アックス シャワナビニュース『海外のお風呂事情』発表! ~アメリカ人の70%の人は、朝のシャワー浴で目覚める~
ユニリーバ・ジャパンが展開する、男性用化粧品ブランド“AXE (アックス)”では、男性用ボディソープ『アックス ボディソープ』を8月18日(水)に発売しました。発売にあわせ、日本の若い男性のお風呂タイムをより楽しく、充実させるために、バスタイムに関する様々なニュースを『AXE SHOWER-NAVI NEWS』として、この夏から秋にかけて約10回、集中的に発信しております。
バスタブに熱いお湯にゆったりと肩までつかり、「はぁ~いい湯だなぁ」とつぶやく。こんな日本の入浴法は世界でも珍しいといわれます。そして、スーパー銭湯や日帰り温泉、リゾートスパなど、日本人は世界中のお風呂や入浴法をとりこみながら、多様なお風呂文化を育んできました。
『AXE SHOWER-NAVI NEWS』では、わたし達日本人が魅かれ、とりいれてきた世界のお風呂を、また世界各地の民族が育ててきたユニークなお風呂事情を発表します。
■アメリカ:70%の人が朝のシャワー浴で目覚める。朝食よりシャワーを選ぶという人も70%も!
いま世界のホテルの浴室は、バスタブとシャワー、洗面台に水洗トイレがコンパクトにまとまったスタイルがスタンダード。これはアメリカで生まれたお風呂です。
アメリカでこのようなお風呂が生まれた背景は、新天地アメリカに渡った人々が不衛生な暮らしのなかで疫病に苦しんだことがあります。1846~48年に起こったメキシコとの戦争では、「アメリカ軍兵士10万人中、戦死者1500人以上、病死者1万人以上にのぼる」という記録が残るほどでした。そして、1861年に始まった南北戦争を境に衛生の概念が生まれ、下水道や給排水の公共整備がされ、さらに個人の清潔がキーワードとなってゆきます。
そして、工業化した19世紀末の都市生活にあう、時間と経費をかけずに簡単で清潔になれる入浴法として選ばれたのはシャワーです。アメリカのホテルを舞台に、さらに技術革新が進み、1908年バッファローで「バスつき1ドル50セント」のホテルが建設されて大繁盛しました。1920年代に入ると、ホーローびき鋳鉄製バスタブの機械製造に成功。このバスタブのサイズが浴室の広さを決めるようになり、集合住宅にも普及していきました。
現在のアメリカでは、70%が朝のシャワー浴で目覚め、バスタブにつかる人は30%をきります。さらに、人に会うエチケットとして、朝寝坊したら朝食よりシャワーという人が70%だとか。(※)1日の終わりに癒しを求めて入る、わたし達日本人のお風呂とは正反対のアクティブな入浴法が定着しています。
※東京ガス都市生活研究所 日米お風呂調査より
■サウナ発祥の地はフィンランド。ほとんどの人が自宅にサウナを持っている!
フィンランドには、世界に広がったサウナ風呂の発祥の地。焼き石の上で水につけたシラカバの枝を振り、蒸気をたてる蒸し風呂です。バニアといわれるロシアの蒸し風呂も、構造はほとんど同じです。しかし、薪から電気・ガスへと技術革新したサウナのほうが有名になりました。
日本には、1956年メルボルンオリンピックに射撃選手として参加した許斐氏利が、他の国の選手が利用しているのをみて導入。開業中の東京温泉にサウナを加えたのが最初です。
フィンランドでは3人に1人はサウナを持っていると言われており、ほとんどの家にサウナはあるそうです。
■水を浴びる「水浴」が一般的な東南アジア。布の上から石鹸をつけて体を洗うことも。
熱帯から温帯にかけての地域ではお湯ではなく、水を浴びる「水浴」が一般的です。インドネシアでは一日に何回もマンディと呼ばれる水浴をします。バリには男女別に入る公衆の水浴場があって、女性はサロン(腰巻)をつけたまま入ります。
人前で裸をみせないのは、タイの農村の水浴でも同じです。女性は布を筒状に縫ったスカートのようなもの(パートゥン)で胸までを覆い、男性は布一枚を腰に。水浴のあとは、乾いた布をまとい濡れた布を下から落とします。布の上から石鹸をつけて洗うこともあり、お風呂場がある家でも、全裸になって洗うことはないそうです。
水浴に使うのは、家のそばの用水路や畑に引いてある水。雨季には雨水を溜めて使うこともあるとか。回数は1日に2から5回くらい、道具は使わずに手だけで洗います。水浴後のマストアイテムはタルク、いわゆるパウダーや天花粉で、爽快感のあるもの、香りつきと色々な種類のタルクが売られています。
■3世紀にスポーツ施設・飲食施設がある1600人収容の巨大公衆浴場があった!:ローマ
