竹中工務店がデータ分析プロセス自動化ソフトウェア「Alteryx」を採用し、300年以上蓄積したデータを建物の設計に利用
~ 社内に点在するデータを整理・可視化して、 将来の建築物の設計・提案に活用 ~
データ分析、 データサイエンス、 プロセスを自動化してビジネスを加速させる分析プロセス自動化(Analytic Process Automation: APA™)のリーダー、 Alteryx(本社:米国カリフォルニア州、 CEO:Mark Anderson、 以下 アルテリックス)は、 このたび、 株式会社竹中工務店(以下 竹中工務店)が300年以上蓄積したデータを設計業務利用するための前処理に、 APAソフトウェア「Alteryx」を提供しました。
1610年創業の竹中工務店。 保有する建築物に関する資料は1700年までさかのぼることができ、竣工した建物の情報をデジタルデータとして整備していました。 しかしながら、 顧客に提供するソリューションが敷地の開発から建築物の企画・設計・施工・運用まで多様なステージにわたり、 古い時代のものや欠けているデータも多いことから、 その全体像の把握と整理に課題を抱えていました。 それらの課題を解決し、 データを可視化して、 設計業務に多様に活用するため、 Alteryxを導入しました。
Alteryxは、 GUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)を用いた直感的なインターフェースを採用し、 ノンプログラミングによるデータブレンディング、 空間分析、 予測統計分析などの機能を、 ユーザー自身がセルフサービスで利用できるデータ分析プラットフォームです。 竹中工務店はAlteryxの導入によって主に以下を実現し、 顧客に対してより付加価値の高い建築物の提案が可能になりました。
・ データクレンジング、 機械学習用の教師データの作成を短時間で実現
デジタルデータのクレンジング作業時間は、 Alteryx を使用しない場合と比較して1/10以上削減ができ、 約30時間で作業を終えることができました。 また、 機械学習用の教師データの作成には、 Alteryx を使用しない場合には170時間を見込んでいましたが、 Alteryx導入により約10時間で終了しました。
・ 300年超の竣工建物のデータと、 SNSで発信された投稿データを可視化
AlteryxとAlteryxのAPI連携機能で接続した外部の機械学習自動化サービスを利用して竣工物件の建物概要や構造・設備仕様等を整理し、 新たな設計案件では、 設計の初期の段階でこれらの情報を建築物の仕様や性能の予測に活用をはじめています。 また、 外部データソースであるSNSとAlteryxが連携し、 建築予定地に暮らす人のSNSで発信された感情などの投稿内容を分析して可視化※し、 設計の提案にいかせるようになりました。
※「まちの魅力、人の活動・想いが見えるダッシュボード(ソーシャルヒートマップ)」の体験版はTableau Public にて公開中(https://public.tableau.com/app/profile/uesugi.takashi/viz/sns_analysis/SHM)
・ ITの専門家でなくても利用可能な直感的に操作できるUI
これまでプログラミングによって実行していたことを、 Alteryxではコンポーネントの組み合わせで行えるようになり、 ITの専門知識を必要とせず操作できるようになりました。 また、 Alteryxを用いて出来上がったワークフローは、 誰もがロジックを簡単に把握でき、 属人化することを防いでいます。
竹中工務店の設計部(設備設計)の上杉崇氏は次のようにコメントしています。 「Alteryxは、 大工にとっての道具箱のような存在です。 昔の棟梁が大工道具を駆使して建築していたように、 現代の設計者としてAlteryx を駆使して得た情報を未来の建築物にいかしていきたいです。 たとえば、 従来はマーケティング調査などでまちや建物の定量的な情報は収集していましたが、 Alteryx導入によりSNSなどの外部情報と連携することで、 定性的な情報、 特に、 設計に一番大事な『人の想い』がわかるようになった功績は大きいです。データに込められた300 年分の先人の知恵や想いを受け継ぎ、100 年後に残るプロジェクトに活かす――。データ活用は速さの観点から論じられがちですが、今後は、老舗の竹中工務店だからこその『ゆっくりなデータの使い方』など、データ利用の可能性を広げていきたいと思っています。」
Alteryxについて
Alteryx(アルテリックス)はセルフサービス型の分析プラットフォームを提供し、 データサイエンスとデータ分析を通じてビジネスの世界に革命を起こすことを目指しています。 データや分析を進めていく過程における様々な障壁を崩し、 そこで得られるインサイトを組織内で共有し、 ビジネスアンサーにいち早くたどり着くための経験を提供します。 Alteryxが実用的な知見を提供することから、 世界中の多くの企業に採用されています。 詳しくは、 Alteryxのウェブサイト(https://www.alteryx.com/ja)にて確認できます。
