【池上総合病院】手術センターおよびハイブリッド手術室竣工【2026年1月19日稼働開始】
2025年の工事開始より「手術センター」が完成。高度な外科的治療が可能に

医療法人社団松和会 池上総合病院(東京都大田区、病院長 繁田明義)は、2025年に手術室の増設拡張およびハイブリッド化工事を着工。同年12月末の竣工より所属医師のトレーニングを実施し、2026年1月19日より稼働を開始いたしました。ハイブリッド手術室は高い清潔環境に手術室と血管造影室の機能を統合することで、カテーテルを用いた体に負担の少ない血管内治療と開胸・開腹を伴う外科手術を同時かつ同一の場所にて実施することを可能とします。
さらに、CTと遜色ない高精細な3D画像を術中に取得し、血管の走行や病変部位をリアルタイムに確認することができるとともに超音波画像診断装置(エコー)と連携し、透視画像と重ね合わせて表示する機能を活用することで、より精密な安全性の高い手技を実現します。



導入経緯と今後の展望について

この度の手術室改修は、より多くの患者様に高度な外科的治療を提供するため、かねてからの目的である手術件数の増加を目指し実施決定いたしました。その際、心臓血管外科と循環器内科の医師から「血管造影装置を備えた手術室」の必要性が提言され、多診療科で活用可能なハイブリッド手術室が最適であるとの判断に至りました。扱いやすさに加え高精細な画像取得により、手術の安全性が向上し、患者様にとっても大きなメリットが期待されます。
心臓血管センターは、5年前に東邦大学より専門医が着任以降、着実に症例数を伸ばし、特に大動脈疾患の診療においては当院の大きな強みとなっています。大動脈疾患に対しては、ステントグラフト内挿術と開胸手術のいずれにも対応可能な体制を構築し、患者様の状態に応じ最適な治療を提供しております。なかでもステントグラフト内挿術は年間130~140例と積極的に取り組み、豊富な実績を有しています。この度、今後さらに複雑化・高度化する症例にも対応すべく、高性能な床置き型血管造影装置を導入しました。

従来の懸垂型装置と比べ圧迫感が少なく、術者がストレスなく手技に集中できる環境を実現しています。また、大動脈解離などの緊急手術において、開胸手術中にステントグラフト治療へ迅速に移行できる点も大きな利点です。これからは大動脈疾患に加え、TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)にも積極的に取り組み、より低侵襲で質の高い先進医療を地域に提供してまいります。

池上総合病院について
東京都大田区池上に1993年10月開設した病床数384床を有する二次救急医療機関であり、東京都災害拠点連携病院指定を受けた地域密着型の総合病院として、「切れ目のない医療で地域の生活を支える社会を実現する」という理念のもと幅広い医療サービスを提供しています。また多くの診療科を設置し、急性期の治療からその後の治療を行う回復期リハビリテーション病棟・地域包括ケア病棟・療養病棟を備え、幅広い医療ニーズに対応しています。
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