今も観光客が絶えないイタリア・ローマのカラカラ浴場は、3世紀にできた古代ローマ帝国の公衆風呂跡です。いちどに1600人が入浴できたといわれ、なんとボクシング、ボールゲーム、レスリング、重量挙げなどのスポーツ、劇場に図書館、飲食店、大ホールをもち、たくさんの彫刻が飾られた大文化センターでもありました。
古代ローマ帝国では、水道と道路が重要な土木事業で、そのうち40%の水道がローマ風呂の維持に使われたとか。さらに、「すべての道はローマに通ず」といわれたように道路の先には都市が築かれ、そこにはローマ風呂が造られました。その範囲は、ヨーロッパの辺境・イギリスから北アフリカ、中近東までと広大です。
しかし、古代ローマ帝国が滅びると、その維持ができなくなり、そこにキリスト教の広がりが追い打ちをかけて、とうとう中世末には、ヨーロッパからお風呂が消えてしまうのです。再びヨーロッパにお風呂が登場するのは、18世紀以降。産業革命の都市化で人口が集中し、汚染と伝染病の蔓延から衛生という概念が生まれた時でした。
■広大な地に多数の人がいる中国では、地方によってお風呂習慣は多種多様。
中国のお風呂習慣を知るには、中国映画「こころの湯(原題:SHOWER)」が参考になります。北京の昔ながらの銭湯には、日本の三助のような垢とりや、マッサージを施し手足の爪を切る爪師と呼ばれる男性がいます。この映画は、北京の開発で取り壊される銭湯を舞台にした物語で、主人がお客にマッサージをするというシーンがありました。
また、この映画では、内陸の陝西省(せんせいしょう)北部についても語られます。ほとんど雨が降らないこの地方では、普段はお風呂には入らない。けれど昔ながらの風習で、花嫁は婚礼の前にはお風呂に入らなければいけない。花嫁の父は穀物と引き換えに、村中の人々から貴重な水を少しずつ集め、母が焚くお風呂に入って嫁いだのだそうです。
陝西省北部は砂漠地帯で、冬は乾燥して寒く、夏はとても蒸し暑い。隣接する内蒙古自治区に住むモンゴル族や、チベット族などの中央アジアの遊牧民たちは、もともとはお風呂には入りません。乾燥した気候、草原で燃料がないことから、お風呂を持たなかったようです。
【参考文献】
参考書籍:吉田集而(著)風呂とエクスタシー 入浴の文化人類学
スーエレン・ホイ(著)清潔文化の誕生
参考資料:日米お風呂調査 東京ガス都市生活研究所
こころの湯 東宝株式会社出版・商品事業室
ウェヴサイト【洗いの殿堂】記憶博物館
※上記は、お風呂に関するWEBサイト「洗いの殿堂」(http://www.arainodendo.com/)を主宰するお風呂アドバイザー・おかきた'まりさんの協力を得て作成しました
【ご参考:商品概要】
2010年8月18日(水)新発売 『アックス ボディソープ/アックス ガイウォッシュ』
~アメリカで約1億3000万本を販売した男のためのボディソープ~
“アックス ボディソープ” (エッセンス/キロ/ツイスト)
アメリカで2005年の発売以降累計約1億3000万本*を販売している人気商品の成分及びパッケージを日本用にアレンジしたもので、男性がボディソープに求める“泡立ち”や“すすぎ”の良さなどの優れた性能に加えて、AXEらしい本格的な香りが楽しめる商品となっております。香りはフレグランス ボディスプレーにおける売り上げ上位のエッセンスとキロ、また2010年3月に新しく加わったツイストの3種類で展開します。
*ユニリーバUS調べ:全米男性用ボディソープ市場 2005年-2009年累計
“アックス ガイウォッシュ”
洗う箇所・用途に応じて、使い分けることができるAXEらしい男らしいクールなデザインのボディウォッシュツールです。クリーミーに泡立て広く洗える『泡立てサイド』と、しつこい汚れや古い角質をおとす『スクラブサイド』の2way仕様で、体全体を洗うことができます。
バスタブに熱いお湯にゆったりと肩までつかり、「はぁ~いい湯だなぁ」とつぶやく。こんな日本の入浴法は世界でも珍しいといわれます。そして、スーパー銭湯や日帰り温泉、リゾートスパなど、日本人は世界中のお風呂や入浴法をとりこみながら、多様なお風呂文化を育んできました。
『AXE SHOWER-NAVI NEWS』では、わたし達日本人が魅かれ、とりいれてきた世界のお風呂を、また世界各地の民族が育ててきたユニークなお風呂事情を発表します。
■アメリカ:70%の人が朝のシャワー浴で目覚める。朝食よりシャワーを選ぶという人も70%も!
