「ART IN THE OFFICE 2012」選出作品が完成
マネックス証券株式会社(以下「マネックス証券」)の「ART IN THE OFFICE」プログラムにおける本年度の選出作品、福士朋子(ふくしともこ)氏の「 take off / landing(テイクオフ/ランディング)」が、この度マネックス証券本社オフィス内に完成いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
「ART IN THE OFFICE」は、マネックス証券が 2008年より社会文化活動の一環として開始したプログラムで、本年度は 106点の応募作品案から福士氏の作品案が選出されました。
記
1.完成作品およびアーティストについて
(1) 作品「take off / landing」について
「take off / landing」はグローバルにビジネスを展開するマネックスグループの企業イメージに着想を得て、空港や飛行機などをモチーフにした 7点の作品で構成されています(「右」、「左」、「着陸/離陸」、「ギモン」、「天と地と」、「exit」および「 ON」)。いずれの作品もホワイトボードを支持体とし、マグネットや油性マジックなどの身近な素材を使って制作されており、一部の作品には「コマ割り」や「内語(注)」といったマンガに特有の表現手法を取り入れています。「コマ割り」により一つの画面の中で時間や空間、主体を変化させたり、「内語」により声には出さずに考えていることや一瞬よぎった意識を表現したりしています。着陸と離陸、右と左など対義語を視覚化していることも特徴です。制作の過程においてマネックス証券社員との交流会を開催し、そこで得たアイデアをヒントに制作された作品も含まれています。
(注)声や文字となって外に現れない言語。思考や黙読などを言語活動の内面化したものとして説明した言い方。内言語とも言う。
(2) 福士朋子氏プロフィール
2005年東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻油画修了。風景をモチーフにしたペインティングを経て、現在はホワイトボードにマジックや既製品のマグネット等を使って、マンガの要素を取り入れた作品を制作。作品の吹き出しに両義的な意味を含む言葉を用い、白でも黒でもない、あいまいな心境や立ち位置、あるいはそうした状況を作り出す社会を映し出す作品を制作。複合文化施設スパイラルが主催する公募展「SICF12」にてグランプリ受賞( 2011年)。東京都、東京文化発信プロジェクト室、および特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ主催のストリートペインティング・プロジェクトでは東京芸術劇場の工事仮囲いに作品「見て見て☆見ないで」を展示( 2011-2012年)。並行してマンガ「少女画帖」をウェブサイト (http://www.h7.dion.ne.jp/~lucky/works.html)で連載中。
(3) 福士朋子氏コメント
私は日常生活の中で頭の隅を一瞬よぎっては忘れてしまうようなことや、つぶやきのような言葉から作品を作っています。今回の応募では、世界中から様々な人が訪れて最新の情報を交換し、再び次の目的地へと旅立って行く空間をイメージしました。そして人々の行き交う空港と「 take off / landing」というテーマが浮かびました。今回のプロジェクトを通じて、私の作品とマネックス証券のオフィスと社員の方々、さらにマネックス証券に来訪される方々とのコラボレーションの一年となることを願います。
作品の制作・設置期間中に開催したマネックス社員の方々との交流会では、2コママンガを使ったワークショップを行いました。皆さんの発想のセンスの良さとリアクションの早さに刺激を受けて、さりげなくて何か動きのある作品を加えて展示を完成させたいと思いました。このような形で作品を完成させたのは初めての経験で、試行錯誤も楽しい時間でした。新しいオフィスの出発に、私にとっても新たな挑戦の機会を与えていただいたことに心より感謝しております。
2.「ART IN THE OFFICE」プログラムについて
本プログラムは、コンテンポラリー・アートの分野で活動する新進アーティストの支援を目的として、特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウの運営協力を得てマネックス証券が企画・主催しております。
広く作品案を公募し、5名の審査員によって選出された 1名のアーティストがマネックス証券本社内の会議室にて作品を制作、完成後およそ 1年間、会議室をその作品発表の場として提供するプログラムです。
過去の本プログラム作品および本年度プログラムの詳細につきましては、マネックス証券ウェブサイト(http://www.monex.co.jp)をご覧ください。
以 上
