再生可能エネルギー出力抑制が想定される時間帯において、デマンドサイドへ需要喚起及び蓄電池制御を行い、再エネ創出に向けたダイナミックプライシングを実現
上げDR対応
2023 年9 月21 日
株式会社グローバルエンジニアリング
再生可能エネルギー出力抑制が想定される時間帯において、
デマンドサイドへ需要喚起及び蓄電池制御を行い、再エネ創出に向けたダイナミックプライシングを実現します。
株式会社グローバルエンジニアリング(福岡県福岡市 代表取締役社長 高橋 宏忠、以下、当社)
は、新たな取り組みとして、当社が電力供給している需要家様に設置した「蓄電池」を電力系統の出
力抑制時に充電させる「上げDR」を通じ、電力料金を割引するサービスを開始致します。(23 年9 月
中 開始)
また、今後は蓄電池の有無にかかわらず、出力抑制時間帯にご使用頂いた電力料金を割引する
サービスの開始を検討しております。(2024 年4 月予定)
当社は、これら取り組みを通じて、再エネ電力を出来るだけ無駄なく活用し、かつ、電気料金の削
減にも努めて参ります。
【サービス提供開始の背景】
政府は脱炭素に向けて再エネを主力電源と位置付け、最大限に導入する方針で、2030 年には現
状の倍近い36~38%を導入する目標であります。
他方、実際の電力送配電の現場においては、時間帯によっては太陽光などの再エネが余剰となり
再エネの出力制御1が行われています。さらに、その頻度は急増してきています。
今後、さらにエリアの拡がりと発生頻度の増加が見込まれており、多くの需要家様が対象となり得ま
す。
本サービスは、当社が需要家様の敷地内に蓄電池を設置させて頂くことで、一般的なピークカット
やBCP 対策は勿論のこと、近年着目されております需給調整市場・容量市場参入による有効活用に
加え、電気料金の削減やカーボンニュートラル達成を支援させて頂く「総合エネルギーソリューション」
として、強く推進致します。
本サービスは、これら出力抑制時に需要家の電力需要を増やす「上げDR」を行うことで、より多く
の再エネを無駄なく活用し、電気料金の削減や脱炭素に向けた取組みを支援致します。
1 2018年以降、九州エリアで実施されてきましたが、22年4月に東北、中国、四国、5月に北海道、23年1月に沖縄、2023年4月に中部・北陸でも実施されています。
【サービス概要】
○電気料金の割引
送配電事業者より出力抑制の時間帯が公表された際に、当社が電力供給する需要家様へ置し
た蓄電池に対して充電(需要を増やす)指令を行い、電力需要を増加させることで、電力系統の再
エネ電力量の増加に寄与することが出来ます。
また、出力抑制時は日本卸電力取引所のスポット価格が0.01 円など大幅に下落する傾向にあり、
これらのメカニズム等を活用し出力制御時には充電された電力量(kWh)に対し電力量料金に▲1
円/kWh(税込)割引を付与することで電気料金の削減を実現致します。
○非化石証書によるCO₂ オフセット(オプション)
出力制御時間帯で蓄電池に充電された電力量(kWh)に対して、相当量の非化石証書を付与す
ることで、充電時に発生した電力量分のCO₂ を実質的にオフセットするオプションをご用意しており
ます(有償サービス)。
【今後の展開】
出力抑制時間帯に当社が供給する電力量に小売供給単価の割引を付与する本サービスを、今
後蓄電池を設置されているお客様に限らず、2024 年4 月を目途に全顧客様向けに展開する予定で
す。
本件の問い合わせ先
株式会社グローバルエンジニアリング
営業本部 カスタマーサポート部 宛
福岡市東区香椎1-1-1 ニシコーリビング香椎2F
TEL:092-692-7547 , FAX:092-692-7421
MAIL: eigyouhonbu@g-eng.co.jp
以上
■参考 月毎の出力制御の実施量及び率、再エネ導入量の増加について
(資源エネルギー庁 2023 年8 月3 日「再生可能エネルギーの出力制御の抑制に向けた取組等について)引用)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。