増殖する美術館「KAMU kanazawa」が10月24日、2スペースを同時オープン 黒川良一の新作インスタレーションと久保寛子の大型彫刻を公開
増殖する美術館KAMU kanazawaが、開館当初から考える美術館の形に進化し始める。
展示作家、作品はもちろん美術館としての取り組みなどで注目を集めるKAMU kanazawaが6月21日にオープンして約4ヶ月、新たな展示スペース「KAMU BlackBlack」が金沢市の中心部にある竪町商店街の一角に、野外展示スペース「KAMU sky」が香林坊東急スクエアの屋上に、10月24日同時オープンする。本館である「KAMU Center」で全スペース共通のチケットを購入し、街歩きをしながら現代アートを楽しむことができる。
KAMU BlackBlackは、金沢の町屋文化を感じさせる土地を活用した、幅3m、高さ7m、奥行き20mという細長い形の展示空間となっている。オープニング展示には、オーディオビジュアルアーティストの黒川良一がこの空間を生かした新作「Líthi(レーテー)」を制作。サウンドとストロボライト、そして観客の頭上をレーザー光線が飛び交う大型インスタレーションとなっている。BlackBlackはLíthi の専用スペースでありながら、企画展示室としても活用できる仕様となっているため、企画展を実施する予定だ。
KAMU skyは、商業施設である香林坊東急スクエアの屋上を、KAMU専用の屋外企画展示スペースとして作り上げた。オープニング展示として、久保寛子の縦横幅8m、高さ3.5mの大型彫刻作品「泥足」が登場。“徒歩”で金沢の街を回遊する仕掛け作りに取り組むKAMUを象徴するような作品となっている。これまで同作品は瀬戸内国際芸術祭やスパイラル(東京)で行われたグループ展で展示されており、最終終着地 として金沢にやってくる。夜は作品をライトアップする演出も用意しているので、昼夜で違った表情を楽しめる。skyは今後屋外企画展スペースとして、野外や屋上ならでのダイナミックな展示を行っていく予定だ。
KAMU kanazawa
金沢21世紀美術館から徒歩3分、金沢市の中心部に、setchu株式会社が運営を行う私設の現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」が2020年6月21日に開館した。現代アートによる日本の文化資源の向上のための作品収集、同時代的に生まれるアートの発信を行い、さらには“拠点となる金沢市”が現代アートの街として発展していくことに貢献する目的で活動する。
KAMU kanazawa https://ka-mu.com/
KAMU BlackBlack、sky オープン:2020年10月24日
入館料:1100円、小学生以下 無料(チケットの購入は広坂のKAMU Centerのみ)
閉館日:月曜日
住所:石川県金沢市広坂1-1-52 KAMU kanazawa
本件に関するお問い合わせ先
KAMU kanazawa
info@ka-mu.com
Instagram:https://www.instagram.com/kamu_kanazawa/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像