第4回がん撲滅サミットにノーベル賞に最も近いと言われる中村祐輔氏登場!
2018年11月18日(日)午後1時より東京ビッグサイトにて開催される第4回がん撲滅サミット(htps://cancer-zero.com)に、ノーベル賞に最も近い人物と言われる中村祐輔氏(公益財団法人がん研究会プレシジョン医療研究センター長、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム・AIホスピタルディレクター、シカゴ大学名誉教授、東京大学名誉教授)がいよいよ登壇する。
中村氏は外科医を皮切りに医療者として現場を回っていたが、なぜ患者によってがんの進行度が違うのか、抗がん剤の効果になぜ個人差があるのか等、もしかするとこれは遺伝子と関係しているのではないかと思い至ったことから、ユタ大学に留学。このときから基礎研究者 中村祐輔氏が誕生した。それ以降は目覚ましい活躍によって、がん医療の分野――とりわけゲノム医療の世界的な研究者として知られ、国内ではもとよりシカゴ大学でも活躍を続けていたが、このたび3つの武器を手に凱旋帰国した。
その一つは患者から採った遺伝子を解析し、がん細胞を攻撃するリンパ球の特定による先端的免疫療法という最新の技術である。つまり究極のプレシジョンメディシンで将来的には注射一本でがんを死滅させようというものだ。
また政府が推進する人工知能を活用したAIホスピタルによって病院の勤務や重複した労働量の削減による医師、看護師、職員たちの負担の軽減に挑む。
また負担の軽減は病院のシステムだけではない。患者が治療によって受ける体力的負担、つまりこれまで重篤だった副作用を軽減しながら、最適な治療を選択できる医療を構築するという画期的な構想も含まれているのである。これが2番目の武器である。
そして3番目の武器とは何か?
それこそが国内および海外で培った患者目線の愛情深い心だ。患者さんからの御礼の手紙や、ご家族から息子を治すために力を貸してほしいという切々とした訴えに涙を見せることをいとわない心。これこそが中村祐輔氏の最大の武器なのである。
その根底にあるのは、なぜ日本の医療界は、がんの前にリスクを恐れ、エビデンスの名の下に一歩も前進しようとしないのか、という気持ちである。もちろん政府や日本の医療界に対して言うべきことは言うこともあるが、しかしだからと言って日本やその人物が決して嫌いだから言うのではない。なぜなら、明治維新の原動力となったあの志士たちのように、なぜ日本の医療者たちは日本を世界に伍する国、世界一の国へと変革しようとしないのか、という医師の前に一人の日本人であるという中村祐輔氏の誇りがそうさせているのである。これをまた、朽ちることのない『青雲の志』と言い換えてもよいのかもしれない。
ぜひ、中村氏の苦言や諫言を包容し、受け入れる日本でありたいものだ。
その中村氏は言う。
「ゲノム解析技術の進歩によって、がん医療は『プレシジョン医療』という大きな転換点を迎えています。予想をはるかに上回る速度で進歩が起こっているDNA解析技術を医療現場で取り入れ、それらを提供することが現在のがん医療環境を変えるために不可欠であると考えます」
そのうえで第4回がん撲滅サミットご来場者の皆さんに向けて次のようなエールを送っていただいた。
「標準治療の壁を突き破り、患者さんに新しい可能性や希望を提供することに注力することが我々の責任ではないかと思います。それには患者さん、家族、医療従事者、研究者の力の結集が不可欠です。がん医療と新しい時代の幕開けを告げる号砲を皆さんと共に鳴らしたいと思います。第4回がん撲滅サミットでお会いしましょう!」
しかも今大会では公開セカンドオピニオンにスペシャルゲストとして登場する予定であり、患者の皆さんの生の声を聴いて、必要ならば回答も惜しまないという。
『がん医療と新しい時代の幕開け』を告げるのにふさわしい中村祐輔氏の登壇に期待したい。
第4回がん撲滅サミットの入場は無料だが事前入場エントリーによるチケットが必要。申し込みは8月27日(月)午後3時からとなっており、初の東京開催ということもあって早めのお申し込みがお勧めとのこと。
詳しくは第4回がん撲滅サミット(https://cancer-zero.com)を検索していただきたい。
第4回がん撲滅サミットのお問い合わせは、以下の通り。
【大会事務局】
公益財団法人がん研究会有明病院 総務課
〒135-8550 東京都江東区有明3丁目8番31号
TEL 03‐3570‐0397(直通)
担当:山﨑・高橋
【大会長事務局】
社会医療法人厚生会 木沢記念病院 経営支援部
〒505-8503 岐阜県美濃加茂市古井町下古井590
TEL 0574‐25‐2181(代表)
担当:南條
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