エッジコンピューティングに取り組むIdein株式会社が8.2億円の第三者割当増資を実施
Idein株式会社(読み: イデイン、本社:東京都千代田区、代表取締役:中村晃一、以下、Idein)は、第三者割当増資により、総額8.2億円の資金調達を実施しましたことをお知らせいたします。
第三者割当増資の引受先は、リードインベスターであるグローバル・ブレイン株式会社(以下、グローバル・ブレイン)が運営するグローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合及び7号投資事業有限責任組合、株式会社博報堂DYベンチャーズが運営するHAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合、Sony Innovation Fund by IGV(ソニー株式会社と大和キャピタルホールディングスが創設したInnovation Growth Ventures株式会社が運営するInnovation Growth Fund I)、ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社とグローバル・ブレインが共同で設立したSFV・GB投資事業有限責任組合、株式会社DG Daiwa Venturesが運営するDG Lab1号投資事業有限責任組合となっております。
Ideinは、実世界の情報を扱うシステムの為のプラットフォームサービスActcastの開発を進めており、2019年7月31日β版をリリースいたしました。Actcastとは、ソフトウェア技術を利用して実世界の情報を取得しWebと連携するIoTシステムを構築・運用する為のプラットフォームサービスです。セキュリティ、産業IoT、リテールマーケティングなど様々な分野でご利用いただく事ができます。
今回の資金調達により、優秀な人材の確保、業務環境の拡充、財務基盤の強化を図り、Actcastの本格的な事業展開に取り組んでまいります。
各投資家からのコメント
グローバル・ブレイン株式会社 Partner / AI & Cyber Security and Europe Office Representative 上前田 直樹 氏
最初のInstitutional Roundの時から約二年半、リード投資家として伴走させて頂いておりますが、技術力が高いだけでなく、創業初期からActcastという明確なプロダクトの構想を持ち、その構想を先鋭化してきたDeep Techスタートアップは非常に珍しいです。
また大企業からの引き合いも強く、Actcastへの海外企業からの期待も大きいことから、AIoT時代のグローバル中核プラットフォームになるべく、着々と足元を固めて行っております。
GBとしましても、Ideinの挑戦を、日本発で海外でも挑戦し続けるVCとして、全力で支援し、海外で活躍できる企業を作っていくお手伝いをしていきたいと考え、今回ラウンドもリード投資家として参加致しました。
今回ラウンドでは、博報堂DYベンチャーズ、Sony Innovation Fund by IGV、ソニーフィナンシャルベンチャーズという、日本を代表する大企業の皆様を新たな投資家として迎え、既存投資家のアイシン精機やDG Labと共に日本発のグローバルAI企業を育てて参りたいと考えております。
株式会社博報堂DYベンチャーズ 代表取締役社長 徳久 昭彦 氏
Ideinが有する最適化コンパイラ技術によって、AI技術の社会実装が加速されると期待しています。Ideinが有する技術と、博報堂DYグループが有する生活者発想やクリエイティビティを掛け合わせ、エッジコンピューティング技術の革新がもたらす新たな情報接点の可能性を描き、人々の生活を豊かにする新たな未来の実現に向けて共にチャレンジしていきたいと思います。
Sony Innovation Fund by IGV(Innovation Growth Ventures株式会社) 代表取締役 土川 元 氏
IdeinはB2BのIoT分野において、エッジコンピューティングテクノロジーの導入による高度化、効率化実現の大きなハードルとなっている機能、コスト、外部連携といった課題に対して、チームが有する高度なソフトウェアテクノロジーをベースとして、ユニークなソリューションを提供できるスタートアップであると認識しています。同社のさらなる成長と、顧客企業様、パートナー企業様に対して画期的な体験がもたらされることを期待しております。
ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社 取締役 中村 順司 氏
Ideinは、技術者たちが技術することに深い喜びを感じ、その社会的使命を自覚して、同社が目指す「実世界のあらゆる事象をソフトウェアで扱えるようにする」の実現に思いきり取り組んでいる素晴らしい会社です。私たちソニーフィナンシャルグループもテクノロジーの力で感動を生み出したいと考えておりIdeinと歩みを共にできることに大きな喜びを感じています。
株式会社DG Daiwa Ventures 代表取締役 大熊 将人
