株式会社FIVOR、真庭市の協力のもと真庭高校と連携し、未来型栽培「アクアポニックス」を活用した先端技術学習を実施
持続可能な栽培・養殖を学び、地域課題を解決できる人材育成を

株式会社FIVOR(岡山県倉敷市/代表取締役社長:藤木大輔/読み:ファイバー/以下「FIVOR」)は、2025年10月より岡山県真庭市の協力のもと、岡山県立真庭高等学校(岡山県真庭市/校長:竹内成長/以下「真庭高校」)と連携し、持続可能な栽培システム「アクアポニックス」を使った先端技術学習を開始します。
水と命が循環する「アクアポニックス」

アクアポニックスは、水耕栽培と水産養殖を組み合わせた持続可能な栽培システムです。微生物の働きにより魚の排せつ物が植物の栄養となり、植物が水を浄化します。
FIVORは、専門知識がなくてもアクアポニックスを安心して導入できる装置「TAMATE BOX」を開発しました。環境負荷を軽減しながら、栽培と養殖に取り組めます。
農業・漁業が抱える社会課題
農業就業者は1950年代以降減少を続けており、異常気象の頻発により作物の収穫も不安定です。一方、漁業では海水温の上昇や海洋汚染による漁獲量の減少が深刻化しています。また、養殖による環境汚染も課題です。
アクアポニックスは、こうした環境変動の影響を受けにくく環境負荷の少ない栽培・養殖システムとして、世界的に注目を集めています。
連携の目的
真庭市では人口の約10%が農業に携わっており(全国平均約3%)、「循環連携・共生社会」の実現を目標に掲げています。真庭高校の食農生産科では、農作物の育つ姿を間近で見ながら生産・加工・販売までを体験的に学習し、地域の未来を支える人材を育成。FIVORとの連携を通じて、先端技術であるアクアポニックスを含む施設型栽培への理解を深め、得た知見を今後の活動につなげることを目指します。
真庭高校生の学習内容と今後の展望

<令和7年(2025年)度>
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FIVOR担当者による事前授業

実施日 |
2025年10月9日(木) |
場所 |
真庭高校 会議室 |
対象者 |
真庭高校食農生産科 1年生・2年生 |
授業内容 |
・アクアポニックスによる生産の特徴とメリット |
2. FIVORショールーム見学会

実施日 |
2025年10月22日(木) |
場所 |
FIVORショールーム |
対象者 |
真庭高校食農生産科 1年生・2年生 |
見学目的 |
・実物を見学し、規模感や仕組みを体感 ・養殖・水耕・循環装置を観察し、関心を高める ・担当者の説明を通じて、理解を深める ・現場での気づきを通して、新たな課題を見いだす |
FIVORでは、アクアポニックス導入を検討している法人向けに、栽培・養殖ショールームを準備中です(※見学料有償)。オープンは2025年末ごろを予定しており、一足先に、真庭高校生に向けて見学会を実施します。見学・購入希望の事業者はお問い合わせください。
<令和8年(2026年)度>
さらに連携を深め、アクアポニックスを導入して学習機会を作っていく見込みです。
株式会社FIVOR 概要
株式会社FIVORは、持続可能な選択肢を社会実装し、すべての人々が豊かさを楽しめる未来を共に築くことを目指す会社です。循環型社会を実現する「アクアポニックス」設備を販売しながら、循環するくらしを実現します。

社名:株式会社FIVOR(ファイバー)
設立:2025年4月3日
所在地:〒710-8505 岡山県倉敷市上富井58
代表取締役:藤木 大輔
資本金:8,000,000円
丸五ゴム工業グループ
真庭市 概要
真庭市は岡山県の北中部に位置する、県内で最も広大な市です。面積の約8割が山林という豊富な里山資源に囲まれ、酪農や林業が盛んです。再生可能エネルギー「木質バイオマス」の活用や生ゴミの資源化などに積極的に取り組んでいます。2015年には持続可能な社会を目指した「真庭ライフスタイル」を掲げ、2018年に「SDGs未来都市」に選定されました。
真庭高等学校 概要
岡山県立真庭高等学校は、岡山県立落合高等学校と岡山県立久世高等学校の再編整備により、2011年に創立しました。農業・商業・看護の分野で、主体的に地域に参画し地域の未来を創造する人を育てています。

校名:岡山県立真庭高等学校
創立:2011年1月7日
所在地:〒719-3144 岡山県真庭市落合垂水448-1
校長:竹内成長
お問合せ先
株式会社FIVOR(ファイバー)
電話番号:086-422-5119
FAX:086-427-8587
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