東京都内の経営支援機関における企業向けの人材支援について調査を実施
東京都内の中小企業経営支援機関約300団体へ会員企業向けに実施している人材確保・育成支援等の調査を行いました。
採用・就職・育成の分野において、新卒から中途、シニア人材に至るまで広く事業を展開している、株式会社クオリティ・オブ・ライフ(本社:東京都千代田区、代表取締役:原 正紀、以下QOL)は、受託した中小企業庁 令和2年度「地域中小企業人材確保支援等(中核人材確保支援能力向上事業)」事業の一環で、東京都内の中小企業支援機関(業界団体・金融機関・商工会等)約300団体に向け、会員企業向けに実施している中核人材(※)確保・育成支援等に関する調査を2020年10月に実施しました。(※)企業の中核で活躍する専門性・マネジメント力を持つ人材を指します。
【調査結果概要】
(人材確保・育成に関する支援)
・人材確保・育成等の支援を実施している経営支援機関の割合は半数を超える
・「中核人材の確保支援」の実施率は、「他機関との連携・情報交換」が最も高く、特に金融機関での実施が多い
・人材確保・育成の課題は、「応募者が集まらない」、「人材育成のための時間が取れない」等の割合が高い
(今後行いたい中核人材確保支援)
・今後行いたい中核人材確保支援は、「他機関との連携・情報交換」、「採用に関するセミナーや研修」の割合が多い
(興味関心のあるテーマ)
・関心がある人材関係のテーマ、知りたい人材関係の情報は、コロナ禍の影響もあるのか、「WEB・SNS を活用した採用活動」、「最新の採用動向や成功事例」の割合が高い結果となった
【調査結果詳細】
1.人材確保・育成等の支援を実施している経営支援機関の割合は半数を超える
人材確保・育成等の支援を実施している割合は 55.0%であった。『経営支援機関・その他』『金融機関』はいずれも支援の実施率が 6 割と高く、『業界団体』では 4 割に留まることから、人材確保・育成等の支援がビジネスに直結する、または間接的に寄与する組織体での実施率が高いことがわかる。
【図1】人材確保・育成等支援有無
中核人材の確保支援内容は「他機関との連携・情報交換」が 27.3%で最も高く、「採用関係セミナー・研修」が 18.2%、「採用関連情報提供」が 14.5%で続く。回答機関種別にみると、『金融機関』の「他機関との連携・情報交換」が 53.3%と高い。各活動の実施企業における評価を尋ねてみると、「効果あり・計」(「期待以上の評価が得られ た」と「期待通りの評価が得られた」の合計)は、「採用関係セミナー・研修」が 70.0%と最も高く、「就職サイト・冊子」が 66.7%で続く。
【図2】人材確保支援内容の実施状況(中核人材の確保支援)
人材確保における課題は、「応募者が集まらない」が突出して高く、「新卒・若手人材が採れない 」、「採用にかける予算がない」が続く。生産年齢の人口減少、リーマンショック以降の売り手市場、働き方改革によるライフスタイルの変化、ICT 技術の進歩等さまざまな要因による人手不足で、人材の確保に苦心している様子がうかがえる。
【図3】人材確保の課題
【図4】人材育成等の課題
今後行いたい人材確保支援は中核人材では、「他機関(中核人材のデータベース保有機関等) との連携・情報交換」、「中核人材の採用に関するセミナーや研修」が上位。いずれも”情報交換や連携”系が上位に挙がる。 機関別では、金融機関は支援意向が全体的に高い傾向であるが、業界団体は中核人材・外部人材のいずれの支援においても、半数以上が「特になし」と回答しおり、機関によって支援意向に温度差がある様子がうかがえる。
【図5】今後行いたい人材確保支援(中核人材)
5.興味関心のあるテーマは、「WEB・SNS を活用した採用活動」、「最新の採用動向や成功事例」の割合が高い
関心がある人材関係のテーマ、知りたい人材関係の情報は、コロナ禍の影響もあるのか、「WEB・SNS を活用した採用活動」、「最新の採用動向や成功事例」の割合が高い結果となった。「オンラインでの人材育成・研修」、「オンライン採用・面接」、「テレワークにおける人事管理」といった、オンライン絡みのテーマに関心が集まっているのも特徴的であった。
【図6】関心のある人材関係のテーマ/情報
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【調査概要及び調査内容】
(調査概要)
・調査対象:東京都内の経営支援機関(業界団体・地銀・商工会等)
・調査方法:郵送調査
・調査実施期間:令和2 年 10 月 3 日~令和 2 年 10 月 21 日
・アンケート有効回収数:有効回答数100件(送付数:308件)
(調査内容)
(1) 基本情報:機関名、支援内容、会員数
(2)人材確保・育成に関する支援内容
