「日本空き家サポート」を運営するL&F、播州信用金庫と空き家事業に係るビジネスマッチング契約を締結。
L&Fは「不動産・住宅に関わる全ての人に喜びを」をテーマに、超高齢社会ならではの不動産、住宅に関する社会的課題の解決を目指し、不動産所有者と不動産・住宅関連事業者向けサービスを開発・運営する会社です。
2015年よりサービスを開始した「日本空き家サポート」は、独立系空き家管理専門事業者として唯一47都道府県に展開する空き家管理専門ブランドとして成長し、空き家管理のみならず、売却や活用など、空き家所有者の様々ニーズに対応可能な強固な全国ネットワークを構築してまいりました。
また、認知症等を要因とした資産凍結により、施設入居などの際に自宅を売却できなくなってしまうといったケースが増加していることから、「日本空き家サポート」とのシナジーが期待できる家族信託の分野においても「家族信託の相談窓口」ブランドにて全国で事業展開しています。
運営する全事業において専用のWEBアプリケーションを自社開発するなど、リアルネットワークとIT技術を活用した社会貢献型企業を目指しています。
日本空き家サポートについて
日本空き家サポートは、空き家サポーターとして加盟する全国175社の不動産・住宅関連企業と連携して提供される空き家管理サービスを中心に、空き家所有者の相談対応から売却、活用、リフォームといった具体的な空き家の出口までのサービスをワンストップで提供するサービスです。
2022年の空き家管理件数は対前年比156%増で、サービス開始以来、年平均40%成長を継続しており、特許を取得した「不動産管理システム」による管理作業の動画配信や、住宅のプロによる質の高い管理作業により多くのお客様のご支持をいただいています。
ビジネスマッチング契約について
人口減少による空き家の増加は、地域の住環境の悪化を招くことで更なる人口の流出、地域経済の衰退にもつながる大きな問題です。また、空き家の所有者(相続人等)が地元を離れているケースも多く、2015年に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法(以下、「空家対策特措法」といいます。」上の管理者責任を果たせない現実も課題となっており、2023年3月には空家等の所有者の責務をさらに強化する内容が盛り込まれた改正案が閣議決定されました。日本空き家サポートの空き家管理サービスをご利用中のお客様においても、約86%が空き家所在地の市外・県外に居住しており(2022年12月末現在)、空き家となった故郷の実家の管理を、地元を離れた相続人世代から委託されるケースが最も多くなっています。
また播州信金においては、空き家が生まれる原因の多くを占めると考えられる相続の発生は、顧客、預金の流出などにつながるリスクがあるため、次世代の空き家所有者である遠方の相続人世代と繋がることが可能な空き家管理サービスは、管理のみならず活用や売却、解体など、空き家の流動化に伴う融資機会等の創出や、地域活性化にも貢献できる側面があります。
今国会(第211回通常国会)に提出された「空家等対策特別措置法」改正案では、従来からある「特定空家(倒壊等の危険があるなど問題が大きい空き家)」の指定だけでなく、将来的に特定空家になるおそれのある空き家を「管理不全空き家」として、固定資産税の住宅用地の特例の解除も可能となる案が盛り込まれています。改正案の成立により、空き家所有者の負担が更に増加し、遠方で管理ができない方々の空き家管理ニーズが大きく増加することが予想されます。
故郷を離れた相続人世代に対し、空き家に関する負担を軽減するサービスを提供するL&Fと、経営理念に掲げる「地域の皆様に奉仕すること」の精神のもと「地域の社会的課題の解決と経済成長の両立を図り、持続可能な社会の実現」を掲げる播州信金がビジネスマッチング契約を締結することで、相互の事業機会の創出のみならず、地域の空き家をめぐる課題解決に貢献してまいります。
播州信用金庫
https://www.shinkin.co.jp/banshin/
■ 会社概要
会社名 :株式会社L&F(エルアンドエフ)
所在地 :千葉市美浜区中瀬2-6-1 ワールドビジネスガーデン マリブウエスト26階
設立 :2007年4月
代表取締役 :森 久純
事業内容 :
・空き家管理の全国ネットワーク「日本空き家サポート」の運営
https://xn--w8jvl3b6d9gz83xm5o0mc223e.jp/portal/
・不動のプロと法律専門家の全国ネットワーク「家族信託の相談窓口」の運営
・賃貸管理会社向けオーナーWEBアプリ「オーナーズクラウド」の運営
コーポレートサイト :https://www.l-f.co.jp/
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