ヴェルサーチェ 2021ホームコレクション　ミラノデザインウィークで発表

ヴェルサーチェ ホームは、家具とホームアクセサリーの新コレクションを現在イタリアで開催中のミラノデザインウィーク(2021年9月5～10日)にて発表しました。

このコレクションは、ドナテラ・ヴェルサーチェと、建築家でデザインデュオとして知られる、ロベルト・パロンバ＆ルドヴィカ・セラフィノとのコラボレーションとして生まれました。このプロジェクトは、ファッションブランドのスタイルコードを単純に置き換えたものではなく、ファッション、ラグジュアリー、リビングを融合させ、ヴェルサーチェの世界観をグローバルに体験できるよう、ラグジュアリー・リビング・グループとのパートナーシップのもと、建築の巨匠が手掛けたものです。

「私は好奇心旺盛なので、何か新しいことを学ぶ機会があれば必ず受け入れるようにしています。
ルドヴィカとロベルトと一緒にブレーンストーミングを始めたとき、2人のデザインに関するとてつもない知識と、ヴェルサーチェ ホームのためにすでに持っていたアイデアに心惹かれました。クリーンでモダン、かつエレガントなラインの中にヴェルサーチェを象徴するコードを取り入れ、この新コレクションに吹き込むことができたのは、とても素晴らしいことだと思います。彼らの色使いや、ブランドに敬意を払いながらも、同時に彼らのビジョンを通して現代に蘇らせようとする姿勢がとても気に入っています。」
－ ドナテラ・ヴェルサーチェ

「ドナテラとの共同作業はふたつの海が出会うようなものでした。ブランドのコードをホームコレクションに移すために、彼女からアドバイスやガイドをもらいました。ホームコレクションは、デザインの価値を解釈し、同時にブランドを尊重するものなので、彼女の意見を得られたことは私たちにとって大きな意味がありました。」
－ ルドヴィカ＋ロベルト・パロンバ

このコレクションは技術、創造性、純粋なデザインを表現し、ヴェルサーチェの愛されるアイデンティティを反映しています。格式にとらわれない非同調主義、古典芸術、神話、折衷的な装飾、幾何学的なラインが、典型的なイタリアのセンスと融合した形で取り入れられ、ヴェルサーチェはアイコンを使いながら大胆なライフスタイルを定義し続けます。

家具の温かみのあるデザインは、家庭という舞台で生き生きとます。ホームコレクションの美しさは、ミラノのドゥリーニ通りにある新店舗のスペースに、その彫刻的な力で表現されており、実際の家のような空間に演出されています。そこではヴェルサーチェの世界が部屋ごとに展開されています。部屋から部屋へ、様々な芸術的表現を引き出し、それを住むための現実に変えるヴェルサーチェの卓越した能力を物語る雰囲気に満たされています。

ヴェルサーチェ ホームの新コレクションはブランドの歴史、ショー、アイコン、そしてブランドの哲学を特徴づけるグラフィック要素の研究の成果であり、そして何よりも、永続的なインテリアデザインを作る、この2人の建築家が持つ素晴らしい経験が生み出したものです。
レザーとシルク、貴金属と大理石、ブロックカラーとプリントを組み合わせ、コントラストの美しさを表現しています。ヴェルサーチェ ホームのデザインは、ポリフォニックなビジョンに特徴づけられています。それぞれに歴史と個性を有する個々のパーツが、完全で喚情的な環境を形成する一部であり、私たちはその環境に浸り、新しい生活体験をすることができます。

ブランドの新柄、ラ グレカはランウェイからホーム コレクションへと進化し、家具をドレスアップするジャカードを形成します。また、ミラノ店の一部の部屋の壁紙にも使用されています。「ラ グレカ」はヴェルサーチェを象徴するグリーク キーを現代的に解釈したものです。

ソファやチェア、コーヒーテーブル、ベッド、ランプシェード、ミラー、キャビネットの装飾には、ヴェルサーチェを象徴する「メドゥーサ」、「バロッコ」、「トレゾール ドゥ ラ メール」のモチーフをあしらい、立体感を演出しています。トーン・オン・トーンの刻印、スクリーンプリント、テキスタイル加工、プリーツ加工は、光沢感のある仕上げと相まって、表面にエレガントなアクセントをもたらします。「アエテルタニス」ラブベッドや「ゴッデス」ライン、「スティレット」コレクションのような家具は、反骨的で洗練されたアバンギャルドな住まいの主役であり、いずれも熟練したクラフトマンシップを誇ります。

ミラノデザインウィークでは、ヴェルサーチェ ホーム ブティックで、ARTUNERが支援するカナダの若手アーティスト、ポール・ニールによる特別インスタレーションも行われます。