スマイルロボティクスが東京都主催の「Tokyo Robot Collection」に採択され、PCR検査の実証における、非対面・非接触でのロボットによる搬送を実施
〜アーム付き搬送ロボットの特徴を活かした「非接触での搬送」や「人が触れたくない物の搬送」に大きな可能性〜
具体的には、2021/2/28・3/1の2日間に渡って竹芝客船ターミナル(東京都港区)において、「PCR検体等の受け取り・受付業務や受け取り後の搬送を、模擬的にロボットにより行う」という実証において、スマイルロボの開発したアーム付き搬送ロボットACUR-Cが、PCR検体および書類の搬送を担当し、事故やトラブルもなくその任務を無事に遂行致しました。
■実証の様子(動画)
①スマイルロボ撮影&編集動画(動画URL: https://youtu.be/byIlRCfT5Xc )
②主催者撮影&編集動画 [4:36から](動画URL: https://youtu.be/-WWI-pu_uUQ?t=276 )
■Tokyo Robot Collectionとは
都内の様々なフィールドにおいて、移動支援(自動車の自動運転システムを除く)・警備・清掃・接客等の多様な用途に関し、サービス事業等の場において、人間と共存しつつサービスを提供するロボットの実証を実施することで、東京の課題解決に向けた新しい社会実装モデルを形成するとともに、ロボット分野等の先端テクノロジーのPRを行うことを目的として実施するものです。
※参考URL:http://www.tokyo-robottech.tokyo/
■ACUR-C(アキュラシー)とは
ACUR-Cは、飲食店の配膳・下膳を全自動で行えるよう、スマイルロボが開発中のアーム付き自動搬送ロボットです。
最大の特徴はロボットアームがあることです。物や人を傷付けない低出力モーターを使いながらも重いものを持つことが出来るアームハンド(特許出願中)で、荷物の積み下ろしを無人で安全に行うことが出来ます。
また、高度な3次元空間の認識技術により、SLAMを用いて人や障害物を認識・回避しながら自律移動を行います。(※SLAM:自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術、Simultaneous Localization and Mappingの略称)
安全で役に立つ、次世代の非接触な自動搬送を実現するロボットです。
※ACUR-C:Autonomous Clear Up Robot Type-C(読み方:アキュラシー)
これまでは主に飲食店や宿泊施設を対象に、お客様も店員もお皿の乗せ換えをする必要のない「配膳・下膳の無人化」のためのロボットとして、その活用法を提案して参りました。
一方コロナ禍の昨今、飲食店のみならず他の業種やシーンにおける活用の相談も多く受け、その新たな活用用途の1つとして、今回「PCR検査における検体の運搬」を担当させて頂きました。
■今後について
今回は東京都による「模擬的なPCR検査の受付業務に関する実証」ではありましたが、今後も引き続き「非接触での搬送」や「人が触れたくない物の搬送」など、アーム付き⾃動搬送ロボットによるサービス提供の検討および追加開発を積極的に進めて参ります。
※アーム付き自動搬送ロボットの導入にご興味のある地方自治体・各種公共団体・民間企業・教育機関の方など、お気軽にお問い合わせください
<主催者発表情報>
※詳細:http://www.tokyo-robottech.tokyo/report/page27.html
◎ 実証の目的・概要:
- 受付案内業務は、物流サービス等の社会の安定の維持に不可欠なサービスや、資格・検定の試験会場等、様々なサービスにおいて重要な役割を担っています。
- このような中、新型コロナウイルス感染症の流行より、従来の受付案内業務は、人と人との接触を減らし、感染リスクを低減しつつ安心・安全に実施することが求められています。更に、交通移動やスポーツ大会の実施等様々な活動を継続するため、PCR検査のニーズが増えたことから、新たに安全に行う必要のある受付案内業務として、検体等の受け取り業務が生じています。
- しかし、これらの業務は正確性が求められることから、現状では人の手で行うことが基本となっており、いかに正確性を確保しつつ、接触機会を減らして実施することが課題となっています。
- そこで本実証では、一部の島しょへ向かう船の乗船客等に試行的にPCR検査を実施している客船ターミナルを実証フィールドとして、PCR検体等の受け取り・受付業務や受け取り後の搬送を、模擬的にロボットにより行いました。非対面・非接触・遠隔で実施することで、対応スタッフやお客様の負担軽減、感染リスクを低減することを目指しました。
- また、本実証を通じて、物流サービスや試験会場等の従来の受付案内業務を伴う事業者の課題解決にも応用可能な、発展的な実証も目指します。
- ※本実証では、実際に実施しているPCR検査の受付は行わず、模擬的に受付業務を実証として実施しました。
◎ 実証フィールド:
- 竹芝客船ターミナル(東京都港区)
◎ 実証フィールド提供者:
- 東京都港湾局
◎ 実証時期:
- 2021年2月28日・3月1日
◎実証結果:
- 物資の積み込み・積み下ろし機能を持った搬送ロボットにより、複数の受付で受領した書類や物資を、 人手が介在することなく一か所に集めることができた
- http://www.tokyo-robottech.tokyo/docs/verification_result_summary04.pdf
■実証の様子(写真)
※東京都の支援を受けて実施する本実証は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業にて開発した「モバイルマニピュレーター型自動下膳ロボット」の成果を活用して行うものです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
■スマイルロボティクス 会社概要
スマイルロボティクス株式会社は「ロボット技術で全世界に笑顔を」をミッションに、元Googleのロボットエンジニアが集まり、2019年に創業したロボットスタートアップです。
※ 代表がSCHAFT(Google)出身である唯一の会社
※ 代表がロボットエンジニアという数少ないスタートアップの1つ
代表の特徴:
◎ ロボット開発歴20年のロボティクスエンジニア
◎ 日本におけるROSの第一人者(日本初のROS書籍の著者)
メンバーの特徴:
◎ 全エンジニア社員がGoogle(SCHAFT)出身
◎ 全エンジニア社員が東大JSK出身
◎ 産業用ロボットからサービスロボットまで幅広い経験
- 会社名:スマイルロボティクス株式会社
- 所在地:東京都文京区本郷5-25-18 ハイテク本郷ビル 1F
- 代表者取締役社長:小倉 崇
- 設立:2019年6月
- 資本金:30,256,304円
- 事業内容:全世界に笑顔をつくるロボットの開発、技術的難易度の高いロボットの共同開発・受託開発
- ウェブサイト:https://www.smilerobotics.com/
※共同開発・受託開発にご興味のある企業様からのご相談受付中!
※ロボティクスソフトウェアエンジニア・Rustソフトウェアエンジニアを積極採用中!
(正社員・アルバイト・インターン・副業・業務委託など、形態は柔軟に対応します)
<本リリースに関するお問い合わせ先>
スマイルロボティクス株式会社 広報担当
MAIL:info@smilerobotics.com
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
すべての画像