イベントごみ問題に挑む――代官山 爽涼祭 2025で使用済み容器を土に埋めて分解する取り組み
折兼は、2025年9月20日(土)~21日(日)に開催された代官山 爽涼祭 2025に株式会社ピエクレックスと出展し、使用済みバガスカトラリーを土に埋めて分解する取り組みを行いました。
■サステナブルなお祭りを目指す代官山 爽涼祭 2025で、容器の循環を発信
代官山商店会と代官山爽涼祭 実行委員会が主催する本イベントは、「TSUNAGU(つなぐ)」をテーマにした、
人と人、地域、未来をつなげるお祭りです。代官山T-SITEの「縁」日から排出されるCO2の測定や、リソースハブ(ごみの回収ステーション)での分別回収などが行われました。
【代官山 爽涼祭 2025 公式サイト】 https://store.tsite.jp/daikanyama/souryousai/
持続可能なお祭りを目指すための、代官山 爽涼祭 2025の思いに共感し、折兼ではサステナブルな循環インフラ「P-FACTS(ピーファクツ)」を紹介。来場者にはエコなカトラリーをプレゼントし、さらに使用済みバガスカトラリーを土に埋めて分解する取り組みを行いました。


■P-FACTSで目指す、食と容器の循環
P-FACTSとは、堆肥化できる素材で作られた製品を「使用→回収→堆肥化→再利用」へとつなげ循環サイクルを構築する、株式会社ピエクレックス主導の取り組みです。
折兼では、使用後のバガス容器を回収・堆肥化し、その堆肥で育てた野菜や植物をイベントで再び活用する取り組みを行っており、堆肥化できるアパレル製品の開発・販売を行う株式会社ピエクレックスがP-FACTSを通じて「衣」の循環を推進するのに対し、折兼は「食」の循環を担い、ともに循環型社会の実現を目指しています。
お祭りなどで大量廃棄される「イベントごみ」は深刻な社会問題となっています。
堆肥化できるバガス製品はイベントごみ削減に貢献できることから、折兼ではこの特長を活かし、持続可能なイベントを目指して食の分野でのP-FACTSを推進しています。

■使用後のバガスカトラリーを、代官山T-SITEにて分解実験中
今回は実際に、代官山T-SITE内に使用後のバガスカトラリーを埋めました。
分解の過程を記録するとともに、分解された土の土壌分析を実施し、生分解性や安全性を調査します。


■「代官山 爽涼祭 2026」での全面的な使用も視野に。地元小学校との食育イベントも計画
土壌分析を経て、2026年の代官山T-SITEの「縁」日ではすべての料理をバガス容器で提供し、使用後は分別回収・堆肥化を実施、さらにできた肥料を地元の小学校に寄贈し、子どもたちに植物を育ててもらう「地域循環型イベント」の実施を検討しています。
そこでは「ごみが肥料になり、野菜を育て、再び食につながる」という体験を通して、循環の仕組みを自分ごととして学んでもらうことを目指しています。
ごみを減らすだけでなく、地域と未来世代をつなぐサステナブルな循環づくりを進めていきます。
■企業情報

株式会社折兼は、今年で創業139年となる食品包装資材の専門商社です。創業時は名古屋駅の駅弁用に木の折箱を製造販売する企業でした。現在はスーパーマーケットや飲食店、食品工場などへ食品包装資材を提供する専門商社として事業展開しております。そのほか、機械や店舗備品、衛生資材やフィルムなどの専門知識を持った社員が在籍することで、お客様の食にまつわるお悩みをワンストップで解決するサービスを展開しています。また、社会貢献活動の一環として、環境問題への取り組みに注力しており、異業種との連携にも力を入れております。
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