世界遺産・比叡山延暦寺に巨大な狛犬と提灯が登場。現代美術作家・ヤノベケンジと京都造形芸大生が制作したアート作品が重要文化財に鎮座します。
京都造形芸術大学発の巨大狛犬と大提灯を奉納展示
【ポイント】
① 高さ3m、重さ200kg。現代美術作家・ヤノベケンジが学生とともに制作した狛犬と獅子を世界遺産・延暦寺に奉納。さまざまな災いから世界を守る守護獣が国重文の前に鎮座します。
② イタリア・ミラノで開催された国際デザイン見本市で好評を博した大提灯の発展形が登場。「提灯茶室」として、特別な空間を演出します。
③ 学生がリサーチした京都の伝統工芸職人とのコラボ作品を展示します。
① 高さ3m、重さ200kg。現代美術作家・ヤノベケンジが学生とともに制作した狛犬と獅子を世界遺産・延暦寺に奉納。さまざまな災いから世界を守る守護獣が国重文の前に鎮座します。
② イタリア・ミラノで開催された国際デザイン見本市で好評を博した大提灯の発展形が登場。「提灯茶室」として、特別な空間を演出します。
③ 学生がリサーチした京都の伝統工芸職人とのコラボ作品を展示します。
天台宗総本山の比叡山延暦寺で11月2日~4日に開催されるカルチャーイベント「照隅祭」に合わせ、京都造形芸術大学発の現代アート作品がお披露目されます。
現代美術作家・ヤノベケンジが学生とともに制作した狛犬と獅子を奉納。国際デザイン見本市で好評を博した大提灯の発展形も登場し、「提灯茶室」として特別な空間を演出します。奉納場所は東塔エリアから1キロほど離れた西塔(さいとう)エリアにある「にない堂」。通常非公開の国重文の外では巨大な狛犬と獅子が来場者を出迎え、内部では大提灯で仕立てた茶室が登場します。
※展示概要
期間:11月2日(土)~11月4日(月祝)
場所:比叡山延暦寺西塔エリア「にない堂」(常行堂、法華堂)
時間:午前10時~午後4時
《KOMAINU―Guardian Beasts-(2019)/ヤノベケンジ》
本作品は、現在の地球環境の悪化、人類の分断・対立、国際紛争などから世界を守るための守護獣として、彫刻家ヤノベケンジが京都造形芸術大学の学生10名と共に比叡山延暦寺の「にない堂」に奉納するために制作しました。
◆作品情報
高さ3m、重量200kg、材料 ファイバープラスチック、ステンレススチール、ガラス玉、鉄骨基礎など
◆企画・コンセプト
狛犬は、古代オリエントから中国や朝鮮半島を経て日本に輸入され、もともと仏や神を守る獅子として表されてきた。日本において、片方は角があり口を閉じた狛犬、片方は口を開けた獅子として、阿吽が対となった。狛犬が何を表しているか諸説あるが、狛犬にせよ、獅子にせよ、日本では龍や虎のように見たことがない想像上の動物=霊獣であり、仏や神、人々を守る守護獣であったことは間違いない。それは、人々の願いや祈り、想像と創造によって誕生し、育まれてきた根源的な美術作品でもある。
比叡山延暦寺は、平安京を見守るように創建され、長く日本の精神文化を育んできた。本作は、比叡山延暦寺に奉納するにあたり、日本の精神文化を育み、世界の人々や環境を守る守護獣として制作された。特に、西塔エリアにある常行堂は阿弥陀如来を祀り、法華堂は普賢菩薩を祀っているが、同じ形の二つのお堂が渡り廊下でつながっており、「にない堂」として対をなす修行の場である。本作《KOMAINU―Guardian Beasts-》もまた対をなす守護獣として、祈りを込めて作られている。
《京都伝統文化イノベーション研究センター(KYOTO T5)「一隅を照らす」》
◆作品情報
直径約2m、材料 真竹、和紙など
◆KYOTO T5とは
伝統工芸の素材や道具、技術の特異性、優位性をリサーチし、その魅力を国内外に向けて発信。その過程で再発見した素材、道具、技術を生活の中で使い手が用いたくなる製品に転化させるというサイクルを生み出すことで、伝統工芸産業の持続可能なモデルを構築しています。
京都造形芸術大学に2017年度に設置以降、下駄やぞうりに使われる鼻緒をスニーカーに取り付けた「HANAO SHOES」、漆職人と共同制作したアイスクリーム用スプーンなどの新商品の開発、新しいマーケットの獲得にとどまらず、職人からリサーチしたことを記録してホームページ上で公開するアーカイブ活動にも取り組んでいます。活動が地域社会やコミュニティー形成に寄与しているとして、2019年度グッドデザイン賞を受賞しました。
《OLD is NEW》 ※東塔大書院で展示します
◆概要
