千葉県ご当地枕シリーズ第4弾。千葉県産・天然樹木サンブスギ使用。自宅に居ながら森林浴気分が味わえる森林浴睡眠枕「ピロー・オブ・セドロール」、4月25日発売。
枕をはじめとする寝具・睡眠グッズの企画開発、及びインターネット販売を行っている、まくら株式会社(千葉県柏市、代表:河元智行)は、千葉県ご当地枕シリーズ第4弾として、自宅に居ながら森林浴気分が味わえる森林浴睡眠枕「ピロー・オブ・セドロール」を、2016年4月15日に発売します。この「ピロー・オブ・セドロール」は、千葉県産・天然樹木サンブスギ材を枕の中素材として利用した枕で、スギから発せられる香り成分「セドロール」を感じることができる枕になっています。
現在、スギ科やヒノキ科の天然樹木から発せられる香り成分「セドロール」が注目を浴びています。
「セドロール」には、鎮静作用やリラックスできる効果のほかに、眠りの質を高める効果もあると言われています。森林浴で香る、あの香り。森林浴で落ち着いた気持ちになれるのも、この「セドロール」の効果が影響しているとも言われています。
そんな「セドロール」を含む、千葉県産・天然樹木サンブスギのチップを100%使用した枕が「ピロー・オブ・セドロール」です。
毎日毎晩、いつも顔の近くにあり、長い時間触れている「枕」に、「セドロール」をプラス。セドロールの効果を最大限に楽しめるよう設計しました。
また、枕の中素材で使用している杉材は、千葉県産で希少価値の高い「サンブスギ」を使用。サンブスギの香り成分が広く広がるよう、薄いチップ状に加工し、枕の中に詰め込みました。
枕の形状は、首もとがぴったりとフィットする中央くぼみ型形状。硬めの素材感を生かす形状となっています。
枕カバーには、天然由来成分配合のオーガニックボタニカル繊維生地を使用。自然に近い肌に優しい感触を実現しました。
サイズは、約35×50cm、重さは約800g。
中素材は、千葉県産サンブスギチップ。
価格は、6,000円(税別)、発売日は、2016年4月25日。
販売は、ご当地まくら専用WEBサイト( http://www.gotouchi-makura.com/chiba/pillowofcedrol/ )、及び 枕と眠りのおやすみショップ!( http://item.rakuten.co.jp/oyasumi/999-000360-20/ )にて、4月25日より行います。
ぜひ、ご自宅で森林浴睡眠をお楽しみください。
- 【開発秘話】
その日は、胸が高鳴っていた。
1人電車に揺られる帰り道。
「千葉県にもこんなに魅力的なものがあったのか!」
「すごいこだわりがあって良い商品でも世の中に知られていないものはたくさんある」
「千葉県の産品や地域資源を枕を通して、もっともっと全国にアピールできないだろうか?」
千葉県旭市で出会った「伝統製法で作られた天日塩」の感動がいまだに収まらない。
この塩を使って塩まくらを作る!
