ポストコロナのビジネス&カルチャーマガジン『tattva』第4号 発売のお知らせ
2021年4月の創刊号から、ポストコロナの世の中でどうあるべきかを常に考え続けている季刊誌『tattva』。第4号のテーマは「どうやって歳とる?お手本なき世界で」 2022年1月上旬に発売となります!
大ヒット映画アメリカンユートピアの脚本を手がけたデヴィッド・バーン氏のセルフインタビューや、哲学者・ビョンチョル・ハン氏インタビュー、さらには市村正親氏インタビュー、日本型ウェルビーイングについて測定したWell-Being Reportの解説など、今回も様々な方々が、テーマに関連した多様な視点をお届けします。さらに、デヴィッド・バーン氏の企画ページにある線画は、バーン氏ご本人によるものです。
『tattva』は、人々の生活や価値観が多様に存在するなかで、どのように社会と関係を築いていけばいいのか、いますぐには答えが出せないことに対峙するため、ビジネス、アート、テクノロジー、ポップカルチャーなど様々な切り口から多様な視点を100ページ以上のボリュームある特集と60ページ以上の連載でお届けする季刊誌です。
創刊号から「なやむをなやむのはきっといいこと。」「にほんてき、ってなんだ?」「はたらきがい」と特集テーマを組み、様々な角度から今この世界で生きることを改めて考えることのできる『tattva』は、多くの年齢の方々からご好評をいただいております。
第4号の特集テーマは「どうやって歳をとる? お手本なき世界で」。
こうしていれば大丈夫なんてことはもうなく、現状に不満がなかったとしても、この先は不安だらけ。どうやって歳をとるかを考えるのは、どんな老後をむかえるを考えることで、個人の話であるとともに、どんな未来にしていくかという身の回りや社会の話でもあります。時代や世の中の変化の尻尾を常に捕まえることができない私たちが、一人ではなく周囲とともにこの先をつくっていくには何が重要か? 共創とエイジングをいま考えます。
■コンテンツ
・知の灯台-Wisdom of Lighthouse- 武邑光裕
・ピュシスとロゴスのあいだを生きる 福岡伸一
・ 未来にタイムスリップして考えるまちづくりが日本を変える 西條辰義×高橋雅明
・ ひとりのためのテクノロジーが導く自由な社会 Project Guideline Team
・それぞれの「幸せ」を共にみつける医療へ 医療法人かがやき
・ カタストロフィ、検閲、ヒップホップ。「都市の舞台化」が揺さぶる高慢と偏見 高山明
・私は鉄フライパンになりたい─中年考マキタスポーツ×岡田育
・型破りの魅力─伝統の継承について 桂宮治
・舞台の上で重ねた齢 市村正親
・あり余る時間と方法 岡田みそ
・ デヴィッド・バーンによるデヴィッド・バーンへのインタビュー デヴィッド・バーン
・疲労ウイルスなぜ私たちはこんなに疲れているのか? ビョンチョル・ハン
・経済成長が幸福を約束しない時代の「幸せ」のありか 牧貴洋
・「三方ご機嫌」から始まる、脱成長時代のウェルビーイング 宮田裕章
・今の時代は抽象的であることこそ、アヴァンギャルド 寒川裕人(ユージーン・スタジオ)
・ SPECULATIVE/PRIMITIVE/EFFECTIVE/~価値のコンヴィヴィアリティは実現するか~ 亀山淳史郎
・ 写真連載「Nowhere」-Be Here Now- 池田礼
・ FUNFUNFUN12Pick&Choose 赤坂優/飯田貴志/岩本宗涼/岡田成生/奥冨直人/奥野紗世子/草野庸子/酒井麻衣/福井夏/本山敬一/Rumi Nagasawa/和田彩花
・非大上段的相談学原論 青柳文子・小谷実由
・マニアックの扉 Licaxxx
・ サムタイム・イン・ニューヨークシティ チョーヒカル
・小説「メメント・モリタ」 曽我部恵一
・トリメガ研究所は語る トリメガ研究所
・ 社会は優しくないけれど、私たちには生きている資格がある 鈴木謙介
■注目記事ピックアップ
デヴィッド・バーン氏 インタビュー
【デヴィッド・バーンによるデヴィッド・バーンへのインタビュー】
『アメリカン・ユートピア』のブロードウェイ公演を数ヶ月後に控えた2018年の初夏、デヴィッド・バーンはひとり自問していた。人間はなぜそれと知りながら悪行を行ってしまうのか。芸術には社会を変える力があるのか。アーティストにそんな力があると考えるのは思い上がりなのか。そして幸せとは、愛とは何か。御年67歳(当時)のバーンによる、大真面目なセルフ・インタビューをお届けする。
ビョンチョル・ハン氏 インタビュー
【疲労ウイルス なぜ私たちはこんなに疲れているのか?】
ここに掲載する記事は、ハンが2021年4月にアメリカのニュース週刊誌『ネイション(The Nation)』(オンライン版)に寄稿した記事の日本語翻訳である。コロナ禍で私たちの生活は大きく変わった。都市のロックダウン(日本では緊急事態宣言)、街中でのソーシャル・ディスタンス、仕事のホームオフィス化やオンライン会議。そのなかで、人々は、どういうわけか、とても疲れている。国際的ベストセラー『疲労社会』の著者であるハンは、このコロナ禍の疲労について、コミュニケーションの儀リチュアル式的な側面や身体的な側面に注目しながら、哲学的考察を試みる。
市村正親氏 インタビュー
【舞台の上で重ねた齢】
