8月9日が “パルクールの日” に制定、フランス発祥のアーバンスポーツが日本での発展に前進!

2014年に発足した 一般社団法人 日本パルクール協会(Japan Parkour Association:JPA)は、パルクールの創始者グループ「YAMAKASI(ヤマカシ)」の精神・理念を守り、新たに生まれたスポーツパルクールのオリンピック種目採用に向け、パルクール人口の増加や更なる認知向上の為、初期メンバーの他に強力なメンバー補完を行い 日本全国にその視野を広げ再始動しました。
その活動の第一歩として、8月9日を #パルクールの日に制定 https://www.kinenbi.gr.jp/ 。全国のトレーサー(パルクール実践者)たちが意識を一つにする瞬間を創出いたしました。



「YAMAKASI(ヤマカシ)」とは、パリ郊外で活動する、フランス兵の父を持つダヴィッドら9人の創始者グループ。彼らを題材とした映画がリュック・ベッソン原案・脚本のフランス映画として2001年に公開されている。【移動の芸術(l'art du deplacement)】【パルクール】という言葉は、1980年代にYAMAKASIメンバーによって創られた。「YAMAKASI(ヤマカシ)」という言葉はリンガラ語で「強靭な人間」や「強靭な精神」という意味を持つ。


◾️一般社団法人[日本パルクール協会]の概要
「パルクール本来の文化を守り、伝えていく」を掲げ、パルクールの普及発展を目的とする全国組織です。
パルクールの根本的な認知・発展のほか、実践者がより良い練習環境を保つための取り組みや、社会における新しい運動の価値をパルクールを通じて創造することを念頭に活動しています。
全国各地の事業者の橋渡しとなり、その意識統一と向上を図るほか、新しくパルクールを知る人に向けた導入窓口を明確にし、誤った実践者を増やさない役割も担います。
◾️パルクールについて
⾛る・跳ぶ・登るといった「移動」の探究を行うフランス発祥のトレーニングカルチャーです。
⑴「脳」「心」「身体」を、最大限育てるスポーツ
パルクールの[自分で考える]→[小さな挑戦を繰り返す]→[障壁を乗り越える]というサイクルが「脳」「心」「身体」をバランス良く育てます。
脳= 「ロジカルシンキング」と「空間認識能力」を育て、バランスの取れた脳の発達を促します。
心= 物理的な障壁を乗り越える運動を通して、心理的な障壁を乗り越える心が自然に育ちます。
身体=「正しい身体の動かし方」を学び「機能的かつ効率的な身体の動かし方」を身につけます。
⑵起源は、戦場で生き残るための軍事トレーニング
パルクールの起源は、1900年代初頭のフランス軍将校ジョルジュ・エベールが提唱した「Méthode Naturelle(ナチュラル・メソッド)」です。兵士が自然地形や人口障害を超えながら移動する訓練法だったため、高い身体能力を養うとともに、精神力を強化するトレーニングとして実施されていました。またグループでのトレーニングを行うことで、兵士たちの結束力を高めることにも繋がりました。
その後すぐに、世界中の軍・消防・警察などで採用され現在に至るまで広く実施されています。また、この訓練形態はイベント・エンターテイメントとしての「障害物レース」の礎となりました。
⑶競技・エンターテイメント、そして教育の分野へ
発祥の地での開催となったパリオリンピックでは、開会式の演出に採用され大きな話題になりました。また、派生形であるスポーツパルクールは、オリンピック種目採用への期待が高まっており、映画・CM・テレビ・ライブステージ・ゲームなど 様々な分野で世界中に定着しつつあります。教育分野においては、イギリス・デンマークでは学校教育の一環で本来のパルクールの授業が実施されており生徒が努力を楽しみ、自主的に学習し、社会でより良く行動するための教育ツールとして注目されています。

◾️パルクールの未来
既にパルクールは運動能力や老若男女を問わず広く実践されており、幼児向けの運動教育や小学校を始めとする教育機関での体育プログラム、シニア向けフィットネスなど、幅広い年齢層の方が実践できる運動となりつつあります。しかしながら、厳正なルールや社会との接点が希薄な点も指摘されており、「パルクールが日常にある社会」を目指す我々にとっては看過できない状況であることも事実です。
この先、我々 日本パルクール協会が先導し、現存する全国各地の事業者や団体および各地で活動している実践者が一丸となり、現練習性のみならず新しくパルクールを知る人に向けて、パルクールを広く正しく知っていただく土台を創ります。そして、各地方事業者協力のもと、全国広範囲のスクール運営を実行し、未来を担う子どもたちへの身体能力向上と選択肢拡大を促進し 日本パルクール界の底上げを図ります。

◾️一般社団法人 日本パルクール協会

YAMAKASI(ヤマカシ)メンバーと深い交流があり、パルクールの本質と日本のパルクール史を17年に渡って支え続けてきました。
この先もパルクールの根本的な認知・発展と、実践者がより良い練習環境を保つための取り組みや、社会において新しい運動の価値をパルクールを通じて創造してまいります。
会長 佐藤 惇
◾️本件に関する報道関係者からのお問合せ先
一般社団法人[日本パルクール協会]
担当:金谷 kanatani@pkm.tokyo
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