TOWING(トーイング)、みどりの食料システム法に基づく基盤確立事業実施計画の認定を受ける
バイオ炭に特定の微生物叢を担持し、有機肥料の利用効率向上等の機能付与する技術を活用し、農地への炭素固定と有機栽培に適した土づくりを両立する“高機能バイオ炭”の研究開発に取り組む。
地球上における循環型農業の発展と宇宙農業の実現を目指す株式会社TOWING(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:西田宏平、以下、TOWING)は、農林水産省が推進する、みどりの食料システム法に定める「環境負荷の低減に取り組む農林業漁業者に役立つ技術の提供を行う」事業者として認定されましたので、お知らせいたします。
- 概要
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/attach/pdf/houritsu-51.pdf
みどりの食料システム法(※1)では、環境負荷の低減に取り組む農林漁業者に役立つ技術の提供等を行う機械・資材メーカー等の事業計画(基盤確立事業実施計画)を国が認定し、認定を受けた者が行う設備投資について税制・金融上の支援措置を講ずるほか、同法に基づき都道府県知事の認定を受けた農業者が設備投資を行う場合の税制特例の対象機械として確認を受けることができます。
今回、当社が申請した基盤確立事業実施計画について、令和4年11月30日付けで主務大臣(※2)に認定されました。
(※1) 環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(令和4年法律第37号)
(※2) 農林水産大臣及び基盤確立事業を所管する大臣(農業用機械の生産及び販売については経済産業大臣)
- TOWINGの認定事業について
1. さまざまな土壌条件に応じた土づくり効果を発揮する微生物叢(硝化菌等)の培養条件の最適設計
2. N2O分解能力やCO2固定能力を有する微生物を用いた温室効果ガス削減機能の強化
に関する研究開発・実証を行います。
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/221130.html
- TOWINGとは
持続可能な農業実現のため、化学肥料から有機肥料中心の栽培転換、脱炭素に向けた農地への炭素貯留が世界中で求められています。TOWINGは、農地に対して有機肥料の分解に必要な硝化菌叢を効率的に定着でき、N2O分解・CO2固定菌叢の追加により高効率な炭素固定性能を実現可能な“高機能バイオ炭”の研究開発に取り組みます。
本研究事業により、従来のバイオ炭よりも炭素固定をより効率的に実現でき、かつ収量向上も同時に実現可能な、“高機能バイオ炭”の実現と普及につなげていきます。
(※3) 高機能ソイルとは、植物の炭等のバイオ炭(多孔体)に微生物を付加し、有機質肥料を混ぜ合わせて適切な状態で管理してつくられた人工土壌の名称です。国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が開発した技術とともに、バイオ炭の前処理、微生物培養等に係るTOWING独自の技術を融合し、実用化しました。高機能ソイルには大きな特徴が3つあります。
1. 有機質肥料を高効率に無機養分へと変換できます。
2. 畑で良い土壌を作るためには通常3~5年くらいかかりますが、高機能ソイルはわずか約1カ月で良質な土壌となります。
3. 本来であれば廃棄・焼却される植物残渣の炭化物を高機能ソイルの材料とするため、炭素の固定や吸収効果も期待できます。
- 実証パートナー募集
https://forms.gle/rzYREfKR1Q81R8sw7
- 採用情報
https://en-gage.net/towing_saiyo/?banner=1
”誰もが”挑戦するチームの一員となり、共に農業の未来を切り開いていきましょう。中の人インタビューはコチラからご覧ください。
https://note.com/towing
- 会社概要
代表者:代表取締役CEO 西田宏平
所在地:〒457-0058 愛知県名古屋市南区前浜通7-1-2 NTラボ
設立:2020年2月27日
連絡先:info@towing.co.jp
事業内容:
1. 次世代作物栽培システム(宙農)の開発
2. 次世代作物栽培システム(宙農)の導入支援サービス
WEB:https://towing.co.jp
ECサイト:https://soravege.towing.co.jp/
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