2024年トレンドの花決定 フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA2024
国内最大級※の花き市場株式会社大田花きが選出【2024年のトレンドを反映する第20回フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA】品薄反映し、定番品目が続々受賞!ペールトーン、くすみカラーは人気継続
株式会社大田花き(おおたかき:本社東京都大田区 代表執行役社長:磯村信夫 東京証券取引所スタンダード市場7555)は、東京都中央卸売市場大田市場に入場する国内最大級※の花き卸売会社です。当社では毎年、流通した花きの中から高く評価された品種、またそれを生産出荷された方にフラワー・オブ・ザ・イヤーOTAの賞を授与しております。第20回を迎えるこのたびは、全国、及び輸入品を含む7万点以上の候補から、次の5点が選出されましたことをお知らせいたします。
コロナ禍以降、久しく続く品薄を反映して、定番品目からの入賞が目立ちます。また、昨今の酷暑対策を行い、品質を維持しながらもご出荷数量を増やすなど、量と品質との両方を確保された生産者さまが受賞に至りました。昨今ファッションでもトレンドとなっているペールトーンやくすみカラーは、花きの人気トレンドとしても引き続き人気です。
【最優秀賞】キク(マム) ”クラシックココア” JA愛知みなみ赤羽根洋花部会ALL4MUM(オールフォーマム)様(愛知県)
愛知県は全国随一の花き大生産地。国内4割を占めるキクの生産においても草分け的存在。老舗大産地でありながら伝統にとらわれず、クラシックココアという大正ロマンを思わせるレトロで新しいキク(マム)をプロデュースしたことで、マーケットを驚かせました。丁寧なつくりと品質に定評があります。
【優秀賞】バラ ”オール4ラブ+” 齋藤武様(栃木県)
優秀賞には齋藤武様(栃木県)のバラ“オール4ラブ+”が選出されました。齋藤様はバラ生産50年。昭和後期から日本の切バラ生産を牽引してきたおひとり。国産バラのスタンダードを引き上げつつ、「国産バラは上質」という現在の常識を作り上げたレジェンドとも呼ばれます。
*品種名末尾の「+」は種苗会社の商標登録です。
【特別賞】リンドウ “安代のはごろも” JA新いわて八幡平花卉生産部会 様(岩手県)
岩手県は国内随一のリンドウ生産地。なかでも、JA新いわて八幡平花卉生産部会様は大田花きにおける流通シェアの半分以上を誇ります。安代のはごろもは、八幡平市のオリジナル品種。透き通るような水色で涼やかさを演出。天女が羽衣をまとったかのような印象で、仏花のポジションだったリンドウの需要をホームユースにも広げ、幅広く支持されました。
【特別賞】 “ミモザアカシア” 榎本バラ園 榎本雅夫 様(千葉県)
裏山に植えてあった3本からスタートし、現在は1,000㎡の畑で栽培。それでも足りないというマーケットの声に応え、出荷量を増やすべくお仲間とともに部会設立にも尽力されました。現在では部会全体で年間5万本*のミモザ出荷を実現。生花店にミモザアカシアが並ぶ当たり前を作り上げた立役者です。
*大田花き直近1年出荷分
【新商品奨励賞】ヒマワリ “ダージリン” 山田容礼(まさよし)様 (千葉県)
花き生産35年、山田様はヒマワリのブランドとして業界に名を馳せています。茶色の八重は珍しいと取り組んだダージリンは、紅茶の茶葉の色がにじみ出るかのような絶妙な花弁模様が特徴です。山田様のご出荷物は、きれいに品質が揃っているばかりでなく、その荷姿は細部まで行き届いた気配りが感じられ、好評を得ています。
この賞は、年間の取引データに基づく統計分析、及び大手バイヤーによる投票で、トレンドを的確に捉えた品種が入賞するしくみになっています。品質のみならず、流通量や価格などの買いやすさ、色・形などのトレンドを含め、流通の観点から多角的、且つ総合的に評価された結果が反映されているのが特徴で、コンテスト形式の品評会とは大きく性質を異にしています。受賞者様には日頃のご出荷に感謝の気持ちを表するとともに、この結果を今後の作付けの参考情報としていただくことを目的としています。2005年に始まったこの賞は、本年で第20回目を迎えます。
尚、以下の通り表彰式を開催いたします。
【フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA表彰式 開催概要】
◆主 催 株式会社 大田花き
◆運 営 株式会社大田花き花の生活研究所
◆開 催 日 時 2024年12月6日(金) 朝6時50分から7時00分
◆場 所 株式会社 大田花き せり室にて(東京都中央卸売市場大田市場花き棟内)
◆予 想 動 員 300人から400人 (当日のせり参加買参人数の見込み)
◆URL https://otakaki.co.jp/contents/flower/
(本年の結果は12月6日以降に掲載されます)
以上
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