NPOカタリバ、3/11に全国の子どもたちとオンラインでつないで特別授業を開催 震災遺族であり元教師が子どもたちに伝えたい、命を守るために必要な行動とは

震災から10年、防災の意識をより「自分ごと化」していくための、未来に向けた防災の授業

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美、以下 カタリバ)は、震災復興10年の節目となる2021年3月11日(木)、子どもたちのためのオンライン広場「カタリバオンライン」において、全国の子どもたちと一緒に防災・減災を考える特別プログラム「防災と命の授業」を実施します。この度、本授業を、全国の小中高校、子どもたち、報道関係者に特別公開することになりましたのでお知らせします。

 



■「もしもは、いつもの中にある。」
震災遺族である元教師が、震災10年のいま、全国の子どもたちに伝えたいこと

もしも、あなたが暮らす地域で未曽有の大災害が起こったら、自分の命を守る「備え」ができていますか――。
震災から10年が経ち、被災地の街並みも変わり、当時10代だった子どもたちも社会人になりました。景色が変わりゆく中で、震災の記憶が薄れていかないよう、各地で震災の伝承事業や遺構工事が進められています。

本プログラムの講師に迎えるのは、大きな犠牲を生んだ旧大川小学校の伝承事業に携わっている女川第一中学校元教諭の佐藤敏郎さん。自身も旧大川小学校を襲った津波で当時12歳のお子さんを亡くされました。佐藤先生は震災遺構としての工事が進む旧大川小学校の校庭から、あの時何が起こったのか、あの時から今までどんな歩みがあったのか、そして私たちにはなにができるのかを語りかけます。震災を知らない・覚えていない子どもたちが多い今だからこそ、子どもたちにとって防災の意識をより「自分ごと化」していくための、未来に向けた防災の授業を届けます。

この授業は、カタリバが運営する学習支援プラットフォーム「カタリバオンライン」の特別プログラムとして実施します。「カタリバオンライン」とは、Web会議システム「zoom」を使用し、新型コロナウイルス感染症拡大によって自宅で過ごす子ども向けに様々な学習プログラムを展開しているオンライン広場。小学生向けの「カタリバオンライン for Kids」、中学生~高校生向けの「カタリバオンライン for Teens」があり、子どもたちの興味関心に応じて取り組むことのできる様々なプログラムを提供しています。

*「カタリバオンライン for Kids」の詳細はこちら: https://katariba.online/
*「カタリバオンライン for Teens」の詳細はこちら:https://katariba-teens.online/


■講師プロフィール 佐藤敏郎

 

1963年、宮城県石巻市生まれ。
東日本大震災当時は、宮城県女川第一中学校(現在の女川中学校)に国語科教諭として勤務。2015年3月退職し、震災当時小学生だった高校生が若者とディスカッションを行う企画「あの日を語ろう、未来を語ろう」を各地で展開。2016年「16歳の語り部」(ポプラ社)を刊行、「平成29年度 児童福祉文化賞推薦作品」を受賞。

 



■開催概要
 

●日付:3月11日(木)
●時間:第1部 10:00-11:00、第2部 14:30-15:00
●環境:web会議システム「zoom」を利用し、オンラインで開催いたします
●参加対象:
・様々な事情により自宅で過ごす全国の小学生、中学生、高校生
・全国の小学校、中学校、高等学校、またはフリースクール等の子どもの居場所を運営されている組織(防災学習の一環としてぜひご利用ください)
●プログラム:
【第1部】防災と命の授業「もしもは、いつもの中にある」
 10:00 授業スタート
 10:05 旧大川小の敷地内から中継
 10:20 ディスカッション「あのとき、もし自分だったらどうする?」
 10:35 防災について考えるワークショップ
 11:00 終了
【第2部】被災地・女川からの中継と黙とう
 14:30 女川の献花台から中継
 14:46 黙祷
 14:47 感じたことを共有​

※プログラム内容は変更になる場合がございます。
※佐藤敏郎先生による授業は第一部のみで、第二部には登壇しませんのでご留意ください。



■お申し込み

学校や個人の皆様は、2021年3月8日(月)迄に、下記URLよりお申込みください。
https://forms.gle/5SLvsu4279sRJ8XWA

※メディアの皆様は、文末の「本リリースへの問い合わせ」よりご連絡ください。


■認定特定非営利活動法人カタリバとは

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>
設立   :2001年11月1日 
代表   :代表理事 今村久美
本部所在地:東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨、令和元年東日本台風、熊本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区) 
URL   : https://www.katariba.or.jp/


■本リリースへの問い合わせ

●イベントに関する問い合せ
メールアドレス:pr-team@katariba.net(担当:高木)

●取材ご依頼に関する問い合せ
取材依頼フォーム:https://www.katariba.or.jp/report/
メールアドレス:pr-team@katariba.net(担当:田中)







 

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会社概要

URL
https://www.katariba.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ203
電話番号
03-5327-5667
代表者名
今村久美
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年11月