新型コロナウイルス(COVID-19)感染リスク低減のための透明マスクの作り方を公開
口元の見える透明マスク(トールマスク)でコロナ感染リスク低減とコミュニケーションバリアフリー化の両立
特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスター (所在地:横浜市港北区 理事長:伊藤芳浩) は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染リスクを減らし、かつ、口元の読み取りを可能にする【透明マスク】の作り方を公開することで、コミュニケーションバリアフリー化を推進すると共に、一刻も早く医療用透明マスクが開発されることを願っています。
新型コロナウイルス(COVID-19)の流行により、マスクの使用が強く求められるようになりました。自分の身を守るため、そして大切な家族や友人、周囲の人たちを守るため、マスクはとても大切です。
一方、残念ですがこの透明マスクはより良いマスクが現れるまでの代替品でしかないと考えています。新型コロナウィルス感染症に限らず今後も様々な感染症が流行することでしょう。そういう状況に向け、聴覚障害者にも適した、より効果的で安全性の高いマスクの開発が求められるのではないでしょうか。どのような場合でも聴覚障害者と彼らを取り巻く周囲の人たちが、不安に怯えることなく、いきいきとコミュニケーションをとることができる、そういうマスクが早急に作られることを願っています。
【広報担当 吉田 将明(ろう者、薬剤師)のコメント】
会見で手話通訳がつくようになったのは素晴らしいことですが、医療現場を含めて手話通訳者の感染対策の状況はどうしているのでしょうか。様々な報道を見ると、マスク着用ばかり目がいっているような印象を感じます。今は、聴覚障害者を取り巻く医療者や手話通訳者、ろうあ者相談員など様々な関係者は大変な時です。きちんと支援するために、セルフアドボカシーとして自分の身を守りつつ、それぞれの役割を遂行する必要があります。そのためには遠隔手話サービスなどを含めた様々なツールを用いつつ、こちらの手作り透明マスクは代替品ではあるものの、物資不足もある中で数ある選択肢の1つになりうると思います。感染対策の知識を十分に身に付け、様々な場面に応じて、最善のとなる対応を皆さん1人1人が考えていくことが大事ではないでしょうか。
透明マスクはハード面でのバリア解消に繋がりますが、問題はそれだけでしょうか。コミュニケーションにおけるソフト面でのバリアが、意外と見落されているように思います。たださえ聴覚障害者は普段から、音声情報が入りにくい状況の中で生活しています。今はコロナ渦により皆さんも余裕がなくなりつつあり、聴覚障害をもつ方へどこまで対応できているのかの懸念もあります。そこも皆さんができることについて、1人1人が考えていくことが大事ではないでしょうか。
一刻も早く新型コロナウィルスが収束することを心から願っております。
【詳細URL:英語版】https://www.infogapbuster.org/?p=3665
【連絡先】特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスター
【団体について】
特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスターは、東京都、神奈川県を中心に全国各地で活動する横浜市港北区の「コミュニケーションバリア」という社会問題の解決をはかる団体です。
しかし、口元の動きもコミュニケーション手段の一つとする聴覚障害(児)者にとって、それを覆い隠してしまうマスクは“障害”になるものでもあります。実際、聴覚障害者本人や手話通訳者、ろうあ相談員や聾学校教師などから、マスクのため意思疎通が困難であると感じていることを聞いています。そして、それと同時に耳にするのはコミュニケーションのためにやむなくマスクを外すことへの不安であり、その狭間で葛藤しているとの声です。
生命の安全をとるか、円滑なコミュニケーションをとるか…。本来、これは不安を抱えながら迷い選ぶものではなく、どちらも共に得られるべきものであるはずです。このような不安や迷いを少しでも減らすことができたなら…。その一心で考え出したのが【透明マスク】です。
一方、残念ですがこの透明マスクはより良いマスクが現れるまでの代替品でしかないと考えています。新型コロナウィルス感染症に限らず今後も様々な感染症が流行することでしょう。そういう状況に向け、聴覚障害者にも適した、より効果的で安全性の高いマスクの開発が求められるのではないでしょうか。どのような場合でも聴覚障害者と彼らを取り巻く周囲の人たちが、不安に怯えることなく、いきいきとコミュニケーションをとることができる、そういうマスクが早急に作られることを願っています。
特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスターは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染予防のリスクを減らすための【透明マスク】を広く使用してもらい、感染対策について皆さんに「自分にできることは何か?」を考えてもらうことを目的として、【透明マスク】の作り方を日本語版・英語版共に公開しました。
似たようなものとしてフェイスシールドがあり、物資不足もあってクリアファイルなどを材料にした作り方が多く紹介されていますが、手作りの透明マスクはまだまだ少ないのが現状です。今回の【透明マスク】の作り方は日本だけでなく、多くの国で活用して頂きたいと願っています。
【広報担当 吉田 将明(ろう者、薬剤師)のコメント】
会見で手話通訳がつくようになったのは素晴らしいことですが、医療現場を含めて手話通訳者の感染対策の状況はどうしているのでしょうか。様々な報道を見ると、マスク着用ばかり目がいっているような印象を感じます。今は、聴覚障害者を取り巻く医療者や手話通訳者、ろうあ者相談員など様々な関係者は大変な時です。きちんと支援するために、セルフアドボカシーとして自分の身を守りつつ、それぞれの役割を遂行する必要があります。そのためには遠隔手話サービスなどを含めた様々なツールを用いつつ、こちらの手作り透明マスクは代替品ではあるものの、物資不足もある中で数ある選択肢の1つになりうると思います。感染対策の知識を十分に身に付け、様々な場面に応じて、最善のとなる対応を皆さん1人1人が考えていくことが大事ではないでしょうか。
透明マスクはハード面でのバリア解消に繋がりますが、問題はそれだけでしょうか。コミュニケーションにおけるソフト面でのバリアが、意外と見落されているように思います。たださえ聴覚障害者は普段から、音声情報が入りにくい状況の中で生活しています。今はコロナ渦により皆さんも余裕がなくなりつつあり、聴覚障害をもつ方へどこまで対応できているのかの懸念もあります。そこも皆さんができることについて、1人1人が考えていくことが大事ではないでしょうか。
一刻も早く新型コロナウィルスが収束することを心から願っております。
【詳細URL:日本語版】https://www.infogapbuster.org/?p=3597
【詳細URL:英語版】https://www.infogapbuster.org/?p=3665
【連絡先】特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスター
メールアドレス:staff@infogapbuster.org
【団体について】
特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスターは、東京都、神奈川県を中心に全国各地で活動する横浜市港北区の「コミュニケーションバリア」という社会問題の解決をはかる団体です。
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