モナコ・ヨット・クラブが2019年7月2日(火)~6日(土)にモナコ・ソーラー&エナジー・ボート・チャレンジを開催
世界のエンジニアが集まり、船舶業界でのゼロ・エミッション推進のソリューションを紹介
モナコ政府観光会議局(所在地:モナコ公国)は、モナコ・ソーラー&エナジー・ボート・チャレンジを2019年7月2日(火)から7月6日(土)までモナコで開催されることをお知らせします。毎年9月に開催されるヨット・ショーで有名なモナコは、多くの船好きが集まる国です。モナコ公国は、「イノベーション」と「サスティナビリティ」を長年推進しており、アルベール2世大公が新しいエネルギー源の開発、2050年までにカーボンニュートラルを目標に掲げるなど、CO2削減や海洋保護の分野で積極的に活動しています。モナコ・ソーラー&エナジー・ボート・チャレンジは、モナコが情熱的に推進しているこの2つの分野、「イノベーション」と「サスティナビリティ」を融合させたイベントです。
モナコ・ヨット・クラブ(YCM)が2014年より主催し、国際モーターボート協会(UIM)とアルベール2世大公財団が協力する今回のモナコ・ソーラー&エナジー・ボート・チャレンジでは、エンジンとプロペラの新しいソリューションを紹介し、技術と革新の伝統と共有を促すためのオープン・ソース・テック・トークのイベントが毎日、開かれます。
第一のメインイベントはインターナショナル・チャレンジです。これは学生とプロがオープンに参加できるレースで、オフショア、ソーラー、エネルギーの3つの部門があります。レースと同時に、YCMマリーナでは水上と地上で、海洋とヨットに関するイノベーションと未来のアイディアを紹介する展示を行います。最後に、次の2つを大きなゴールとする公開会議が開かれます。
① 「明日のヨット」と題し、海洋における水素化の問題、ボートのデザインと組み立てに関するエネルギーとサスティナビリティについて考える
② 「環境を中心とした海洋イベント組織の活動」と題し、レースにおけるゼロ・エミッションへの移行と、ヨットクラブ施設のエネルギー自給率を考える
1904年に初の国際モーターボート・イベントが始まってから100年以上が経ち、YCMは古い伝統をよみました。若いエンジニアとベテランの製造企業が手を組み、イノベーションとイマジネーションを存分に生かせる機会を設けたのです。ヨットの未来を切り開くべく、クリーンなエネルギー源のみを使用した新しい推進システムを開発することが目標です。レジャーボートと海洋産業が必要とするエネルギーを充足しつつも環境を守ること、それが真の技術的な課題です。
今回、インターナショナル・チャレンジに参加するのは14か国からの選手たちです。エネルギーに8チーム、ソーラーに18チーム、オフショアに7チーム、合計33チームが出場します。大学チームの参加費は無料です。エネルギー部門では、各チームに標準で同一デザインのカタマラン・ハル(双胴)が提供されます。
毎日、一日の終わりに行うデイリー・テック・トークで、各チームはプロジェクトの進行を一般客、参加者、国際審判に報告します。デイリー・テック・トークはソーシャルメディアで生中継され、完全にオープン・ソースとして配信されます。プレゼンテーション資料もインターネットに公開されます。テック・トークは、各チームが自分のプロジェクト、テクノロジーとイノベーションについて話すことができ、参加者すべてが互いに学びあう機会になります。チャレンジ最終日に、モナコ・ソーラー&エナジー・ボート・チャレンジ・テック・トーク賞がすぐれたチームに授与されます。
ヨットなどの船舶業界の発展に伴い、新しいアイディアや概念を開発できる専門家、技術者、才能ある人材を発掘する必要に迫られており、モナコ・ソーラー&エナジー・ボート・チャレンジは、今回のチャレンジに参加しているチームやこのイベントに訪れている業界の人々のために、職業フォーラムを開催しています。
モナコ・ソーラー&エナジー・ボート・チャレンジへの参加についてのお問い合わせは、monaco@candlewick.co.jp までお願いします。
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