スマートシティやコネクテッドカー等様々な場面におけるIoT化が急速に進行する中、エッジコンピューティングは非常に重要な要素技術と弊社は考えております。そのようなトレンドの中、Ideinの有する技術およびActcastはエッジコンピューティングの普及に必要不可欠であるものと弊社は評価しております。弊社は2017年よりIdeinに投資させていただいており、DGLabの協賛パートナーおよびDG LabファンドのLP企業との連携を通じ、事業展開の加速化を支援して参ります
Actcastについて
URL: https://actcast.io
インターネットに接続するデバイスやデータの急激な増加、深層学習などの計算負荷の高いアプリケーションの登場、プライバシーへの関心の高まりなどにより、サーバーではなく末端のデバイス上で計算を行うエッジコンピューティングへの需要が高まっています。
エッジコンピューティング型のシステムを構築する為には、従来サーバーで行っていた高負荷な計算を小型で安価なデバイス上で実行する技術や、多数のデバイスやデバイス上のソフトウェアを遠隔で管理運用する仕組みが課題となります。
Actcastはこれらの課題を解決し、手軽にエッジコンピューティング型のシステムを構築し運用する事ができるプラットフォームサービスです。特に、安価なエッジデバイス上で深層学習モデルによる情報解析を高速動作させる技術を利用する事ができ、実世界の情報を扱うシステムを従来より非常に手軽に安価に構築する事が可能です。セキュリティ、産業IoT、リテールマーケティングなどの幅広い領域で、様々なソリューション開発・ビジネスにご活用いただけます。
開発者体験を重視
最初のデバイスとして、多くの開発者に愛用されている小型で安価なコンピュータであるRaspberry Pi [1]シリーズをサポートしています。大きなハードウェア・ソフトウェアエコシステム、ユーザーコミュニティを持ち様々なプロジェクトに手軽に利用する事ができます。
ActcastのSDKを利用するとRaspberry Piのみで追加のハードウェアなく、下のデモ動画の様な深層学習モデルを高速に実行するエッジデバイス向けソフトウェアを開発する事ができます。モデル圧縮等の計算内容を変える技術に依存していないので、Tensorflow [2] や Chainer [3] 等の既存の深層学習フレームワークで開発したモデルをそのままの精度で動作させることが出来ます。(注: SDK及び開発者向けコンソールは本日時点では Actcast Partnersにご加入頂いた企業への先行提供のみを行っています。)
現代のソフトウェア産業においては、システムを運用しながら改善をしていくプロセスを回す事が非常に重要となりますが、現場にデバイスとソフトウェアが配置されるエッジコンピューティング型のシステムではこれが困難となります。Actcastはエッジデバイスに遠隔でソフトウェアをインストールする機能など、運用しながら改良していくという使い方を想定した機能・ビジネスモデルを採用しています。
マーケットプレイス
今後予定しておりますオフィシャル版のリリースより、マーケットプレイスが開設されます。ActcastのSDKを使用して開発したエッジデバイス向けアプリケーションを販売して頂く事ができるようになります。マーケットプレイスで販売されるアプリケーションは1デバイス,1日単位で値段が付けられるようになる予定です。
エンドユーザー向けのソリューションを開発される皆様は、既にあるアプリケーションを活用して実世界の情報を取得し、そのデータを活用したサービス・ビジネスを構築する事に集中する事ができます。アプリケーションを開発される皆様は、使われたデバイス台数と日数に比例しスケールするビジネスを行う事ができます。
パートナープログラム
2019年8月15日時点において、24社がActcastのパートナープログラムに参加しております。プログラムに参加して頂いた企業には、開発中の機能やSDKへの早期アクセス、開発マイルストーンなどの情報提供、講習会への参加などのメリットがあります。
プログラムの内容や加入方法についてはこちらの資料をご覧ください。
https://actcast.io/docs/ja/files/partner_program.pdf
今後も当該プログラムを拡大させ、多くのパートナー様や、今回の引受先であるCVCを有する事業会社様との協業を模索し、より多様で魅力的なプラットフォームサービスの構築に取り組んでまいります。
[1] Raspberry PiはRaspberry Pi財団によって開発され、販売台数2,500万台以上(2018年3月時点)の世界的に普及しているシングルボードコンピュータです。(URL:https://www.raspberrypi.org)
[2] TensorFlowはGoogleによって開発され、オープンソースとして公開されている深層学習フレームワークです。 (URL: https://www.tensorflow.org/)
