次世代分散型データストレージサービス「IPFS SOUKO」、NFTサービス対応を開始
「世界のすべてをデジタル保存する」というスローガンのもと、Web3.0社会のインフラを担う分散型ストレージ事業を展開するNonEntropy Japan株式会社(ノンエントロピー ジャパン、本社:東京都千代田区、代表取締役 西村拓生、以下 当社)は、IPFSおよびFilecoin分散ストレージによってセキュアなデジタルアーカイブを実現する「IPFS SOUKO」においてNFTコンテンツへの対応及び、NFTサービスの受託開発事業を開始したことを発表します。
- IPFS SOUKOの特徴
- NFTコンテンツをIPFSに保存する意義
デジタルは複製が容易である特徴がありますが、そのウェブ上において代替性がない、唯一性を証明するための技術がNFTです。しかし、NFTは、その唯一性を証明できるものの、唯一性が証明されたコンテンツの非改竄性の証明は出来ません。一方でIPFSは、ファイルを分散保存し、ファイルの所在をパス構造(フォルダ構造)によらず、ハッシュ値による暗号によって管理します。その結果、IPFSは、非改竄性を高め、データを半永久的に、中立・公正に保存することが可能となります。
そこで、NFTとIPFSを組み合わせることで、唯一性と非改竄性、そしてデータの保全性を高めた理想的なデータ保存を実現することが可能となります。
既に海外NFTマーケットでは、IPFSへ保存する事例が増えており、当社は日本においてそのリーディングカンパニーを目指すべく事業を推進していきます。
- NFTサービスの受託開発
その一貫で、NFTサービスの受託開発サービスを提供することで、当社のIPFS SOUKOの利用拡大を狙います。
その第1弾として、2つの受託開発事例を紹介いたします。
1)障がい者アートのためのプラットフォーム「パラリンアート」のNFT化及びIPFSへのデジタル保存プラットフォームの受託開発
2)クラブミュージックのNFTコンテンツのオークションプラットフォーム「DiscoverFeed」の受託開発
・パラリンアートⓇ
https://paralymart.or.jp/
一般社団法人 障がい者自立推進機構(創業者/代表理事:松永 昭弘)は、「障がい者がアートで夢を叶える世界を作る」という理念を掲げ、障がい者の自立推進に繋がる活動「パラリンアートⓇ」を2007年より行っており、内閣官房 東京オリンピック競技大会・パラリンピック競技大会推進本部事務局「beyond2020」認証事業でもあります。障がい者アーティストが描いた絵画・デザインを企業やイベント等でアート利用していただき、収益の50%をアーティスト報酬としてお支払いすることによって、社会保障費に依存せず、民間企業からのご協力のみで、障がい者の”自立推進を継続できる仕組み作り”を目指しています。
当社では、この障がい者アーティストが描いた絵画・デザインのNFT化及び、コンテンツデータをIPFS SOUKOにて保存するプラットフォームを受託開発します。
・DiscoverFeed
https://front.discoverfeed.net/
DiscoverFeedとは、We Rave You Ltd.(CEO:Yotam Dov、本社:イスラエル、2012年設立、世界最大級のアーティストコンサルティング会社)が運営するNFTオークションプラットフォームです。クラブミュージックで世界TOP100にランキングされ、SNSで100万人以上のフォロワーを有する著名DJが、通常は世の中へ出ることのない制作プロセスや制作中コンテンツをファンへ公開し、NFTとしてオークション販売されます。
当社では、このプラットフォームの開発を受託し、NFTのコンテンツデータをIPFS SOUKOにて保存します。
IPFS SOUKOに関する詳細は下記にてご覧いただけます。
https://nonentropy.jp/about-services/
※Web3.0とは、ブロックチェーン技術による非中央集権的な分散ネットワークの構築により、不正アクセスや情報漏えい、データ改ざんのリスクなどが解消され、ユーザー間で自由に情報と価値の交換が可能となる世界です。
※IPFS(Interplanetary File System)とは、⽶国Protocol Labs(https://protocol.ai/)が提唱する分散型のインターネットファイルシステムです。HTTPプロトコルではファイルのロケーションを指定し、それを複数のサーバーを経由して閲覧するのに対して、IPFSでは、コンテンツ・アドレッシング⽅式といい、世界中のストレージに分散化されたコンテンツを直接収集して閲覧します。IPFSには耐障害性、負荷分散、耐検閲性、耐改ざん性といったメリットがあり、HTTPを補完する技術として注⽬を集めています。
※Filecoinとは、世界100箇所以上の暗号資産取引所にて上場している暗号資産の1つです。IPFSと同様⽶国Protocol Labsが運営元として、2017年より事業展開されています。現在世界には1500カ所以上のFilecoin分散ストレージが存在し、3.5EiBという膨⼤なデータ量を保存するネットワークとなっています。
※NFTとは、Non Fungible Tokenの略称で、代替性がないトークンを表します。デジタルは複製が容易である特徴がありますが、そのウェブ上において代替性がない、唯一性を証明するための技術がNFTとなります。※ARとは、Augmented Reality」の略で、一般的に「拡張現実」と訳される。拡張現実とは、人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境を指します。
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