旧・加藤学園が「学校法人thanka」へ。創立48周年を機に全面リニューアル。地域型多機能法人として新ステージへ移行

学校法人thanka（旧：学校法人加藤学園）は、創立48周年を迎える2025年4月、法人名の改称、新しいCIの策定、4つの事業所WEBの統合、複数の園舎の新設・リニューアルを完了。

学校法人thanka

2025年12月1日 12時00分

学校法人thanka（旧：学校法人加藤学園）は、創立48周年を迎える2025年4月、法人名の改称、新しいCI（コーポレートアイデンティティ）の策定、4つの事業所WEBの統合、複数の園舎の新設・リニューアルを完了しました。長年にわたり“地域に根ざした園”として歩んできた私たちは、この節目を機に、子どもも大人も混ざり合う「みんなの庭」のような存在へと進化していきます。

学校法人加藤学園から「thanka」へ

学校法人の歩みは、昭和52年の野田北部幼稚園創立に始まります。「建物ではなく、人を世に残す」という信念のもと、地域の子どもたちのために学校法人を設立しました。その後、人口増加・停滞・少子化と社会状況が変化する中でも、園は地域とともに教育の役割を果たしてきました。

現在は、教育・保育にとどまらず、子育て支援、発達支援、文化活動など、多様な機能を地域に届ける必要性が高まっています。

こうした背景から、法人名を「学校法人thanka（さんか）」へと改称し、新しい時代に求められる学びの拠点として再構築を行いました。名称には「燦花」「讃歌」「参加」の三つの願いを込めています。

新しいCI（コーポレートアイデンティティ）について

CI策定は、代表の加藤裕希とクリエイティブディレクターの小田雄太（COMPOUND inc.）が約1年間にわたって職員とともに議論やワークショップを重ね、法人の歴史・理念・未来像を再整理しながら進めました。

ミッション・ステートメントは「手を繋ぎにいく」。

これは、不安や戸惑いを抱える子どもや保護者、地域の人、そしてまだ見ぬ誰かへ、こちらから手を差し伸べにいくという法人の意志を示す言葉です。

ロゴは、漢字「手」の象形を同心円構造の中に配し、異なる主体が“今まさに繋がろうとしている状態”を表現。3つの「手」が互いに違う個性を持ちながら循環し、調和していく姿を象徴しています。

７年間にわたる園舎の新設・リニューアル

2018年、「thankaこども園のだ（旧：のだのこども園）」が開園（設計：水上哲也設計事務所／千葉県建築文化賞受賞）。

続いて、周辺の樹木やシンボルツリーであるケヤキの大木を残しながら、「thanka幼稚園のだほくぶ」（設計：日比野設計）の新園舎建設・既存園舎の大規模リニューアルを段階的に実施しました。

複数棟が“村”のようにつながる構造や、外と内がシームレスにつながる設計など、子どもの主体性を引き出す環境づくりが一貫して進められています。

2025年春に、新園舎の竣工とともに野田北部幼稚園は幼保連携型認定こども園へ移行しました。

４つの事業所と情報をひとつに

これまで個別に運営してきた

・thanka幼稚園のだほくぶ（旧：野田北部幼稚園）
・thankaこども園のだ（旧：のだのこども園）
・thankaこども園ながれやま（旧：Kanade流山セントラルパーク保育園）
・thanka alt のだ（児童発達支援事業所）

に加え、採用情報を含む計5つのWEBサイトを統合し、

<https://thanka.ed.jp > を開設しました。

新しいWEBは、法人全体を「ひとつの庭」として感じられる設計とし、教育・保育・子育て支援・発達支援・文化活動など、事業の全体像を横断して閲覧できる構成へ再編集しました。園舎の風景、子どもたちの学び、職員のまなざしを、一つのストーリーとして体験できるサイトに生まれ変わっています。

“手を繋ぎにいく”WEBへ

新しいWEBは、4つの事業所と採用情報を統合した、発信・学び・対話のためのハブとして機能します。法人の理念と新CIの世界観をもとに、「手を繋ぎにいく」という姿勢を表すデジタルの入り口となります。

理事長からのメッセージ

私たちは創立以来、「教育（保育）を通して明日がおもしろい社会をつくる」ことを使命としてきました。少子化が進む今こそ、子どもたちの“成長したい”という意欲と、地域にひらかれた学びの環境を守り育てることが求められています。園はもう一つの家のように安心でき、そして人生をオモシロクする居場所でありたい。新しい法人名とCIには、その思いと、未来へ光を照らしていく決意を込めています。

理事長　加藤裕希