AR+VRの「BiPSEE医療XR」導入試験、大好評のうちに完了
こどもにとって「怖くない!痛くない!」医療の拡大へ、本格サービス開始への準備順調
株式会社BiPSEE(東京都渋谷区、代表取締役 松村雅代)は、2019年1月から開始した「BiPSEE医療XR」の導入試験を大好評のうちに完了しました。医療法人 社団鉄医会 ナビタスクリニック立川(東京都立川市)をはじめ、複数の都内医療機関で実施。アンケート結果から、年齢による導入効果の違いも明らかになってきました。
BiPSEE URL: https://www.bipsee.co.jp/
■ BiPSEE医療XR
「BiPSEE医療XR」は、AR(Augmented Reality 拡張現実)とVRを組み合わせた小児対象の治療支援システムです。ARは「現実の世界に、コンピュータで新たな要素を追加することによって、見る人の体験を構築する技術」です。
導入試験で用いたシーン「海のいきものとあそぼう!」では、ゴーグルからのぞいた診察室に、さかなが泳いでいます。お子様には現実の風景も見えるので、椅子やベッドに安全に移動できます。お子様の姿勢が安定したことを確認してボタンを押すと、ARが徐々にVRに変わります。現実の世界から段階的にAR、VRへと環境が変化することで、お子様の「想像する力」「想像を楽しむ力」を引き出すことが出来、没入感を高めることができます。
「海のいきものとあそぼう!」は、医療現場からのフィードバックを反映し、きめ細やかな工夫を加えています。
ゴーグルをのぞくと周囲におさかなが泳いでいる、というシンプルなデザインで、お子様は自然に海の世界に引き込まれていきます。ボタンを押すだけでARからVR、VRからARへと場面を転換することができるので、お子様ひとりひとりに合わせた最適な治療体験を簡単に実現することができます。
2. 「海面」にも、海のいきものがたくさん登場!
当初は、お子様が椅子に座って横から海の光景を見るという想定で、おさかなは「海中」で泳ぎ回っていました。「BiPSEE医療XR」が導入された皮膚科処置では、お子様はベッドに横になり、天井を見上げる姿勢が多くなります。「海底」から「海面」を見上げた状態で楽しめるよう、「海面」を泳ぐ海のいきものが仲間に加わりました。「もっと楽しくなった。」とコメントが寄せられています。
■ ご体験者のアンケート結果
アンケートからは、「BiPSEE医療XR」に夢中になれる年齢と、個人差が大きい年齢の境界が3歳頃であることが見えてきました。楽しめなかった理由としては「ゴーグルの装着を嫌がった。」「アンパンマンのおもちゃの方が好き。」等が挙げられています。
元々治療を嫌がるお子様の2/3が、「BiPSEE医療XR」を導入することで、嫌がらずに治療を受けることができました。具体的には、「水いぼを取る時は泣いて嫌がっていたが、XRをつけたら泣き止んだ。次回の処置の時にも使ってみたい。」「緊張感・不安感が和らいだ。今後は注射の時などに使ってみたい。」「治療の時に泣かなかった。」とのコメントが寄せられています。
また、治療を嫌がることがないというお子様も、「楽しく治療ができた。」等の前向きな変化がありました。「BiPSEE医療XR」には、治療体験の質を高める効果のあることが示唆されました。
■ 医療機関にとっての「BiPSEE医療XR」導入
医療機関スタッフにとって使いやすく、馴染みやすい、メリットを感じて頂けるサービスを目指してきました。
■ 今後の方向性
4月中の本格サービス開始を予定しています。現在、新たな「シーン」の開発中で、ご利用頂きやすいようなサービス仕様の詳細も固めています。歯科からも導入のご要望が高く、ご案内を進めています。
■ BiPSEEとは?
BiPSEEは、「AR VR(XR)でひと本来が持っている『力』を引き出し、高める」ことを実現する医療XR企業です。心身医学を基盤とし、小児領域からXRによる不安と疼痛の軽減を進めています。
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