SAPと管理会計システムを連携!東証プライム市場で化学メーカーの恵和が、販売計画を日次で管理し、業績管理を強化するプロジェクトをスタート
基幹システムに日々反映される販売実績データを管理会計ソフトウェアと連携することで、計画値との予実差異をリアルタイムに管理できるようになり、ビジネスサイクル(PDCA)の生産性向上や、業績予測の精度を上げることによる企業価値の強化を図っていく予定です。
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◆SAPと管理会計クラウドをデータ連携する背景
企業が翌年の事業計画を作成するには、人員計画、生産計画、投資計画など、業績に関連する様々な計画を立てる必要があります。
その中で、とりわけ業績予測で正確なデータを求められるのが「販売計画」です。
なぜなら、販売目標を達成するための、商品を作る生産計画、それらを支える人員計画、投資計画が販売計画とそれぞれ連動しており、販売予測がブレるほど業績への影響が大きくなるからです。
日々の販売実績データは基幹システムであるSAP(提供元:SAPジャパン株式会社)に反映され、本社部門でこれまで管理しておりましが、「販売計画の進捗や、販売実績のデータ共有を社内で早くできる仕組みを検討して欲しい」と様々な部署から要望が上がっておりました。
◆SAP連携の目的とメリット
そこで、今回のプロジェクトでは日々の販売実績が反映されたSAPのデータを管理会計クラウドであるWorkday Adaptive Planning(以下、Adaptive)にシステム間で自動連携する仕組みを構築します。
これまで行っていた手作業による集計や各部署への報告作業が大幅に削減されるだけでなく、計画値との予実差異がリアルタイムに管理できるようになり、商品別、得意先別の販売状況が本社以外の事業部や製造部門などでいつでも確認できるようになります。
また、販売状況を最新化することで、既に管理会計クラウド内に設定されているグループ業績情報と連携し、最新の損益計算書(PL)や、業績予測のシミュレーションをスピーディーに行えるようになります。
<Adaptiveで管理している業績情報>
・販売計画
✓取引先、販売単価、品目、原価
・生産計画
・購買計画
✓仕入れ管理、為替レート計算
・経費計画
✓販売管理費
✓人員計画(賞与、法定福利、
保険料、企業型DC、退職給付)
・投資計画
✓既存、新規設備の固定資産管理
✓減価償却費計算
✓除却、売却計画
・資金計画
・海外子会社業績
✓中国、韓国、台湾、アメリカ
・損益計算書、セグメント別損益
✓期初予算、毎月の見込み
✓実績、元帳の仕訳明細
<今回のシステム連携プロジェクトで実現すること>
・SAPとの実績データの連携
✓売上実績の予実管理クラウド
との日次データ連携
✓生産実績の日次データ連携
✓月次でのPLの実績データ連携
・固定資産の実績明細のデータ連携
・人件費の実績明細のデータ連携
◆今後の展望
恵和の経営ビジョンである「高付加価値サービスの提供」を推進するため、管理会計クラウドの運用を通して財務効率を上げ、ビジネスの生産性を強化し、企業の成長を図っていきます。
◆Workday Adaptive Planningとは?
Adaptiveはかつてファイナンス部門でCFOをしていたローバート・S・ハルが開発した、ノンプログラミング型の管理会計ツールです。
Microsoft、Coca-Colaなどの大手企業もユーザに持ち、累計5,500社の導入実績があり、2019年の予実管理クラウド分野におけるGartner評価では、ファイナンス業務経験者が作ったソフトとして唯一の「リーダー製品」に認定されております。
◆参考リンク
Gartnerによる2019年ユーザ評価第1位に予実管理クラウドのAdaptiveが認定
https://bit.ly/341PMqE
予実管理クラウドAdaptiveの5分早わかり動画(YouTube)
https://youtu.be/PRNtQRo-lQM
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