[3] ChainerはPreferred Networksによって開発され、オープンソースとして公開されている深層学習フレームワークです。 (URL: https://chainer.org/)
【Idein株式会社】
所在地:東京都千代田区神田神保町1-105神保町三井ビル10F
代表者:代表取締役 中村 晃一
設立年月:2015年4月
URL: https://idein.jp
問合せ先: info@idein.jp
【Actcast】
サービスURL: https://actcast.io
Actcastに関する情報発信: https://twitter.com/actcastio
Ideinは、実世界の情報を扱うシステムの為のプラットフォームサービスActcastの開発を進めており、2019年7月31日β版をリリースいたしました。Actcastとは、ソフトウェア技術を利用して実世界の情報を取得しWebと連携するIoTシステムを構築・運用する為のプラットフォームサービスです。セキュリティ、産業IoT、リテールマーケティングなど様々な分野でご利用いただく事ができます。
今回の資金調達により、優秀な人材の確保、業務環境の拡充、財務基盤の強化を図り、Actcastの本格的な事業展開に取り組んでまいります。
各投資家からのコメント
グローバル・ブレイン株式会社 Partner / AI & Cyber Security and Europe Office Representative 上前田 直樹 氏
最初のInstitutional Roundの時から約二年半、リード投資家として伴走させて頂いておりますが、技術力が高いだけでなく、創業初期からActcastという明確なプロダクトの構想を持ち、その構想を先鋭化してきたDeep Techスタートアップは非常に珍しいです。
また大企業からの引き合いも強く、Actcastへの海外企業からの期待も大きいことから、AIoT時代のグローバル中核プラットフォームになるべく、着々と足元を固めて行っております。
GBとしましても、Ideinの挑戦を、日本発で海外でも挑戦し続けるVCとして、全力で支援し、海外で活躍できる企業を作っていくお手伝いをしていきたいと考え、今回ラウンドもリード投資家として参加致しました。
今回ラウンドでは、博報堂DYベンチャーズ、Sony Innovation Fund by IGV、ソニーフィナンシャルベンチャーズという、日本を代表する大企業の皆様を新たな投資家として迎え、既存投資家のアイシン精機やDG Labと共に日本発のグローバルAI企業を育てて参りたいと考えております。
株式会社博報堂DYベンチャーズ 代表取締役社長 徳久 昭彦 氏
Ideinが有する最適化コンパイラ技術によって、AI技術の社会実装が加速されると期待しています。Ideinが有する技術と、博報堂DYグループが有する生活者発想やクリエイティビティを掛け合わせ、エッジコンピューティング技術の革新がもたらす新たな情報接点の可能性を描き、人々の生活を豊かにする新たな未来の実現に向けて共にチャレンジしていきたいと思います。
Sony Innovation Fund by IGV(Innovation Growth Ventures株式会社) 代表取締役 土川 元 氏
IdeinはB2BのIoT分野において、エッジコンピューティングテクノロジーの導入による高度化、効率化実現の大きなハードルとなっている機能、コスト、外部連携といった課題に対して、チームが有する高度なソフトウェアテクノロジーをベースとして、ユニークなソリューションを提供できるスタートアップであると認識しています。同社のさらなる成長と、顧客企業様、パートナー企業様に対して画期的な体験がもたらされることを期待しております。
ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社 取締役 中村 順司 氏
Ideinは、技術者たちが技術することに深い喜びを感じ、その社会的使命を自覚して、同社が目指す「実世界のあらゆる事象をソフトウェアで扱えるようにする」の実現に思いきり取り組んでいる素晴らしい会社です。私たちソニーフィナンシャルグループもテクノロジーの力で感動を生み出したいと考えておりIdeinと歩みを共にできることに大きな喜びを感じています。
株式会社DG Daiwa Ventures 代表取締役 大熊 将人
スマートシティやコネクテッドカー等様々な場面におけるIoT化が急速に進行する中、エッジコンピューティングは非常に重要な要素技術と弊社は考えております。そのようなトレンドの中、Ideinの有する技術およびActcastはエッジコンピューティングの普及に必要不可欠であるものと弊社は評価しております。弊社は2017年よりIdeinに投資させていただいており、DGLabの協賛パートナーおよびDG LabファンドのLP企業との連携を通じ、事業展開の加速化を支援して参ります
Actcastについて
URL: https://actcast.io