・人材確保支援・実施の評価(新卒・若手等、中核人材、外部人材)、人材育成支援・実施の評価、
・人材確保・育成の課題、今後実施したい人材確保支援(中核人材、外部人材)・育成支援、今後の採用傾向
(新卒・若手・ミドル・シニア・高度外国人材・中核人材・兼業副業外部人材)
・関心がある人材関係のテーマ、知りたい人材関係の情報(3)中小企業庁「地域中小企業人材確保支援等事業」について参加の意向、要望等
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【中小企業庁 令和2年度「地域中小企業人材確保支援等(中核人材確保支援能力向上事業)」事業とは】
生産年齢人口が減少する中、人手不足は恒常化しうる問題です。特に成長・拡大を志向する中小企業における、
企業の持続的成長・発展や 地域活性化には「中核人材」確保を戦略的に進めていくこと が必要であり、経営支援機関等による経営支援~人材発掘支援~フォローアップのシームレスな支援が望まれます。
本事業は、経営支援機関等による連携体(地域ネットワーク)の形成、経営支援機関等に対する支援ノウハウ提供等による担い手育成など、継続的かつ有用な地域ネットワークの仕組みづくりの実証を行うものです。
【株式会社クオリティ・オブ・ライフについて】
クオリティ・オブ・ライフは、2006年の設立以来、「QOL=個人の人生の充実」という視点から、人と組織の活性化をサポートしてきました。
経済産業省や中小企業庁、東京都・大阪府・群馬県等が実施する「企業と人材を結ぶ公共事業」に数多く携わり、主に採用・就職・育成の分野において、学生、既卒者、社会人向けに独自のキャリア教育から就職支援、社内教育まで広く事業を展開しています。
設立:2006年11月28日
URL:https://www.qol-inc.com/
所在地:101-0046 東京都千代田区神田多町2-2-22 千代田ビル2F
資本金:30,000,000円
事業内容:採用・定着支援、キャリア開発
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【本リリースに関するお問合せ】
株式会社クオリティ・オブ・ライフ 担当:原、品川、原田
■TEL:03-3526-6751 ■メール:info@qol-inc.com
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(人材確保・育成に関する支援)
・人材確保・育成等の支援を実施している経営支援機関の割合は半数を超える
・「中核人材の確保支援」の実施率は、「他機関との連携・情報交換」が最も高く、特に金融機関での実施が多い
・人材確保・育成の課題は、「応募者が集まらない」、「人材育成のための時間が取れない」等の割合が高い
(今後行いたい中核人材確保支援)
・今後行いたい中核人材確保支援は、「他機関との連携・情報交換」、「採用に関するセミナーや研修」の割合が多い
(興味関心のあるテーマ)
・関心がある人材関係のテーマ、知りたい人材関係の情報は、コロナ禍の影響もあるのか、「WEB・SNS を活用した採用活動」、「最新の採用動向や成功事例」の割合が高い結果となった
【調査結果詳細】
1.人材確保・育成等の支援を実施している経営支援機関の割合は半数を超える
人材確保・育成等の支援を実施している割合は 55.0%であった。『経営支援機関・その他』『金融機関』はいずれも支援の実施率が 6 割と高く、『業界団体』では 4 割に留まることから、人材確保・育成等の支援がビジネスに直結する、または間接的に寄与する組織体での実施率が高いことがわかる。
【図1】人材確保・育成等支援有無
2.「中核人材の確保支援」の実施率は、「他機関との連携・情報交換」が最も高く、金融機関での実施が多い
中核人材の確保支援内容は「他機関との連携・情報交換」が 27.3%で最も高く、「採用関係セミナー・研修」が 18.2%、「採用関連情報提供」が 14.5%で続く。回答機関種別にみると、『金融機関』の「他機関との連携・情報交換」が 53.3%と高い。各活動の実施企業における評価を尋ねてみると、「効果あり・計」(「期待以上の評価が得られ た」と「期待通りの評価が得られた」の合計)は、「採用関係セミナー・研修」が 70.0%と最も高く、「就職サイト・冊子」が 66.7%で続く。
【図2】人材確保支援内容の実施状況(中核人材の確保支援)
3.人材確保・育成の課題は、「応募者が集まらない」、「人材育成のための時間が取れない」等の割合が高い
人材確保における課題は、「応募者が集まらない」が突出して高く、「新卒・若手人材が採れない 」、「採用にかける予算がない」が続く。生産年齢の人口減少、リーマンショック以降の売り手市場、働き方改革によるライフスタイルの変化、ICT 技術の進歩等さまざまな要因による人手不足で、人材の確保に苦心している様子がうかがえる。
