの適合性を審査し、例外の可能性がある場合は手動レビューのためにフラグを立てます。これらのエージェントは、経費管理から調達・支払いワークフローまでに至り、強力なコントロールを実現しながら大幅に手作業を削減し、月末処理の期間を短縮するよう設計されています。
Airwallexについて
Airwallex は、現代ビジネス向けの金融プラットフォームを提供するリーディングカンパニーです。国境を越た、リアルタイムで、インテリジェントな経済のために、グローバルバンキングの未来を創造しています。
スタートアップから上場企業まで、世界で20万社以上の企業がAirwallexを活用し、グローバルバンキングや財務オペレーションを管理したり、Airwallexのインフラを基盤に自社の金融製品を構築・モダナイズしたりしています。
2015年に豪州メルボルンで設立されたAirwallexは、北米、欧州、中東、アジア太平洋の各地域で80のライセンスを保有し、世界有数の包括的な金融インフラを築いています。Airwallexは、各地域の規制に準拠したインフラを基盤に、アクワイアリング、請求、グローバル口座、法人カード、支出管理などのサービスを世界中で展開しています。
本社はサンフランシスコとシンガポールに共同設立され、26拠点に2,000名以上の従業員を擁しています。
詳細については、www.airwallex.comをご覧ください。
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