KYOTO T5の学生が手掛けた伝統工芸職人とのコラボ作品を展示します。今回の展示では、Whole Love Kyoto/KYOTO T5がどのような物事に光を当て、デザインしているのかを楽しんでいただける内容となっています。漆や錺金具で施されたアイスクリームのスプーンや、〝結ぶ〟を取り入れた新商品の帽子などをご覧いただけます。
現代美術作家・ヤノベケンジが学生とともに制作した狛犬と獅子を奉納。国際デザイン見本市で好評を博した大提灯の発展形も登場し、「提灯茶室」として特別な空間を演出します。奉納場所は東塔エリアから1キロほど離れた西塔(さいとう)エリアにある「にない堂」。通常非公開の国重文の外では巨大な狛犬と獅子が来場者を出迎え、内部では大提灯で仕立てた茶室が登場します。
※展示概要
期間:11月2日(土)~11月4日(月祝)
場所:比叡山延暦寺西塔エリア「にない堂」(常行堂、法華堂)
時間:午前10時~午後4時
《KOMAINU―Guardian Beasts-(2019)/ヤノベケンジ》
◆概要
本作品は、現在の地球環境の悪化、人類の分断・対立、国際紛争などから世界を守るための守護獣として、彫刻家ヤノベケンジが京都造形芸術大学の学生10名と共に比叡山延暦寺の「にない堂」に奉納するために制作しました。
◆作品情報
高さ3m、重量200kg、材料 ファイバープラスチック、ステンレススチール、ガラス玉、鉄骨基礎など
◆企画・コンセプト
狛犬は、古代オリエントから中国や朝鮮半島を経て日本に輸入され、もともと仏や神を守る獅子として表されてきた。日本において、片方は角があり口を閉じた狛犬、片方は口を開けた獅子として、阿吽が対となった。狛犬が何を表しているか諸説あるが、狛犬にせよ、獅子にせよ、日本では龍や虎のように見たことがない想像上の動物=霊獣であり、仏や神、人々を守る守護獣であったことは間違いない。それは、人々の願いや祈り、想像と創造によって誕生し、育まれてきた根源的な美術作品でもある。
比叡山延暦寺は、平安京を見守るように創建され、長く日本の精神文化を育んできた。本作は、比叡山延暦寺に奉納するにあたり、日本の精神文化を育み、世界の人々や環境を守る守護獣として制作された。特に、西塔エリアにある常行堂は阿弥陀如来を祀り、法華堂は普賢菩薩を祀っているが、同じ形の二つのお堂が渡り廊下でつながっており、「にない堂」として対をなす修行の場である。本作《KOMAINU―Guardian Beasts-》もまた対をなす守護獣として、祈りを込めて作られている。
《京都伝統文化イノベーション研究センター(KYOTO T5)「一隅を照らす」》
◆概要
京都の伝統工芸である京提灯・小嶋商店の技術と京都造形芸術大学の学生のアイデアのコラボレーションによって生まれた「一隅を照らす」をテーマにした作品を展示。法華堂には、自身の置かれている場所や立場で、最善を尽くす「一隅を照らす」と、茶道の「一期一会」の精神を重ね、大提灯の下に畳を敷いた「提灯茶室」を設置。常行堂には、国内のデザインコンペで優勝し今年のミラノデザインウイーク(世界的なデザイン見本市)にも出品された作品を見ることができます。◆作品情報
直径約2m、材料 真竹、和紙など
◆KYOTO T5とは
伝統工芸の素材や道具、技術の特異性、優位性をリサーチし、その魅力を国内外に向けて発信。その過程で再発見した素材、道具、技術を生活の中で使い手が用いたくなる製品に転化させるというサイクルを生み出すことで、伝統工芸産業の持続可能なモデルを構築しています。
京都造形芸術大学に2017年度に設置以降、下駄やぞうりに使われる鼻緒をスニーカーに取り付けた「HANAO SHOES」、漆職人と共同制作したアイスクリーム用スプーンなどの新商品の開発、新しいマーケットの獲得にとどまらず、職人からリサーチしたことを記録してホームページ上で公開するアーカイブ活動にも取り組んでいます。活動が地域社会やコミュニティー形成に寄与しているとして、2019年度グッドデザイン賞を受賞しました。
《OLD is NEW》 ※東塔大書院で展示します
◆概要
KYOTO T5の学生が手掛けた伝統工芸職人とのコラボ作品を展示します。今回の展示では、Whole Love Kyoto/KYOTO T5がどのような物事に光を当て、デザインしているのかを楽しんでいただける内容となっています。漆や錺金具で施されたアイスクリームのスプーンや、〝結ぶ〟を取り入れた新商品の帽子などをご覧いただけます。
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