インターネットに接続するデバイスやデータの急激な増加、深層学習などの計算負荷の高いアプリケーションの登場、プライバシーへの関心の高まりなどにより、サーバーではなく末端のデバイス上で計算を行うエッジコンピューティングへの需要が高まっています。
エッジコンピューティング型のシステムを構築する為には、従来サーバーで行っていた高負荷な計算を小型で安価なデバイス上で実行する技術や、多数のデバイスやデバイス上のソフトウェアを遠隔で管理運用する仕組みが課題となります。
Actcastはこれらの課題を解決し、手軽にエッジコンピューティング型のシステムを構築し運用する事ができるプラットフォームサービスです。特に、安価なエッジデバイス上で深層学習モデルによる情報解析を高速動作させる技術を利用する事ができ、実世界の情報を扱うシステムを従来より非常に手軽に安価に構築する事が可能です。セキュリティ、産業IoT、リテールマーケティングなどの幅広い領域で、様々なソリューション開発・ビジネスにご活用いただけます。
開発者体験を重視
最初のデバイスとして、多くの開発者に愛用されている小型で安価なコンピュータであるRaspberry Pi [1]シリーズをサポートしています。大きなハードウェア・ソフトウェアエコシステム、ユーザーコミュニティを持ち様々なプロジェクトに手軽に利用する事ができます。
ActcastのSDKを利用するとRaspberry Piのみで追加のハードウェアなく、下のデモ動画の様な深層学習モデルを高速に実行するエッジデバイス向けソフトウェアを開発する事ができます。モデル圧縮等の計算内容を変える技術に依存していないので、Tensorflow [2] や Chainer [3] 等の既存の深層学習フレームワークで開発したモデルをそのままの精度で動作させることが出来ます。(注: SDK及び開発者向けコンソールは本日時点では Actcast Partnersにご加入頂いた企業への先行提供のみを行っています。)
現代のソフトウェア産業においては、システムを運用しながら改善をしていくプロセスを回す事が非常に重要となりますが、現場にデバイスとソフトウェアが配置されるエッジコンピューティング型のシステムではこれが困難となります。Actcastはエッジデバイスに遠隔でソフトウェアをインストールする機能など、運用しながら改良していくという使い方を想定した機能・ビジネスモデルを採用しています。
マーケットプレイス
今後予定しておりますオフィシャル版のリリースより、マーケットプレイスが開設されます。ActcastのSDKを使用して開発したエッジデバイス向けアプリケーションを販売して頂く事ができるようになります。マーケットプレイスで販売されるアプリケーションは1デバイス,1日単位で値段が付けられるようになる予定です。
エンドユーザー向けのソリューションを開発される皆様は、既にあるアプリケーションを活用して実世界の情報を取得し、そのデータを活用したサービス・ビジネスを構築する事に集中する事ができます。アプリケーションを開発される皆様は、使われたデバイス台数と日数に比例しスケールするビジネスを行う事ができます。
パートナープログラム
2019年8月15日時点において、24社がActcastのパートナープログラムに参加しております。プログラムに参加して頂いた企業には、開発中の機能やSDKへの早期アクセス、開発マイルストーンなどの情報提供、講習会への参加などのメリットがあります。
プログラムの内容や加入方法についてはこちらの資料をご覧ください。
https://actcast.io/docs/ja/files/partner_program.pdf
今後も当該プログラムを拡大させ、多くのパートナー様や、今回の引受先であるCVCを有する事業会社様との協業を模索し、より多様で魅力的なプラットフォームサービスの構築に取り組んでまいります。
[1] Raspberry PiはRaspberry Pi財団によって開発され、販売台数2,500万台以上(2018年3月時点)の世界的に普及しているシングルボードコンピュータです。(URL:https://www.raspberrypi.org)
[2] TensorFlowはGoogleによって開発され、オープンソースとして公開されている深層学習フレームワークです。 (URL: https://www.tensorflow.org/)
[3] ChainerはPreferred Networksによって開発され、オープンソースとして公開されている深層学習フレームワークです。 (URL: https://chainer.org/)
【Idein株式会社】
所在地:東京都千代田区神田神保町1-105神保町三井ビル10F
代表者:代表取締役 中村 晃一
設立年月:2015年4月
URL: https://idein.jp
問合せ先: info@idein.jp
【Actcast】
サービスURL: https://actcast.io
Actcastに関する情報発信: https://twitter.com/actcastio
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