Encounter Japanはメキシコ向け日本米精米の輸入解禁一年未満で現地輸入を実現し、日本産品のメキシコ向け輸出事業の拡大に着手

2023年3月の日本米精米のメキシコ輸入解禁に伴い、茨城県・福島県産の日本米を20フィートコンテナを通じて2024年3月にメキシコ合衆国へ調達致しました。

Encounter Japan

株式会社Encounter Japan(本社:兵庫県神戸市 / メキシコ支社: メキシコ市及びグアナファト市)は株式会社百笑市場 (茨城県下妻市) を通じて同社が販売する輸出用米の主力銘柄である「しきゆたか」及び「こしひかり」に加えて、本田屋本店有限会社(本社:福島県会津若松市)の「本田屋米」をメキシコ合衆国へ輸入し、当社直営の店舗での提供を開始致します。

本田家米がつくられる福島県 会津市内の風景
百笑市場がお米づくりに勤しむ茨城県下妻市の景色

◆日本米精米のメキシコ輸入解禁について

メキシコは日本の病害虫に対する懸念を理由に、2023年3月まで日本米の輸入を禁止していました。日本国の農水省はメキシコの植物検疫当局と協議し、輸出するための検疫条件で合意の上、2023年3月16日、メキシコは日本産精米の輸入を解禁しました。

メキシコ合衆国が精米を海外より輸入する際の関税は20%であるものの、包括的・先進的環太平洋経済連携協定(CPTPP)を適用すれば2018年から関税が毎年2%ずつ下がっており、2024年は6%、2027年以降は関税がゼロとなります。

Encounter JapanがCPTPPを適用したことで、競合となるカリフォルニア米に対し価格競争力を高めることができた上に、お客様へ比較的安価に提供することが可能となりました。

日本産精米のメキシコ輸入解禁について

日本産精米はカリフォルニア産の牙城を崩せるか(メキシコ)※出典: ジェトロ メキシコ事務所

◆Encounter Japanが日本米を輸入する背景

Encounter Japanはメキシコ合衆国ケレタロ州ケレタロ市内のGOEN FUJITAYAをはじめ、メキシコ国内で3店舗の直営レストランを経営しております。これらの直営店にて更なる顧客満足度の向上を実現すべく、和食にとって重要な食材の一つである「米」の調達を日本より行う運びとなりました。

またこの度調達する日本米についてはパートナー企業であり首都メキシコシティ内の人気店「Mog Bistro」および「MO+F」と共に双方の直営店舗で充てられる予定です。

ケレタロ州 ケレタロ市内のGOEN FUJITAYA内装
Encounter Japanが手掛けるレストランでは、オーセンティックな日本食に拘りサービスを提供しています。
当社運営のレストランには、日本人のみならず富裕層を中心としたメキシコ人顧客も多く来店します。

Encounter Japanは日本食レストランの経営に加えて、日本酒のメキシコ国内卸販売も手掛けています。メキシコ合衆国のナショナルフラッグであるアエロメヒコ航空を運営するAerovías de México S.A. de C.V社 (メキシコ合衆国・メキシコ市)に対し、広島県の盛川酒造 (広島県呉市)・榎酒造 (広島県呉市)が製造する日本酒を卸販売する他、ハイアットリージェンシーなどの高級ホテルに対しても販売実績を有します。

今後は直営店での日本米精米の消費に留まらず、日本米精米の卸売販売やその他日本産商品の販路開拓・販売等にも取り組んでいく予定です。また引き続き日本の自治体・企業関係者さまに向けたメキシコ向け販路開拓やテストマーケティングの事業の拡大に着手致します。

アエロメヒコ航空の成田・メキシコシティ便において当社が卸販売する広島県の日本酒が振る舞われております。
2019年11月、レオン総領事館とEncounter Japanの共催で在外公館文化事業「Tú y Japón」を実施致しました。

各社ご担当者様よりコメント

◼️株式会社Encounter Japan 

代表取締役社長 西側赳史

私たち日本人の主食である「お米」。世界中でお米が生産されていますが、日本米の美味しさは格別です。お米は多くの方々にとって食卓に欠かせない存在であり、またレストランにとっても重要な食材です。和食をメキシコ国内の直営店で提供する当社として、豊かな日本の四季に恵まれた高品質で美味しいお米を、メキシコの地でお客様に提供できることを大変嬉しく思います。