Alteryxは、 Alteryx, Incの登録商標です。 その他の製品名、 ブランド名は、 各社の商標または登録商標です。
1610年創業の竹中工務店。 保有する建築物に関する資料は1700年までさかのぼることができ、竣工した建物の情報をデジタルデータとして整備していました。 しかしながら、 顧客に提供するソリューションが敷地の開発から建築物の企画・設計・施工・運用まで多様なステージにわたり、 古い時代のものや欠けているデータも多いことから、 その全体像の把握と整理に課題を抱えていました。 それらの課題を解決し、 データを可視化して、 設計業務に多様に活用するため、 Alteryxを導入しました。
Alteryxは、 GUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)を用いた直感的なインターフェースを採用し、 ノンプログラミングによるデータブレンディング、 空間分析、 予測統計分析などの機能を、 ユーザー自身がセルフサービスで利用できるデータ分析プラットフォームです。 竹中工務店はAlteryxの導入によって主に以下を実現し、 顧客に対してより付加価値の高い建築物の提案が可能になりました。
・ データクレンジング、 機械学習用の教師データの作成を短時間で実現
デジタルデータのクレンジング作業時間は、 Alteryx を使用しない場合と比較して1/10以上削減ができ、 約30時間で作業を終えることができました。 また、 機械学習用の教師データの作成には、 Alteryx を使用しない場合には170時間を見込んでいましたが、 Alteryx導入により約10時間で終了しました。
・ 300年超の竣工建物のデータと、 SNSで発信された投稿データを可視化
AlteryxとAlteryxのAPI連携機能で接続した外部の機械学習自動化サービスを利用して竣工物件の建物概要や構造・設備仕様等を整理し、 新たな設計案件では、 設計の初期の段階でこれらの情報を建築物の仕様や性能の予測に活用をはじめています。 また、 外部データソースであるSNSとAlteryxが連携し、 建築予定地に暮らす人のSNSで発信された感情などの投稿内容を分析して可視化※し、 設計の提案にいかせるようになりました。
※「まちの魅力、人の活動・想いが見えるダッシュボード(ソーシャルヒートマップ)」の体験版はTableau Public にて公開中(https://public.tableau.com/app/profile/uesugi.takashi/viz/sns_analysis/SHM)
・ ITの専門家でなくても利用可能な直感的に操作できるUI
これまでプログラミングによって実行していたことを、 Alteryxではコンポーネントの組み合わせで行えるようになり、 ITの専門知識を必要とせず操作できるようになりました。 また、 Alteryxを用いて出来上がったワークフローは、 誰もがロジックを簡単に把握でき、 属人化することを防いでいます。
竹中工務店の設計部(設備設計)の上杉崇氏は次のようにコメントしています。 「Alteryxは、 大工にとっての道具箱のような存在です。 昔の棟梁が大工道具を駆使して建築していたように、 現代の設計者としてAlteryx を駆使して得た情報を未来の建築物にいかしていきたいです。 たとえば、 従来はマーケティング調査などでまちや建物の定量的な情報は収集していましたが、 Alteryx導入によりSNSなどの外部情報と連携することで、 定性的な情報、 特に、 設計に一番大事な『人の想い』がわかるようになった功績は大きいです。データに込められた300 年分の先人の知恵や想いを受け継ぎ、100 年後に残るプロジェクトに活かす――。データ活用は速さの観点から論じられがちですが、今後は、老舗の竹中工務店だからこその『ゆっくりなデータの使い方』など、データ利用の可能性を広げていきたいと思っています。」
Alteryxについて
Alteryx(アルテリックス)はセルフサービス型の分析プラットフォームを提供し、 データサイエンスとデータ分析を通じてビジネスの世界に革命を起こすことを目指しています。 データや分析を進めていく過程における様々な障壁を崩し、 そこで得られるインサイトを組織内で共有し、 ビジネスアンサーにいち早くたどり着くための経験を提供します。 Alteryxが実用的な知見を提供することから、 世界中の多くの企業に採用されています。 詳しくは、 Alteryxのウェブサイト(https://www.alteryx.com/ja)にて確認できます。
Alteryxは、 Alteryx, Incの登録商標です。 その他の製品名、 ブランド名は、 各社の商標または登録商標です。
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