【Pixial Flashレポート】パラリンピック競技前半戦(8/25-8/30)のInstagramいいね数、各日TOP3

〜特定国が席巻する中、期間中トップは金メダル獲得のアスリート〜

当社のSNS分析サービスPixial®(ピクシャル)<https://pixial.ai/>を使って、世界的なSNSであるInstagram上から、パラリンピックに関してどのような投稿があったのかを分析し、別の視点からこの国際イベントにあらためて迫ってみました。
株式会社ジャパン・カレント
2021年9月1日

オリンピックに続き、2021年8月24日にパラリンピックが開幕しました。オリンピック同様パラリンピックでも数多くの競技が同時並行で行われる一方で、報道はどうしても自国選手に偏ってしまいます。そこで世界的なSNSであるInstagram上から、パラリンピックに関してどのような投稿があったのかを分析し、別の視点からこの国際イベントにあらためて迫ってみたいと思います。

今回は「#paralympics」とつけられた投稿のうち、競技日程前半戦(8月25日〜8月30日)に公開投稿された48,664投稿を当社のSNS分析サービスPixial®(ピクシャル)を使って分析し、各日「いいね数」トップ3を取り上げ、個人も含めた数々の投稿のうち「どのような内容が人々の共感を得たのか」という観点でみてみたいと思います。

以下、各日の順位(いいね数※)とその投稿内容を紹介します。

※本記事の数値はいずれも調査時点のものです(調査後も各投稿に関連する数値は増減する可能性があります)。また日付はいずれも日本標準時(JST)が基準となっております。


8月25日(水)
位(167,245
発信者:香取慎吾(日本:芸能人、フォロワー数:167.4万人)
アカウント名:katorishingo_official
国際パラリンピック委員会(IPC)の特別親善大使であり、パラリンピックの東京都内最終聖火ランナーも務めたタレントの香取慎吾さんの投稿が、パラリンピック競技初日の最多いいね数を獲得しました。パラリンピック開幕と閉会式後も続く未来に向けた応援メッセージとともに、「カツケンサンバ」の写真および動画を掲載した投稿には、実にフォロワーの10%にもあたる16万人の人々が反応しました。

位(126,738
発信者:ターゲスシャウ(ドイツ:ニュース専門チャンネル、フォロワー数:336.3万人)
アカウント名:tagesschau
ドイツの国民的ニュース番組「ターゲスシャウ」(直訳すると「きょうの出来事」)が、パラリンピック開会式の聖火やドイツ選手団の入場などの画像とともに、「史上初めて3人のアスリートが一緒に聖火を灯した」「日本はCOVID-19新規感染に苦しんでおり、規制が強化された」「ドイツから133名のパラアスリートが参加すること」などの内容が伝えられています。

位(123,305
発信者:田中達也(日本:アーティスト、フォロワー数:316.7万人)
アカウント名:tanaka_tatsuya
ミニチュア写真家・見立て作家として知られる田中達也さんが、緑や水色などカラフルなマスクをそれぞれパラリンピックの競技場に見立て、ミニチュアのパラアスリートたちが、車いすテニスや陸上、競泳などの競技をしている様子を撮影した投稿に12万人を超える“いいね”が集まりました。コメントはシンプルに「感染対策して観戦」。


8月26日(
位(187,186
発信者:国際オリンピック委員会(スイス:公式アカウント、フォロワー数:532.6万人)
アカウント名:olympics
国際オリンピック委員会(以下、IOC)の英語アカウントが、卓球エジプト代表として前日の男子シングルス クラス6に出場した、イブラヒーム エルフセイニ・ハマドトゥ選手の競技写真を投稿し、この日1位の“いいね”数を獲得しています。
ハマドトゥ選手は、10歳の時に列車事故により両腕を失ったため、口でラケットをくわえ、裸足の右足でボールを掴み上げてサーブを打つ独特のスタイルが有名で、まさにパラリンピックアスリートの創意工夫を体現している選手の一人です。前回リオ大会に続く連続出場となります。

位(80,408
発信者:IOC(スイス:公式アカウント、フォロワー数:532.6万人)
アカウント名:olympics
テコンドーの女子イギリス代表エイミー・トゥルースデール選手が、キッチンで頭の高さにある戸棚をテコンドーの構えから、足で次々と閉じていく動画が投稿され、多くの“いいね”を集めました。トゥルースデール選手は、2014年と2017年のパラテコンドーの世界チャンピオンでもあり、今大会もメダルが期待されています。同選手が出場するテコンドー女子K44(58キロ超級)は大会後半の9月4日(土)に開催されます。

位(67,132
発信者:バドミントントーク(インドネシア:バドミントン&スポーツ発信サイト、フォロワー数:86.8万人)
アカウント名:badmintalk_com
インドネシアのバドミントンおよびマルチスポーツチャンネルのアカウントが、パワーリフティング女子41キロ級で見事銀メダルを獲得した、同国のニ ネンガ−・ウィディアシ選手を称える投稿をし、多くの“いいね”が集まりました。単なるスポーツチャンネルではなく、バドミントン+マルチスポーツという形態が、いかに同国でバドミントンの人気が突出しているかをよく表しています。なお、バドミントンも今大会から正式なパラリンピック競技となっており、インドネシアからも男女合わせて7選手がエントリーしています。バドミントン競技は大会後半の9月1日(水)からスタートします。


