高度コンテナ活用の吉田運送、機能性コンテナ「スイッチボディ」を運用開始。2024年問題へ一手。
これにより船舶モーダルシフトをはじめとする、運送効率の向上に寄与するとともに、労働力不足やドライバーの労働環境改善、輸送量当たりの二酸化炭素排出量削減などに貢献を目指してまいります。
【スイッチボディとは】
スイッチボディとは、一般の陸送に用いるウィング開閉を可能とする機能性コンテナ※1 です。通常の海上コンテナは水平方向の扉を持っていますが、その中への積み込みや荷下ろしにおいて、ウィング型の開閉部を持つ陸送用のトラックに効率の部分においては及びませんでした。海上コンテナ用の車両に、ウィング型の開閉部分をもつスイッチボディを搭載することによって、通常コンテナよりも、積み下ろしの効率性が増し、一般的な輸送に適した車両へと転用できます。これにより、海上コンテナ用の車両を有する運送業者が一般陸送の兼業が可能となり、総輸送力の底上げとともに、業務の柔軟性が増すことでドライバー不足(2024年問題)※2 への対処の一つとなることが期待されます。
【船舶モーダルシフトへの貢献】
「スイッチボディ」は、海上コンテナ用車両の一般陸送転用だけにとどまらず、輸送経路のベストミックスを目指す、船舶モーダルシフトへの貢献を見込んでおります。目的地まで陸送のみでの輸送ではなく、スイッチボディに積んだまま、船舶でまとめて海路輸送を行い、目的地の近隣で再度陸送へと切り替えることで、全体的な輸送効率を向上させる試みが始まっています。
【輸送効率化の新たなベクトル】
これまで吉田運送では、インランドデポという「場」を用いた輸送効率向上を図ってまいりました。今回の「スイッチボディ」の導入は、「場」を行きかう「車」を対象とした効率化というあらたなベクトルでの試みです。今後もコンテナのさらなる高度活用の可能性を追求し、運送業界にまつわる課題に貢献してまいりたいと考えております。
※1 機能性コンテナは吉田運送が普及を目指す、様々な機能を持ったコンテナです。スイッチボディは、海上コンテナ運送用の車両を一般陸送へと転用する機能を持っています。その他にトイレコンテナや、ガレージコンテナなど、様々な機能を有するコンテナがあります。
※2 働き方改革関連法によって2024年4月1日以降、自動車運転業の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることにより生じる問題の総称です。ドライバー不足による物流量の不足が懸念されています。
【エンドースメント】
オリックス自動車
市川大輝氏/野村進太郎氏
弊社は「スイッチボディ」の試験運用に関して、吉⽥運送株式会社様の2つのインランドデポとリーチスタッカーを利用させて頂いております。「スイッチボディ」は海上コンテナ専用シャーシの稼働率向上や船舶モーダルシフトへの貢献など、2024年問題解決への1つのAnswerとして期待しており、この様な新しい取組みを吉⽥運送株式会社様と一緒に展開できることを嬉しく思っております。コンテナのさらなる高度活用の可能性を追求し、運送業界にまつわる課題に貢献していく吉⽥運送株式会社様を引き続き応援しています。
【問い合わせ先】
吉田運送 株式会社
本社・坂東インランドデポ
担当者;佐々木 悠(ささき ゆう)
MAIL; info@yoshiun.com
〒306-0651 茨城県坂東市半谷224-15
TEL : 0297-34-2221
FAX : 0297-34-2491
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