今後も「日本の食文化」を通じて、メキシコ合衆国やラテンアメリカ域内における日本のプレゼンス向上に貢献すべく、社内外の仲間たちと精進すると共に「ラテンアメリカの新しい歴史を創り、人々の人生を豊かにする」ことに人生を懸けて取り組んでいきます。

◼️株式会社 百笑市場

代表取締役社長 長谷川有朋

百笑市場は日本産米の輸出に取り組み早9年目。

記念すべき22カ国目をメキシコに届けられる事を生産者一同感謝しております。

メキシコの皆様に美味しい日本産米を召し上がって頂ければ幸いです。

今後ともEncouter Japan様のご協力を頂きながら、両国の食文化の架け橋となれるよう精進して参ります。

◼️本田屋本店 有限会社

代表取締役社長 本田勝之助

香港、台湾などにも展開していた本田屋米は、12年ぶりにメキシコ合衆国から再開されました。独自の有機肥料で20年間土づくりをしてきたこのお米は日が経っても、炊き上がり後の冷凍保存後でも美味しさが変わらぬ生命力が高いお米です。国内でも数々の高級寿司店、中華店等に長くご愛顧されています。

メキシコへの商談会に踏み切ったのは、Encouter Japanのメンバーに惚れたからでした。早速メキシコに飛び、この国の可能性を感じたからでした。米は輸出が目的ではありません。米を通して、彼らとメキシコに日本の素晴らしさを届け、メキシコの素敵さを日本にも届けたいと思ったからでした。彼らとのチャレンジを共にしたい。そう思わせてくれる、「はじまりの米輸出」なのです。


「ラテンアメリカと日本で新しい歴史を創る」Encounter Japanとは

Encounter Japanは、在メキシコ子会社を通じてメキシコ国内にて飲食店を3店舗、宿泊施設を1拠点経営する他、広告代理店・制作事業やコンサルティング事業等に取り組む総勢100名規模の企業です。

今後はメキシコ国内での事業拡大に加えて、メキシコ以外の中南米各国への進出や日本国内での事業拡大を実現していく予定です。

主にメキシコ人・日本人を中心とした多国籍のチームで形成されており、総勢約100名のメンバーが勤務しています。

メキシコ合衆国は「開いてない宝箱」が眠るラテンアメリカの窓口

人口は約1億2600万人。アメリカ合衆国の南に隣接するメキシコ合衆国は、麻薬やマフィアなどのネガティブな印象が強いものの、ラテンアメリカ域内で最も人口が多く、様々な分野・領域においてビジネスチャンスが眠っている国です。

トヨタ自動車や大手商社などをはじめとする日系企業も戦略的にメキシコでの事業を拡大しており、米国・欧州系の企業のメキシコ進出はもちろん、昨今では現地のスタートアップ企業の台頭が著しく、ソフトバンクグループも中南米での投資を「ソフトバンク・ラテンアメリカ・ファンド」を通じて拡大している状況にあります。

人口の大半が依然として30歳以下の若年層であることから今後も経済成長が期待されており、より注目を集めていくであろうメキシコ合衆国の市場動向を追いかけながら、Encounter Japanとしてもメキシコ国内およびラテンアメリカ各国での事業拡大に取り組んでいく次第です。

<本社住所>

〒658-0072 兵庫県神戸市東灘区

代表取締役社長 西側赳史

Website: https://encounter-japan.com

メールアドレス:info@encounter-japan.com

<メキシコ子会社住所>

グアナファト支社: Campanero #5, zona centro GUANAJUATO, GTO. CP: 36000

メキシコシティ支社: Av. Revolucion 719 #606 Nonoalco Benito Juarez, CDMX

グアナファト州レオン支店: Avenida Paseo del Moral 52, Leon C.P 37160

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会社概要

株式会社Encounter Japan

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URL
http://encounter-japan.com/
業種
サービス業
本社所在地
兵庫県神戸市東灘区岡本4-11-19
電話番号
050-6866-4457
代表者名
西側赳史
上場
未上場
資本金
570万円
設立
2016年05月