3キャリア対応ラズベリーパイ用4G(LTE)通信モジュール「4GPi」を開発
業務用途で実績豊富な3GPiの後継機種、IoT/M2M展 秋にて展示
4GPiは、全世界で累計2000万台以上が販売されている小型PCボード、ラズベリーパイ(Raspberry Pi、以下ラズパイ)専用に開発された4G(LTE)通信モジュールです。ラズパイを携帯電話網経由で簡単かつ安定してインターネット接続できることから、ハードウエアが苦手なソフトウエア技術者でも容易にIoT機器開発が可能な周辺機器として、プロトタイピングだけでなく製品組込み等様々なビジネス用途で活用頂けます。4GPi(フォージーパイ)は、2014年の販売開始以来、多くの企業/大学等研究機関で活用いただいている前機種3GPi(3GPi Ver.1~2)の基本仕様を踏襲しつつ、より高速・大容量通信が可能な4G(LTE)での通信に対応しています。
4GPiの主な特長は以下のとおりです。
・3キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)のMVNOに対応、キャリアIoTも今年度中に取得予定
昨今のIoT/AIの普及により、大容量テキストデータや画像/動画の取り扱いが増えています。4GPiはLTE Cat.4(下り最大150Mbps /上り最大50Mbps)の通信デバイス(SIMCOM社製 SIM7600)を搭載しています。発売時点では、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク各社MVNOでの接続となりますが、上記3キャリアに対して、今年度中にキャリアIOT(inter-operability testing:相互接続性試験)の完了を予定しています。
・ラズベリーパイ専用設計、豊富なIoT事例で調査開発を効率化
全世界で累計2000万台以上が出荷され、年率40%増で成長が続くラズベリーパイは、様々な周辺機器やドキュメント・コミュニティも充実しています。4GPiはラズベリーパイ専用に設計されているため、組立て・接続が非常に簡単で、ハード開発に不慣れでも、迅速に効率的な開発が可能です。
・高速・安定した通信が、すぐに実現
技適取得済みアンテナ等付属し、前機種3GPi同様ピンヘッダ経由での電源供給を採用、通信モジュールの安定動作に加え、ラズベリーパイ自体の安定動作も実現しています。4G(LTE)回線による高速・安定通信に加え、ラズベリーパイ標準OSのRaspbian向けに専用のツールをパッケージとして提供しているためセットアップも容易です。また、4GPi専用にツールをインストール済みのRaspbianのOSイメージも提供しているためすぐに使用できます。
・ラズベリーパイ用拡張基板の併用を考慮
本製品はラズベリーパイのピンヘッダ(40pin)にスタックして使用しますが、GPIOピンの割り当てをジャンパピンで切り替える機能をもっているため、拡張基板を併用する場合に競合を回避しやすくなっています。そのため、ラズベリーパイの豊富なハードウェア資産を組み合わせることで柔軟なシステム設計が可能です。特に、弊社「slee-Pi(ラズベリーパイ用電源管理・死活監視基板)」、「ADPi(ラズベリーパイ用高精度A/D変換基板)」等とは併用を前提とした設計になっています。
メカトラックス社は、今回の「4GPi」発売を契機に、今後もより幅広いユーザー様に向けて弊社のラズパイ用周辺機器をご利用頂く環境を整備し、IoT/M2Mを始めとする情報通信市場の活性化と情報化社会の進展に貢献してまいります。
販売サイト(11月1日から)
スイッチサイエンス https://www.switch-science.com/catalog/4072/
メカトラックス(Amazon) https://www.amazon.co.jp/s?merchant=A1ZZ4GFIAM969P
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