8月27日(金)
第1位(188,454
発信者:BBCニュース(イギリス:公共放送、フォロワー数:1,908万人)
アカウント名:bbcnews
イギリスの公共放送である英国放送協会(BBC)が、前述の卓球エジプト代表のイブラヒーム エルフセイニ・ハマドトゥ選手の今大会の競技写真とともに、そのストーリーを紹介した投稿がこの日の1位です。小さな頃はサッカーをやっていたという同選手は、日々の努力の結果、2016年のアフリカ選手権で2位となり、43歳で初めて前回リオ大会でパラリンピックにデビュー、48歳となった今大会が2回目のパラリンピック出場となります。
また、BBCニュースのフォロワー数も驚きの数字です。仮に全員がイギリス国民だとすると、この公共放送のインスタグラムを実に全人口の30%弱がフォローしていることになります。

位(114,368
発信者:ターゲスシャウ(ドイツ:ニュース専門チャンネル、フォロワー数:336.3万人)
アカウント名:tagesschau
ドイツのターゲスシャウが、パラリンピックモーメントとして、同国の自転車ドイツ女子個人パシュートC1-3デニース・シンドラー選手の銅メダルと、女子200m個人メドレーSM6のベレーナ・ショット選手による同じく銅メダル獲得(同選手は30日(土)に行われた女子100m平泳ぎSB5でも銅メダルを獲得しました)を伝えた他、卓球(前述のはハマドトゥ選手)、車いすラグビーのスピード感や激しさを伝える写真やゴールボールなどの写真を紹介しました。なお、ドイツからは「義足の人類最速ランナー」として知られるヨハネス・フロアス選手を始め、陸上だけで27名のアスリートがエントリーしており、多くのメダルが期待されています。

位(112,585
発信者:IOC(スイス:公式アカウント、フォロワー数:532.6万人)
アカウント名:olympics
IOC公式アカウントがこの日取り上げたのは、新潟県阿賀野市出身中学3年生、山田美幸(やまだ みゆき)選手。競泳女子100m背泳ぎS2決勝で見事銀メダルを獲得し、日本のパラリンピック史上最年少メダリストとなりました。山田選手は自由形の選手でしたが、昨年2月に障害のクラス分けでS3から一つ障害が重いS2に変わり、自由形の出場種目が無くなってしまいました。その後背泳ぎに転向してわずか1年半で見事銀メダルに輝いています。


8月28日(土)
第1位(476,513
発信者:ベアトリーチェ・ビオ選手(イタリア:アスリート、フォロワー数:117.9万人)
アカウント名:bebe_vio
今大会注目選手の1人である、イタリア車いすフェンシングのベアトリーチェ・ビオ選手が、女子フルーレカテゴリーBで前回リオ大会に続く2冠達成の瞬間の写真を自らのアカウントから発信した投稿に、47万件を超える “いいね”が集まりました。さすがにパラアスリートを代表するインフルエンサーだけあって、他の投稿に比べてエンゲージメント率が非常に高い数値となりました。なお、彼女は将来イタリアのオリンピックとパラリンピックの委員会を統合して会長に就き、スポーツ界の垣根をなくすという夢を持っているそうです。

位(178,884
発信者:IOC(スイス:公式アカウント、フォロワー数:532.6万人)
アカウント名:olympics
IOC公式アカウントがこの日紹介したのは、トルコの競泳女子代表、スメイエ・ボヤジュ選手。生まれながらにして両腕がなく生まれた彼女は、水族館で魚が泳ぐ姿を見て、彼女と同じ様に魚には腕がないことに気づき、水泳に興味を持つようになったとのエピソードとともに、彼女の飛び込む瞬間の姿と魚の写真を合わせて投稿しています。同選手は200m自由形、100m自由形、混合200mリレー、50mバタフライ、50m背泳ぎなど数多くの種目に出場しています。

位(166,763
発信者:IOC(スイス:公式アカウント、フォロワー数:532.6万人)
アカウント名:olympics
アメリカの両足義足のパラアスリート、陸上のブレイク・リーパー選手が、初めて義足を付けた2才児を励まし一緒のトレーニングする動画(20年12月のもの)をIOCの公式アカウントが再投稿し話題を呼んでいます(再生回数は65万回超)。同選手はロンドン大会の400mで銀メダル、200mで銅メダルを獲得するとともに、東京大会ではパラリンピックではなく「オリンピック」出場を志願していましたが、世界陸連に認められず、今大会にはエントリーしていません。なお、リーパー選手は自身をアスリートであるとともに「モチベーショナルスピーカー」であるとも紹介しています。


8月29日(日)
第1位(262,769
発信者:ヴィレンダー・セーワグ(インド:元クリケット選手、フォロワー:660.7万人)
アカウント名:virendersehwag
インドの元プロクリケットのスター選手であるヴィレンダー・セーワグさんのアカウントが、この日卓球女子シングルス クラス4車いすで同国代表のバビナベン ハスムクバイ・パテール選手の銀メダル獲得を投稿し、多くの“いいね”を獲得しています。