きっと千葉県にはまだまだ魅力的なものはたくさんあって、発掘されていない地域資源がたくさん眠っているのだろう・・・
そして、電車の中で、あれこれ連想するのでした。
「あっ、千葉県の天然樹木のサンブスギを使った枕、作れないだろうか?」
そう、このサンブスギは千葉県で生まれた優良な性質を多く持つ挿し木スギで、さらに花粉の少ないスギ優良品種のひとつとしても選ばれています。
そしてなにより、スギには、「セドロール」という香り成分が含まれていると言われています。このセドロールは、数々の研究結果や論文などから、睡眠に好影響を与える物質として認知されています。
私たち商品開発チームも、以前からセドロールを使った枕の開発ができないか、検討を重ねていましたが、それは実現していませんでした。
実は、すでに「スギ」製品を多数、世に送り出している木更津市の「株式会社ティ・エス・シー」さんという会社と親交がありました。
その際、何度か、「スギを使った枕が作れないか?」、検討を重ねていたのです。
木更津市の「株式会社ティ・エス・シー」さんとの出会いは、千葉県産業振興センターさんからの紹介からでした。
まくら株式会社は、2014年に国の地域資源活用事業の認定を受けました。
これは地域資源を活用して事業展開をする企業を認定する法制度で、農林水産省・経済産業省から認定を受けるものになっています。
この認定は、とても難易度の高いもので、千葉県内でも1年に1社程度しか認定を受けることができていません。
そのような中、まくら株式会社は、2014年に国の地域資源活用事業の認定を受けた訳なのですが、なんと、その前年、2013年に同じ千葉県で地域資源活用事業の認定を受けた企業があったのです。
それが、木更津市の「株式会社ティ・エス・シー」さんだったのです。
※千葉県ホームページ(地域資源活用認定事業社一覧)
https://www.pref.chiba.lg.jp/sanshin/renkei/chiikishigen/hounintei.html
そのご縁もあり、お互いで、
「なにか・・・、いつか・・・、協力して商品開発ができればいいですね」
という、曖昧なやりとりがあったのでした。
電話の受話器を取ったのは、翌日の朝でした。
「スギで枕を作りたいんです!」
「森林浴している気分が味わえる枕が作りたいんです!」
早速、木更津の株式会社ティ・エス・シーさんを訪問。
快く、引き受けてくれることに。
それにしても、スギは奥深い。
株式会社ティ・エス・シーさんには、スギで作られたモデルルームがあるのです。
床も壁も天井も、机も椅子も家具も、洗面所も台所も寝室も、全部がスギで作られたスギハウス。
そのモデルルームに足を踏み入れた瞬間、スギのいい香りがお出迎え。
そして何より暖かい。見た目も雰囲気もそうですが、真冬だと言うのにほんのり暖かい。
スギ材は、住宅建材や家具などにも使用され、重宝されているとのこと。
そして、スギの物語やその可能性を聞けば聞くほど惚れ込んでいく。
まるで、千葉県旭市の「塩」で感じたときの同じように・・・
「やっぱり、スギで枕が作ることができれば、快眠できる!」
しかし、スギ材を枕には数々の難題があり、それらを1つ1つ乗り越えなければ製品化できないことがわかった。
●スギ材は、住宅建材などですでに使用する予定があり、余っている材料がない。
●スギ材は基本的には木片。それを枕の中素材にするには、粉砕するなどの加工が必要。
●スギに含まれる水分を乾燥させないと枕として利用できない。
●輸送コストが高く、もし仮に枕の中素材ができたとしても遠距離には運べない。
それでも、1つ1つの問題点と向き合い、難題を克服していった。
枕の中素材に使うスギ材、その中でもサンブスギは、株式会社ティ・エス・シーさんの幅広い人脈や取引先さまにご協力いただき、調達ができた。
また、枕の中素材として使用できるよう、チップ状に加工することもできた。
そして最大の難題である乾燥作業。
ある一定以下の水分含有率にしなければ、常に乾燥して使える枕の中素材にならない。
スギの性質上、とにかく一度、水分含有率を低くしなければならない。
もちろん自然乾燥では無理。
そこで、株式会社ティ・エス・シーさん所有の大型乾燥機を使用させていただくことに。
サンブスギのチップを大きなザルに敷き詰め、数日間乾燥させる。
「できた!」
試行錯誤の結果、ようやく納得のいくサンブスギチップが完成した。
その後、千葉県我孫子市にある布団工場・篠崎製綿工業株式会社さんのご協力も得て、サンブスギの枕「ピロー・オブ・セドロール」が完成したのでした。
こうして完成したピロー・オブ・セドロール。
ぜひ、天然樹木の香りで森林浴睡眠を体感してください。
きっと、優しい眠りへと誘います。
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