東急リバブルが仲介する不動産売買契約において売買代金等の授受にキャッシュレスサービスを導入
~お客様の利便性向上と安全性確保へ~
■キャッシュレスサービス導入の背景
個人間の不動産取引においては、売買代金が高額であること及び契約当事者が個人であるため、キャッシュレス化が進んでいないのが現状です。当事者が個人の場合は、契約締結を土日・祝日に行うことが多く、買主様は事前(平日)に手付金(現金)を銀行口座から引き出した上でご持参いただき、契約当日に売主様と対面にて、金銭授受を行います。売主様は受領した現金を持ち帰り、平日の金融機関営業時間内に入金することになります。そのため、買主様・売主様の双方に現金を保管し持ち運ぶリスクと心理的負担が生じており、国内でキャッシュレス化が進む中、不動産取引へのキャッシュレスサービスの導入も求められています。
残代金決済時は、買主様が残代金の支払いに住宅ローンを利用するケースが多いこと、及び多額の金銭授受と諸費用(登記費用、仲介手数料など)の支払いが発生することから、指定の金融機関に関係者(売主様、買主様、仲介会社、司法書士等)が一堂に会して手続きが行われます。そのため、各関係者のスケジュール調整とともに、お客様は平日の休暇取得などの対応が必要となります。
■キャッシュレスサービスの概要
個人間不動産売買の契約締結時と残代金決済時の売買代金等の授受と諸費用等の各種支払いを、信託口座を活用することで資金の安全性を確保し、平日・土日・祝日を含め、モアタイムシステムを利用したリアルタイム送金を行うことで、キャッシュレス化を実現します。(※1)
また、「東急リバブル エスクローデスク」を設置し、契約締結以降決済完了まで専門スタッフが、お客様のサポートと取引関係者との調整を行ってまいります。※下記のスキーム図をご参照ください。
キャッシュレスサービスは、EAJが提供する「決済代行サービスH’OURS®」(※2)の機能を活用し構築しました。また、EAJが提供する「不動産取引保証®」(※2)により、買主様は万一取引が成立しなかった際にも、資金が保証されるため安心して取引を進めることができます。
■キャッシュレスサービス導入により期待される効果
全ての金銭授受を振り込みで完了させるため、お客様の現金を保管し持ち運ぶリスクと心理的負担が解消されます。また、対面による金銭授受は振り込みになり、両者が立会う必要性も無くなるため残代金決済時の休暇取得も不要となり、遠隔地にお住いの方や移動が困難な方にとっても有益です。東急リバブルは、契約締結後から決済完了まで営業担当者が行っていた業務を、「東急リバブル エスクローデスク」の専門スタッフが担うことで分業化し、より専門性の高いお客様対応と業務効率化を目指します。
■展開スケジュール
既に2020年1月16日より、首都圏32箇所の売買仲介店舗で開始しており、順次取り扱い店舗を拡大し関西圏、地方を含めた全店舗に展開いたします。
※1 他行間送金が不可能な金融機関、時間帯を除きます。
※2 「H’OURS」と「不動産取引保証」はEAJの登録商標です。
…「不動産取引保証」は、①不動産売買契約に基づく売主の債務のうち、抵当権等の抹消及び所有権の移転登記等の定めに起因して、売主が負担する損害賠償債務及び不動産売買契約が解除されたことによる売買代金の不当利得返還債務と、②司法書士が委任契約に基づき実施する専門業務に関して生じ得る、司法書士の債務不履行に基づく顧客に対する損害賠償債務をEAJが保証するものです。
東急リバブル株式会社
【URL】https://www.livable.co.jp/
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン
【URL】http://www.ea-j.jp/
以上
【報道関係者からのお問い合わせ先】
東急リバブル株式会社 広報課:天野 TEL:03-6778-8328
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン 広報IRグループ TEL:03-6703-0505
【キャッシュレスサービスに関するお問い合わせ先】
東急リバブル株式会社 流通事業本部戦略企画課 TEL:03-3463-3788
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