位(218,960)
発信者:ヴィレンダー・セーワグ(インド:元クリケット選手、フォロワー:660.7万人)
アカウント名:virendersehwag
この日第2位も同じくインドのヴィレンダー・セーワグさんからの投稿です。陸上男子走り高跳びT47で同国代表のニシャド クマール・ニシャド クマール選手が見事銀メダルを獲得したジャンプの動画を投稿し、さすがフォロワー660万人超えのスター選手だけあって、こちらにも多くの“いいね”が集まりました。

位(148,123
発信者:ロイヤル・チャレンジャーズ・バンガロール(インド:プロクリケットチーム、フォロワー:698.9万人)
アカウント名:royalchallengersbangalore
この日第3位もなんとインドのアカウントから。インドのプロクリケットチームであるロイヤル・チャレンジャーズ・バンガロールのアカウントより、第1位で紹介した同国のハスムクバイ・パテール選手の銀メダル獲得が伝えられ、多くの“いいね”が集まりました。
インドネシアにおけるバドミントンチャンネルのように、インドではクリケットチームが、競技を超えてアスリートを応援しています。


8月30日(月)
第1位(382,491
発信者:ムンバイ・インディアンズ(インド:プロクリケットチーム、フォロワー:761.5万人)
アカウント名:mumbaiindians
女子エアライフル立射 SH1でインド代表の19歳、アバニ・レカラ選手が見事金メダルに輝きました。同選手はインド初の女性パラリンピック金メダリストかつインド初の射撃パラスポーツメダリストとなった上、世界記録と並ぶパラリンピックレコードを記録した偉業を同国の(前述とは別の)プロクリケットチームのアカウントが伝えています。

位(214,904
ヴィレンダー・セーワグ(インド:元クリケット選手、フォロワー:660.7万人)
アカウント名:virendersehwag
1位と同様、アバニ・レカラ選手の偉業を前日同様インドのメガインフルエンサーであるヴィレンダー・セーワグさんが伝えています。

位(194,400
発信者:ロイヤル・チャレンジャーズ・バンガロール(インド:プロクリケットチーム、フォロワー:698.9万人)
アカウント名:royalchallengersbangalore
連日インドのメダル獲得が続きます。男子やり投げ F64決勝で、同国のスミット・スミット選手が世界新記録で金メダル、男子やり投げ F46決勝では、デベンドゥラ選手が銀メダルを獲得し、その様子を第1位とは別のプロクリケットチームのアカウントが伝えています。同じ投稿をしないのは、もしかするとプロクリケットチーム同士のライバル意識の現れかもしれません。

                                          パラリンピック前半戦 各日いいね数TOP3投稿

 

いかがだったでしょうか。パラアスリートの活躍もオリンピック同様、Instagram上の様々なメディアのアカウントから発信されていますが、メダルなどの結果だけではなく、各選手のストーリーにまで踏み込む点など、オリンピックとはまた違う面もみられます。
また、「情報発信力」という意味では、テレビ放送局などいわゆる既存メディアと同じくらい、個人アカウントも既に大きな影響力を持っていることがわかります。さらにインドネシアにおけるバドミントン、インドにおけるクリケットの国民に対する影響力なども見逃せない特徴です。今大会、メダル獲得数上位は中国、イギリス、ロシアパラリンピック委員会(RPC)ですが、インドはオリンピックに続いて「競技初の金メダル獲得」などもあり、国内が盛り上がっていることが想像できます。さすがにインドは人口13億人を超えるだけあって、母数がもちろん大きいこともありますが、それでも期間中の“いいね数”トップは、イタリアのベアトリーチェ・ビオ選手が獲得しており、彼女の影響力の大きさを際立たせています。

次回も引き続きパラリンピック後半戦の投稿分析をレポート予定です。

■Instagram投稿分析ツールPixial(ピクシャル)について
【サービス概要】
Instagram上の公開データの中から、指定したキーワード(以下、ハッシュタグ)に関するデータを利用者自ら分析できるサービスです。
Pixialのサービスの詳細は、Webサイトをご覧ください。
https://pixial.ai/

【株式会社ジャパン・カレントについて】
2015年デジタルマーケティングサービスプロバイダとして設立。以来、データ分析力やAIをはじめとする技術実装力を武器にお客様のデジタルマーケティング活動を支援しています。なお、親会社である株式会社ラックは、サイバーセキュリティ分野におけるリーディングカンパニーです。
■会社概要
所在地:〒102-0093 東京都千代田区平河町2-16-1 
代表者:代表取締役 北原 信之
URL:https://www.japan-current.com
事業内容:
・クラウド型ソーシャルリスニングサービス「Pixial」の提供
・大量画像データの分類および評価/分析支援
・デジタルマーケティング企画、開発および運用

*InstagramおよびカメラロゴはFacebook,Incの商標または登録商標です。
*その他本リリースに記載している会社名・団体名、製品名などは、一般に各社の登録商標または商標です。

 
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