役者・市村正親氏は、自身の著書『役者ほど素敵な商売はない』(新潮社)で「いろいろな人の激しい人生を生きてみたいと思ったのが、この役者という職業に就いたきっかけだった」と書いている。これまで演じてきた役は100を超える。100 人いれば 100 通りの人生があるわけで、その一人ひとりの生と死に想いを馳せてきたわけだ。そんな市村氏も今年で 72 歳。2023年には役者生活50 周年の節目も迎える。かつてのように身体の自由は効かなくなり、メンテナンスも慎重に行う必要が多くなってきた。それでもなお舞台に立ち続ける市村氏に、役者という仕事を続けながら歳を重ねることについて尋ねた。
福岡伸一氏 インタビュー
【ピュシスとロゴスのあいだを生きる】
私たちは生まれ、歳をとり、死んでいく。しかし人間の文明とは、この生命にプログラミングされた「老い」や「死」に抵抗したり、それを隠蔽したりすることによって発展してきた。現代はその歪みがさまざまなところに現れていると、生物学者の福岡伸一氏は言う。先ごろ上梓された『ポストコロナの生命哲学』(伊藤亜紗、藤原辰史との共著。集英社新書)で福岡氏が用いた「ピュシス」と「ロゴス」というキーワードを補助線に、コロナ以降の社会のあり方を考える。
マキタスポーツ氏×岡田育氏 対談
【私は鉄フライパンになりたい─中年考】
高齢化が問題視されるようになって久しい。医療やテクノロジーの発達によって人間の寿命は飛躍的に延び、今や「人生100年時代」とも言われている。この高齢化・長寿化の社会ミドルエイジにおいて見過ごされがちなのが中年だ。人間としては成熟期である一方、周囲からはさまざまなプレッシャーに晒される。ちょっと気を抜けば、年下から「老害」呼ばわりされ、上の世代からはまだまだ「若輩者」扱いされる。そんな悩ましい年ごろはしかし、長寿化したライフスパンにおいて半分以上を占める広大な中間地帯でもある。だとすれば、この〈ミドルエイジ〉をいかに過ごすかが、私たちの人生の幸福度を決めるといっても過言ではないはずだ─。心地よくミドルエイジ期を過ごすためには何が必要なのか。価値観が多様化する社会で求められる新たな中年像とは。「おじさんとしてはまだまだ中堅の手前」と謙遜しながら、無闇に老害化しないための〈カワ活〉を実践している芸人・ミュージシャン・俳優のマキタスポーツ氏と、エッセイ集『我は、おばさん』で〈おばさん〉をポジティブに再定義した文筆家の岡田育氏にきいた。
牧貴洋氏 SIGNING Covid-19 Social Impact Report
【経済成長が幸福を約束しない時代の「幸せ」のありか】
ビジネスデザインカンパニーSIGNINGとHakuhodo DY Matrixが、欧米に比べて低いとされる日本人のウェルビーイング(幸福度)を新たな指標で測定した「The Well-Being Report vol.1」。日本全国の10,000人を対象としたこの大規模調査の分析から浮かびあがってきたのは、幸福を決定する要因の多様化と、人々が感じている幸福度のばらつきだった。経済活動のグローバルな見直しが進むなかで、私たちの幸せはどう変化しているのか。マーケターの牧貴洋氏が解説する。
■記事ページ
■編集長コメント
この特集を作ろうと思った理由は、この先の自分や社会について考えると不安がたくさん過って、どうしようもない気持ちになったからです。「こうしておけば安心」なんてことはあるわけないですが、せめて不安と対峙するにあたってどんな考え方や実践法があるかは模索したかった。結局答えは自分が見つけないといけない。でも、一人で見つける必要はないし、みんなで考えられたらいいと思っています。歳をとることを考えるのは、同時に未来を想像すること。タイトルの「どうやって歳とる? お手本なき世界で。」は、これらを考えていたら自然と出てきた言葉です。(タットヴァ編集長 花井優太)
■インタビュー記事を公式Instagramにて限定公開
第4号に掲載される記事の一部を公式Instagramアカウントにて無料公開いたします。
一足早く、貴重なインタビューなどを読める機会です。是非ご確認ください。
・Twitter : https://twitter.com/tattva_book
・Instagram : https://www.instagram.com/tattva_book/
■媒体概要
季刊誌「tattva(タットヴァ)」
発売日:2022年1月10日(月)
定価:2,200円(本体2,000円)
※1月上旬より全国書店、およびインターネットサイトにてご購入いただけます。
※一部、発売日が異なる地域がございます。
発行人:尾原史和
編集長:花井優太
企画協力:SIGNING Ltd.
デザイン:BOOTLEG Ltd.
発行所:株式会社ブートレグ
発行日:年4回[4月、7月、10月、1月]
発行部数:4,000部
【SNS】
Twitter:https://twitter.com/tattva_book/
Instagram:https://www.instagram.com/tattva_book/
【インターネット販売サイト】
BOOTLEG STORE(公式):https://btlg.store/ ※限定100冊まで送料無料
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4904635744
【記事内容のお問い合わせ】
tattva 事務局
E-mail:mail@tattva-book.jp
【販売のお問い合わせ】
株式会社ブートレグ[edit]
TEL:03-5738-8921
E-mail:edit@bootleg.co.jp
https://bootleg.co.jp/
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