【図3】人材確保の課題
人材育成における課題は、「人材育成のための時間が取れない」、「人材育成をしても定着しない 」、「自社内での人材育成ノウハウがない」が上位を占め、時間やノウハウなどリソース不足により人材育成にまで手が回っていないという実態がみえる。また、人材が定着しないという点も見過ごせない課題であり、時間を掛けて育成したものの定着に至らないとなれば、育成時間や内容の簡素化をするなど、育成の取り組みが希薄になる可能性がある。
【図4】人材育成等の課題
4.今後行いたい中核人材確保支援は「他機関との連携・情報交換」、「採用に関するセミナーや研修」の割合が多い
今後行いたい人材確保支援は中核人材では、「他機関(中核人材のデータベース保有機関等) との連携・情報交換」、「中核人材の採用に関するセミナーや研修」が上位。いずれも”情報交換や連携”系が上位に挙がる。 機関別では、金融機関は支援意向が全体的に高い傾向であるが、業界団体は中核人材・外部人材のいずれの支援においても、半数以上が「特になし」と回答しおり、機関によって支援意向に温度差がある様子がうかがえる。
【図5】今後行いたい人材確保支援(中核人材)
5.興味関心のあるテーマは、「WEB・SNS を活用した採用活動」、「最新の採用動向や成功事例」の割合が高い
関心がある人材関係のテーマ、知りたい人材関係の情報は、コロナ禍の影響もあるのか、「WEB・SNS を活用した採用活動」、「最新の採用動向や成功事例」の割合が高い結果となった。「オンラインでの人材育成・研修」、「オンライン採用・面接」、「テレワークにおける人事管理」といった、オンライン絡みのテーマに関心が集まっているのも特徴的であった。
【図6】関心のある人材関係のテーマ/情報
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【調査概要及び調査内容】
(調査概要)
・調査対象:東京都内の経営支援機関(業界団体・地銀・商工会等)
・調査方法:郵送調査
・調査実施期間:令和2 年 10 月 3 日~令和 2 年 10 月 21 日
・アンケート有効回収数:有効回答数100件(送付数:308件)
(調査内容)
(1) 基本情報:機関名、支援内容、会員数
(2)人材確保・育成に関する支援内容
・人材確保支援・実施の評価(新卒・若手等、中核人材、外部人材)、人材育成支援・実施の評価、
・人材確保・育成の課題、今後実施したい人材確保支援(中核人材、外部人材)・育成支援、今後の採用傾向
(新卒・若手・ミドル・シニア・高度外国人材・中核人材・兼業副業外部人材)
・関心がある人材関係のテーマ、知りたい人材関係の情報(3)中小企業庁「地域中小企業人材確保支援等事業」について参加の意向、要望等
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【中小企業庁 令和2年度「地域中小企業人材確保支援等(中核人材確保支援能力向上事業)」事業とは】
生産年齢人口が減少する中、人手不足は恒常化しうる問題です。特に成長・拡大を志向する中小企業における、
企業の持続的成長・発展や 地域活性化には「中核人材」確保を戦略的に進めていくこと が必要であり、経営支援機関等による経営支援~人材発掘支援~フォローアップのシームレスな支援が望まれます。
本事業は、経営支援機関等による連携体(地域ネットワーク)の形成、経営支援機関等に対する支援ノウハウ提供等による担い手育成など、継続的かつ有用な地域ネットワークの仕組みづくりの実証を行うものです。
【株式会社クオリティ・オブ・ライフについて】
クオリティ・オブ・ライフは、2006年の設立以来、「QOL=個人の人生の充実」という視点から、人と組織の活性化をサポートしてきました。
経済産業省や中小企業庁、東京都・大阪府・群馬県等が実施する「企業と人材を結ぶ公共事業」に数多く携わり、主に採用・就職・育成の分野において、学生、既卒者、社会人向けに独自のキャリア教育から就職支援、社内教育まで広く事業を展開しています。
設立:2006年11月28日
URL:https://www.qol-inc.com/
所在地:101-0046 東京都千代田区神田多町2-2-22 千代田ビル2F
資本金:30,000,000円
事業内容:採用・定着支援、キャリア開発
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【本リリースに関するお問合せ】
株式会社クオリティ・オブ・ライフ 担当:原、品川、原田
■TEL:03-3526-6751 ■メール:info@qol-inc.com
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