【マネックス証券株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 165号
加入協会:日本証券業協会・一般社団法人金融先物取引業協会・一般社団法人日本投資顧問業協会
「ART IN THE OFFICE」は、マネックス証券が 2008年より社会文化活動の一環として開始したプログラムで、本年度は 106点の応募作品案から福士氏の作品案が選出されました。
記
1.完成作品およびアーティストについて
(1) 作品「take off / landing」について
「take off / landing」はグローバルにビジネスを展開するマネックスグループの企業イメージに着想を得て、空港や飛行機などをモチーフにした 7点の作品で構成されています(「右」、「左」、「着陸/離陸」、「ギモン」、「天と地と」、「exit」および「 ON」)。いずれの作品もホワイトボードを支持体とし、マグネットや油性マジックなどの身近な素材を使って制作されており、一部の作品には「コマ割り」や「内語(注)」といったマンガに特有の表現手法を取り入れています。「コマ割り」により一つの画面の中で時間や空間、主体を変化させたり、「内語」により声には出さずに考えていることや一瞬よぎった意識を表現したりしています。着陸と離陸、右と左など対義語を視覚化していることも特徴です。制作の過程においてマネックス証券社員との交流会を開催し、そこで得たアイデアをヒントに制作された作品も含まれています。
(注)声や文字となって外に現れない言語。思考や黙読などを言語活動の内面化したものとして説明した言い方。内言語とも言う。
(2) 福士朋子氏プロフィール
2005年東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻油画修了。風景をモチーフにしたペインティングを経て、現在はホワイトボードにマジックや既製品のマグネット等を使って、マンガの要素を取り入れた作品を制作。作品の吹き出しに両義的な意味を含む言葉を用い、白でも黒でもない、あいまいな心境や立ち位置、あるいはそうした状況を作り出す社会を映し出す作品を制作。複合文化施設スパイラルが主催する公募展「SICF12」にてグランプリ受賞( 2011年)。東京都、東京文化発信プロジェクト室、および特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ主催のストリートペインティング・プロジェクトでは東京芸術劇場の工事仮囲いに作品「見て見て☆見ないで」を展示( 2011-2012年)。並行してマンガ「少女画帖」をウェブサイト (http://www.h7.dion.ne.jp/~lucky/works.html)で連載中。
(3) 福士朋子氏コメント
私は日常生活の中で頭の隅を一瞬よぎっては忘れてしまうようなことや、つぶやきのような言葉から作品を作っています。今回の応募では、世界中から様々な人が訪れて最新の情報を交換し、再び次の目的地へと旅立って行く空間をイメージしました。そして人々の行き交う空港と「 take off / landing」というテーマが浮かびました。今回のプロジェクトを通じて、私の作品とマネックス証券のオフィスと社員の方々、さらにマネックス証券に来訪される方々とのコラボレーションの一年となることを願います。
作品の制作・設置期間中に開催したマネックス社員の方々との交流会では、2コママンガを使ったワークショップを行いました。皆さんの発想のセンスの良さとリアクションの早さに刺激を受けて、さりげなくて何か動きのある作品を加えて展示を完成させたいと思いました。このような形で作品を完成させたのは初めての経験で、試行錯誤も楽しい時間でした。新しいオフィスの出発に、私にとっても新たな挑戦の機会を与えていただいたことに心より感謝しております。
2.「ART IN THE OFFICE」プログラムについて
本プログラムは、コンテンポラリー・アートの分野で活動する新進アーティストの支援を目的として、特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウの運営協力を得てマネックス証券が企画・主催しております。
広く作品案を公募し、5名の審査員によって選出された 1名のアーティストがマネックス証券本社内の会議室にて作品を制作、完成後およそ 1年間、会議室をその作品発表の場として提供するプログラムです。
過去の本プログラム作品および本年度プログラムの詳細につきましては、マネックス証券ウェブサイト(http://www.monex.co.jp)をご覧ください。
以 上
【マネックス証券株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 165号
加入協会:日本証券業協会・一般社団法人金融先物取引業協会・一般社団法人日本投資顧問業協会
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