いま世界のホテルの浴室は、バスタブとシャワー、洗面台に水洗トイレがコンパクトにまとまったスタイルがスタンダード。これはアメリカで生まれたお風呂です。
アメリカでこのようなお風呂が生まれた背景は、新天地アメリカに渡った人々が不衛生な暮らしのなかで疫病に苦しんだことがあります。1846~48年に起こったメキシコとの戦争では、「アメリカ軍兵士10万人中、戦死者1500人以上、病死者1万人以上にのぼる」という記録が残るほどでした。そして、1861年に始まった南北戦争を境に衛生の概念が生まれ、下水道や給排水の公共整備がされ、さらに個人の清潔がキーワードとなってゆきます。
そして、工業化した19世紀末の都市生活にあう、時間と経費をかけずに簡単で清潔になれる入浴法として選ばれたのはシャワーです。アメリカのホテルを舞台に、さらに技術革新が進み、1908年バッファローで「バスつき1ドル50セント」のホテルが建設されて大繁盛しました。1920年代に入ると、ホーローびき鋳鉄製バスタブの機械製造に成功。このバスタブのサイズが浴室の広さを決めるようになり、集合住宅にも普及していきました。
現在のアメリカでは、70%が朝のシャワー浴で目覚め、バスタブにつかる人は30%をきります。さらに、人に会うエチケットとして、朝寝坊したら朝食よりシャワーという人が70%だとか。(※)1日の終わりに癒しを求めて入る、わたし達日本人のお風呂とは正反対のアクティブな入浴法が定着しています。
※東京ガス都市生活研究所 日米お風呂調査より
■サウナ発祥の地はフィンランド。ほとんどの人が自宅にサウナを持っている!
フィンランドには、世界に広がったサウナ風呂の発祥の地。焼き石の上で水につけたシラカバの枝を振り、蒸気をたてる蒸し風呂です。バニアといわれるロシアの蒸し風呂も、構造はほとんど同じです。しかし、薪から電気・ガスへと技術革新したサウナのほうが有名になりました。
日本には、1956年メルボルンオリンピックに射撃選手として参加した許斐氏利が、他の国の選手が利用しているのをみて導入。開業中の東京温泉にサウナを加えたのが最初です。
フィンランドでは3人に1人はサウナを持っていると言われており、ほとんどの家にサウナはあるそうです。
■水を浴びる「水浴」が一般的な東南アジア。布の上から石鹸をつけて体を洗うことも。
熱帯から温帯にかけての地域ではお湯ではなく、水を浴びる「水浴」が一般的です。インドネシアでは一日に何回もマンディと呼ばれる水浴をします。バリには男女別に入る公衆の水浴場があって、女性はサロン(腰巻)をつけたまま入ります。
人前で裸をみせないのは、タイの農村の水浴でも同じです。女性は布を筒状に縫ったスカートのようなもの(パートゥン)で胸までを覆い、男性は布一枚を腰に。水浴のあとは、乾いた布をまとい濡れた布を下から落とします。布の上から石鹸をつけて洗うこともあり、お風呂場がある家でも、全裸になって洗うことはないそうです。
水浴に使うのは、家のそばの用水路や畑に引いてある水。雨季には雨水を溜めて使うこともあるとか。回数は1日に2から5回くらい、道具は使わずに手だけで洗います。水浴後のマストアイテムはタルク、いわゆるパウダーや天花粉で、爽快感のあるもの、香りつきと色々な種類のタルクが売られています。
■3世紀にスポーツ施設・飲食施設がある1600人収容の巨大公衆浴場があった!:ローマ
今も観光客が絶えないイタリア・ローマのカラカラ浴場は、3世紀にできた古代ローマ帝国の公衆風呂跡です。いちどに1600人が入浴できたといわれ、なんとボクシング、ボールゲーム、レスリング、重量挙げなどのスポーツ、劇場に図書館、飲食店、大ホールをもち、たくさんの彫刻が飾られた大文化センターでもありました。
