PCR検査用『ボックス型検査システム』、『移動式PCR検査所』を開発

TSP太陽株式会社

TSP太陽株式会社(代表取締役社長:能村祐己、本社:東京都目黒区東山1-17-16)は、新型コロナウイルス(COVID-19)のPCR検査実施における医療従事者や被検者の感染リスクを最小限に抑え、かつ検査効率を最大限に高めた『ボックス型検査システム』と『移動式PCR検査所』を開発しました。
▶︎『ボックス型検査システム』
医師は透明パネル越しに検査を行ない、暴露(くしゃみ)などの感染リスクから周囲が守られる設計になっており、医師や防護服不足が懸念される中、医師や防護服を最大限に効率化する事を目的に運用体制が構築されております。また、ボックス型の検査ブースやテントだけでなく、PCR検査・消毒ガイドラインや予約を含む運営ガイドラインまで、トータルパッケージ化されたシステムの供給を開始したことをお知らせいたします。※予約システムなど一部調整中。

(ボックス型検査システムイメージ)

▶︎ボックス型検査システムの5つの特徴
ボックス型検査システムは、医療従事者や被検者、医療施設を訪れる他の患者の感染リスクを最小限に抑えることを目的とした、以下のような5つの特徴を持っています。

①被験者のボックス内での検査
被験者がボックス内部に入る事によりくしゃみなどによる飛沫等の暴露範囲を最小化し医療従事者、陰性患者の感染を防ぎます。また、暴露をボックス内に限定することで廊下や施設の感染リスクを低減し、全体の機能を維持します。

②医師1人辺りの検査数の最大化
医師や防護服不足が懸念される中、医師1人辺りの検査数を最大化する事を目的に構築されています。医師は複数のボックスを交互に活用し、連続的に検査作業を可能にしたのがボックス型検査システムの最大の特徴であります。そうする事で1ヶ所で1日辺り、100〜200件の検査を行える想定をしています。

③透明パネル越しによる防護服類の節約
検体採取を行う医療従事者は透明パネル越しに専用の手袋を使って検査するため、感染リスクを低減できる他、防護服などPPEの節約にも繋がります。

④検査と並行した消毒作業による効率化
検査所がボックスに分かれていることで消毒効率と検査ボックスの好転率を高めます。
さらに、オプションの陰圧フィルターシステムを追加することで、陰圧機能によるボックス内の空気やウイルスの飛散防止、換気も可能になります。

⑤事前予約による滞在時間の短縮化
医師による事前予約を基本とし、電話での受付を可能にしています。これにより滞在時間の短縮を実現すると共に被験者への負担を減らします。またWEB予約ができるよう予約システムを開発中です。

・ボックス型検査システム 全体図

・内部写真

▶︎施設運営の手順
この度開発した『ボックス型検査』は、新型コロナウイルス(COVID-19)のPCR検査をより安全に行うためのボックス型の検査所ブースと、予約から検体配送、結果連絡までも含めたワンストップのシステムとして提供するものであり、以下手順に沿って施設を利用します。

  • 被検者は、医師による診断を済ませ、医師による事前予約をしている。
  • 被験者は、予約内容に従って来場し検査を受ける。
  • 被験者は、結果を電話又はメールで受け取り、結果に従う。
※参考ガイドラインをご用意しております。
※身長が低い方や子どもの被検者は、備え付けの踏み台の上に上がって検査を受けることが可能です。さらに、車いすや介護者の同席が必要とされる場合は屋外の検査スペースにて対応が可能です。
※WEB予約ができるよう予約システムを開発中です。

▶︎『移動式PCR検査所』
検査所は車両一体型で、トラックに積載したコンテナ内にPCR検査機能を持たせたものであり、被検者は後方の開扉部から透明パネル越しにPCR検査を受けます。
医療従事者は透明パネル越しに検体採取を行なうことで、被検者の暴露(くしゃみ)などによる感染リスクから守られる設計になっており、検査ごとに防護服の交換をせずに済む運用体制が構築されています。

(移動型検査システムイメージ)

▶︎移動型PCR検査システムの特徴
移動型PCR検査システムは、以下のような特徴を持っています。

①場所を選ばずに検査可能
検査ブースは車両一体型のため、医療過疎などで検査のための医療施設が近隣にない場所においても検査対応を可能にします。

②透明パネルによるリスク低減と防護服類の節約
検体採取を行う医療従事者は、透明パネル越しに専用の手袋を使って検査するため、感染リスクを低減できる他、防護服などPPEの節約にも繋がります。

(移動型PCR検査所の平面・立面図)

▼以下、システム導入先(各自治体・医療機関)での手配となります。
・設置場所の選定
・施設の運営に伴う全て
 (医療・運営スタッフの手配、医療資材の調達など)
※参考ガイドラインを用意しております。

▼協力
公益社団法人日本医師会
公益社団法人東京都医師会

▼監修
日本医師会総合政策研究機構

▼開発協力
株式会社ノルメカエイシア
一般社団法人オルスタ

▼引用文献
国立感染症研究所
2019-nCoV(新型コロナウイルス)感染を疑う患者の検体採取・輸送マニュアル 
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html

一般社団法人 日本臨床微生物学会
新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染(疑いを含む)患者検体の取扱いについて -注意喚起-
http://www.jscm.org/m-info/coronavirus200210.pdf

一般社団法人 日本臨床微生物学会・日本臨床衛生検査技師会
臨床材料の取扱いと検査法に関するバイオセーフティーマニュアル-SARS 疑い患者-Ver. 1 
http://www.jscm.org/manual/sarsmanual.pdf

ROBERT KOCH INSTITUT
Hinweise zur Testung von Patienten auf Infektion mit dem neuartigen Coronavirus SARS-CoV-2
(和訳)ロベルトコッホ協会 -新種のコロナウィルス(SARS-CoV-2)による感染症患者の検査の指導-
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Vorl_Testung_nCoV.html#doc13490982bodyText5

厚生労働省健康局
新型コロナウイルス核酸検出の保険適用に伴う行政検査の取扱いについて
https://www.mhlw.go.jp/content/000604470.pdf?fbclid=IwAR2X8qUkvn6YktWar76cxH2uPSK3LlneEPn5QeEs2it5cwCiQimnzaKY6_M

東京都福祉保健局
Ⅰ基礎知識編(3)個人防護服着脱のポイント
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/shingatainflu/cyakudatsu.files/1-3.pdf

Centers for Disease Control and Prevention
Coronavirus Disease 2019
(和訳)アメリカ疾病予防管理センター -コロナウィルス病2019-
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-nCoV/index.html

【会社概要】
会社名:TSP太陽株式会社
代表者:代表取締役社長 能村祐己
本社所在地:東京都目黒区東山1-17-16
設立日:1955年2月
資本金:1億円
業務内容:医療用テント、関連設備のレンタル、各種イベントの企画制作、会場の設計施工、運営管理他
URL:https://www.tsp-taiyo.co.jp/

【問い合わせ担当】
担当者:本社営業部 西 隆之
電話番号:03-3719-3723
メールアドレス:nishi@tsp-taiyo.co.jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

TSP太陽株式会社

9フォロワー

RSS
URL
https://www.tsp-taiyo.co.jp/
業種
建設業
本社所在地
東京都目黒区東山1-17-16
電話番号
03-3719-3721
代表者名
池澤 嘉悟
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1955年02月