高校生は、キャリア教育としての「自己探求」を求めている。高校生自身が指針を探す、創る “自己探究型キャリア教育” とは?

有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター(所在地:兵庫県神戸市、代表取締役:田中翔紘)は、長年、多くの学校から課外活動、授業、教職員研修の受託をしてきました。そこで得られた知見、ノウハウを活かし本格的に「自己探究型キャリア教育」を軸にしたカリキュラムマネジメントに関するコンサルティング事業を始めます。【URL】https://e-ec.co.jp
  • キャリア教育の重要性
“キャリア教育”が、学校教育に導入された理由として、産業の細分化や分業化が進んだこと、インターネットが普及したことで、子どもたちが実体験をもとにした職業観を得ることが難しくなったことがあげられています。


しかし、VUCA、シンギュラリティー、メタバース…子どもたちがリアルに、かつポジティブに未来を描きにくい現実、アクティブラーニングやPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)などの新しい「学び方」に取り組んでいる学校はほんのわずか、多くの学校は未だに知識伝達型の学習に終始しているという現実に対する社会の反発という要素も強いと思います。
 
高校の新学習指導要領では、「キャリア教育及び職業教育に関して配慮すべき事項」が立てられ、「就業体験活動の機会を積極的に設けるとともに、地域や産業界等の人々の協力を積極的に得るよう配慮するものとする」とされています。

さらに「生徒の発達の支援」に関して「生徒が、学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくことができるよう、特別活動を要としつつ各教科・科目等の特質に応じて、キャリア教育の充実を図ること。その中で、生徒が自己の在り方、生き方を考え主体的に進路を選択することができるよう、学校の教育活動全体を通じ、組織的かつ計画的な進路指導を行うこと」とされています。

このように “キャリア教育” の重要性が説かれ、浸透して始めている一方で、キャリア教育に関する情報や資料を読んだことのない先生は34.7%、キャリア教育についての校内研修に「参加したことがない」という先生が47.9%であることが、国立教育政策研究所の調査で明らかになっています。

同じく、国立教育政策研究所が高校3年生に対して行ったアンケート「あなたは、自分の将来の生き方や進路について考えるため、ホームルーム活動の時間や総合的な探求の時間などで、これまでにどのようなことを指導してほしかったですか?」という問いに対して、最も多かった回答が『自分の個性や適性(向き・不向き)を考える学習(33.5%)』という結果でした。
 

  • 自己探究型キャリア教育の誕生

これまで学校からの受託事業は、児童・生徒の「人間力向上」という文脈に沿った課外活動、授業が主なものでした。具体的に課外活動や授業で提示されるワードとして、「自分らしさを知り、自分らしく生きるための…」といった「自己探求型」の学習機会、体験の提供を行ってきました。

ある大学附属の高校からは、毎年、入学直後の1年生に対する「オリエンテーションキャンプ」を受託しています。オリエンテーションキャンプは、まさに「自己探求型」キャリア教育のキックオフ的な意味を持ちます。掲げられた目的は「他人任せの将来にならないよう“自分づくり”のスタート」、目標は「自分(自分たち)で決めてやってみる」というものです。
 


そのオリエンテーションキャンプの最終日には、「3年後(高校卒業時)どんな自分になっていますか?」と問い、それを記録します。そして、卒業前には、それを読み返してどう思いますか?という問いを再び行います。そこには、それぞれの成長が記されます。また、同時に「入学時のオリエンテーションキャンプはあなたにとって意味のある体験でしたか?」という問いも行いますが、毎年8割以上の生徒が「意味あるものだった」と回答しています。

 

 

「入学時のオリエンテーションキャンプはあなたにとって意味のある体験でしたか?」高校3年生の回答「入学時のオリエンテーションキャンプはあなたにとって意味のある体験でしたか?」高校3年生の回答


課外活動、授業の受託にとどまらず、近年は教職員の研修、カリキュラムや生徒指導に関する相談といった機会も頂いています。前述のアンケートにあったように、先生方は、重要性を認識しながらも、キャリア教育に関する情報や資料を読むことができない、キャリア教育についての校内研修に参加できないという状況です。これは、現場の先生方の多忙ぶりを見れば理解できます。

しかし、先生方は多忙を理由に児童・生徒の成長に対する責任を放棄するようなことはありません。そこで、第三者、民間事業者である私達との連携に活路を見出してきたのでしょう。

これまでは、直接 “キャリア教育” とは謳っていませんでしたが、「人間力向上」という文脈に沿った課外活動、授業は、盛んに議論されてきた “キャリア教育” と極めて親和性が高いものです。

この度、改めて「自己探究型キャリア教育」を軸にした、カリキュラムマネジメントに関するコンサルティング事業をリリースいたします。
 

  • 自己探究型キャリア教育の年間カリキュラム(例)

4月:導入(自己探求のための規範づくり、自己開示と他者受容)
 実習:全員インタビュー、グループでの課題解決「バーチャルオリエンテーリング」

5月〜7月:多角的視点を得る
 実習:価値観明確化、グループコンセンサス

8月(夏季休暇)〜9月:ビジョンクエストキャンプ
 自分らしさを探求する。在りたい自分を描き、目標を設定する。
 実習:長距離ハイク、クライミングなどの個人チャレンジ
 
10月〜11月:自己実現、目標達成のフレームワークを知る・活用する
 9ブロック発送法、マインドマップ、KJ法、未来創造型実行計画など

12月〜2月:自分の未来をリアルに描く
「社会、仕事、お金」に関する学習、未来創造型実行計画の作成

3月:クラスメイトからのフィードバックによる自己探求
一年間を通じて見えてきた他者の強み、課題を「成長を願って」フィードバックする

 
  • 自己探究型キャリア教育 参考資料

EECブログ  
『進路指導や就職支援だけが “キャリア教育” ではない』 https://e-ec.co.jp/topics-109/ 
『小学生から始める “キャリア教育” 』 https://e-ec.co.jp/topics-115/

資料ダウンロード https://e-ec.co.jp/dl/
 
  • 自己探究型キャリア教育に関する問い合わせ

有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター
 ホームページ  https://e-ec.co.jp/
 お問い合わせフォーム  https://e-ec.co.jp/contact/
 無料オンライン相談お申込みフォーム  https://e-ec.co.jp/soudan/
 担当者より、24時間以内にご連絡差し上げます。

  • 会社概要

会社名  :有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター
設立   :1997年12月1日
代表取締役:田中 翔紘
所在地  :神戸市北区藤原台北町4−27 スペースアルファ神戸内
事業内容 :教育・人材育成
研修実績 :(学校)帝京大学可児小学校・中学校様、京都産業大学附属中学校・高等学校様、近畿大学附属高校様 他 (企業)本田技研工業様、三菱日立パワーシステム様、小野薬品工業様、ロート製薬様 他

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会社概要

URL
https://e-ec.co.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー 8F
電話番号
-
代表者名
田中 翔紘
上場
未上場
資本金
-
設立
1997年12月