古代ローマ帝国では、水道と道路が重要な土木事業で、そのうち40%の水道がローマ風呂の維持に使われたとか。さらに、「すべての道はローマに通ず」といわれたように道路の先には都市が築かれ、そこにはローマ風呂が造られました。その範囲は、ヨーロッパの辺境・イギリスから北アフリカ、中近東までと広大です。
しかし、古代ローマ帝国が滅びると、その維持ができなくなり、そこにキリスト教の広がりが追い打ちをかけて、とうとう中世末には、ヨーロッパからお風呂が消えてしまうのです。再びヨーロッパにお風呂が登場するのは、18世紀以降。産業革命の都市化で人口が集中し、汚染と伝染病の蔓延から衛生という概念が生まれた時でした。
■広大な地に多数の人がいる中国では、地方によってお風呂習慣は多種多様。
中国のお風呂習慣を知るには、中国映画「こころの湯(原題:SHOWER)」が参考になります。北京の昔ながらの銭湯には、日本の三助のような垢とりや、マッサージを施し手足の爪を切る爪師と呼ばれる男性がいます。この映画は、北京の開発で取り壊される銭湯を舞台にした物語で、主人がお客にマッサージをするというシーンがありました。
また、この映画では、内陸の陝西省(せんせいしょう)北部についても語られます。ほとんど雨が降らないこの地方では、普段はお風呂には入らない。けれど昔ながらの風習で、花嫁は婚礼の前にはお風呂に入らなければいけない。花嫁の父は穀物と引き換えに、村中の人々から貴重な水を少しずつ集め、母が焚くお風呂に入って嫁いだのだそうです。
陝西省北部は砂漠地帯で、冬は乾燥して寒く、夏はとても蒸し暑い。隣接する内蒙古自治区に住むモンゴル族や、チベット族などの中央アジアの遊牧民たちは、もともとはお風呂には入りません。乾燥した気候、草原で燃料がないことから、お風呂を持たなかったようです。
【参考文献】
参考書籍:吉田集而(著)風呂とエクスタシー 入浴の文化人類学
スーエレン・ホイ(著)清潔文化の誕生
参考資料:日米お風呂調査 東京ガス都市生活研究所
こころの湯 東宝株式会社出版・商品事業室
ウェヴサイト【洗いの殿堂】記憶博物館
※上記は、お風呂に関するWEBサイト「洗いの殿堂」(http://www.arainodendo.com/)を主宰するお風呂アドバイザー・おかきた'まりさんの協力を得て作成しました
【ご参考:商品概要】
2010年8月18日(水)新発売 『アックス ボディソープ/アックス ガイウォッシュ』
~アメリカで約1億3000万本を販売した男のためのボディソープ~
“アックス ボディソープ” (エッセンス/キロ/ツイスト)
アメリカで2005年の発売以降累計約1億3000万本*を販売している人気商品の成分及びパッケージを日本用にアレンジしたもので、男性がボディソープに求める“泡立ち”や“すすぎ”の良さなどの優れた性能に加えて、AXEらしい本格的な香りが楽しめる商品となっております。香りはフレグランス ボディスプレーにおける売り上げ上位のエッセンスとキロ、また2010年3月に新しく加わったツイストの3種類で展開します。
*ユニリーバUS調べ:全米男性用ボディソープ市場 2005年-2009年累計
“アックス ガイウォッシュ”
洗う箇所・用途に応じて、使い分けることができるAXEらしい男らしいクールなデザインのボディウォッシュツールです。クリーミーに泡立て広く洗える『泡立てサイド』と、しつこい汚れや古い角質をおとす『スクラブサイド』の2way仕様で、体全体を洗うことができます。
すべての画像