レッジョ・エミリア・アプローチ アトリエ併設型の国際展覧会「ボーダークロッシングス展 —行き来する、その先へ—」日本公開!

「子どもと自然とデジタルの出会い」をテーマに、豊富なパネル展示や映像資料、アトリエを設置。世界で注目されるイタリア発祥の創造的思考を育む教育「レッジョ・エミリア・アプローチ」との新たな出会いを!

まちの研究所株式会社

北イタリア発祥の創造的な思考を育む教育「レッジョ・エミリア・アプローチ」。1990年代にアメリカ版ニューズウィーク誌に「世界で最も先端的な幼児教育」として取り上げられたことを発端に高く評価され、OECD(経済協力開発機構)が参考にすべき事例として取り上げるなど、近年、より一層の注目を集めています。

2025年1月18日より同レッジョ・エミリア・アプローチの「子どもと自然とデジタルの出会い」をテーマとした国際展覧会「ボーダークロッシングス」展—行き来する、その先へ— を開催いたします。豊富なパネル展示や映像資料、アトリエでの体験のほか、会期中には関連イベントとして、イタリア本国の教育者を招いてのワークショップやシンポジウム、表現者とのトークイベント(ゲスト:tupera tuperaさん、片岡千之助さん、津川恵理さん)も予定されています。

本展はこれまでにイタリア本国での展示のほか、2012年のニューヨーク近代美術館(MOMA)での公開をはじめ、世界7カ国19の都市で巡回展が開催され、日本では今回が初公開となります。日本においても、東京会期を皮切りに、石川県加賀市、長野県軽井沢市での巡回が決定しており、今後も巡回会場は拡大を予定しています。

デジタルネイティブとも呼ばれる現代の子どもたちは、生まれたときからさまざまなデジタル機器に囲まれて育ちます。一方、日本の保育・教育現場でのデジタルの活用は少しずつ広がっているものの、子どもたちの“表現のツール”としてのデジタルの可能性に着目した事例は未だ少ない状況です。レッジョ・エミリアでは、古くは1980年代から、当時最先端だったパーソナルコンピュータを含むデジタル機器を保育・教育に取り入れており、今日に至るまで、子どもたちがデジタル機器を自らの想像力を膨らませ、思いや考えを表現するためのツールとして日常的に取り入れた、豊かな教育環境づくりと実践が行われています。

本展では、同市の乳児保育園、幼児学校で、子どもたちがデジタルをツールとして活用しながら自分たちと自然の関係性について探究した”物語り”をご紹介します。「自然とデジタル」。一見すると相容れないテーマのようにも思えますが、自然をテクノロジーという手段(=人間の機能を拡張するツール)を通してリサーチすると、予期せぬ可視性、独創的な推測、まったく新しい文脈が生み出されます。子どもたちの創造的な学びのプロセスを通じて生まれる“デジタル詩”(子どもたちの表現、100の言葉)を、ぜひお楽しみください。本展を通じて、デジタルとアナログ、現実と空想、過去〜現在〜未来(時空)など、様々なBorder(境界)を伸びやかに行き来し、つながり、ひろがる、子どもたちの思考や学びのあり方から私たちが学び、社会に届けられていくこと。そして、本展を訪れるすべての人の、デジタル世界のレンズを通して創造される、“その先”にある新たな世界との出会いを願って企画しました。皆様のご来場を心よりお待ちしております!


展示の見どころ

  • 豊かな保育実践を豊富な写真・動画資料とともに紹介/現地の保育現場から生まれたワーキングノートブックの公開

レッジョ・エミリアの乳児保育園、幼児学校で、子どもたちが、デジタルをツールとして活用しながら自分たちと自然の関係性について探究した10の具体的な探究の”物語り”を、豊富な展示資料と共に紹介しています。

タイトル:植物効果:花にはじまり、植物の新しいプロジェクトへ

園庭に咲くパッションフラワーを発見し、その美しい姿に心惹かれ、よく観察し、描写することから始める子どもたち。デジタルツールが保育環境の中で提案されることで、成長する植物の表現は、絵画からデジタルへ、またその逆へと、

のびのびと自由に行き来し、自然と表現をつないだ一種のインスタレーション作品へと発展していきます。

  • 大人も子どもも五感を解放して、新たな問いと出会うアトリエ環境

新しいアイデアを生み出し、創造性を刺激するアナログ、デジタルツール、多様な素材との「出会いと対話」の場所としてデザインされたアトリエを再現。自然物のデジタルランドスケープからインスパイアされ、つづきを創造する“描く”空間、3次元デジタル空間の中で、実感覚とバーチャル感覚の間に生まれる新たな関係性を探索できる空間など、「自然とデジタル」をテーマに、私たちの感性にはたらきかけるアトリエの環境を体験いただけます。

(写真はイタリア本国での開催時。今回の日本開催での実際のアトリエ環境とは異なります。)

開催概要

展覧会名:

邦題「ボーダークロッシングス」

―行き来する、その先へ―

子どもと自然とデジタル

(英題 Bordercrossings - Encounters with Living Things/Digital Landscapes -)

全体主催:Japan Institute for Reggio Emilia Alliance (JIREA)

全体協力:東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センター(CEDEP)

全体監修:Reggio Children

【東京・九段下会場】

会期:2025年1月18日(土)〜2月1日(土)*日曜日は閉室

開室時間:

平日 10:30~17:30(最終入場:17:00)/ 土曜日 12:30~19:30(最終入場:19:00)

会場:イタリア文化会館1階エキシビジョンホール(千代田区九段南2丁目1-30)

共催:イタリア文化会館

入場料:無料

(土曜日は混雑緩和のため整理券をご用意しています。よろしければこちらのリンクよりお申し込みください。https://jirea-bordercrossings-iictokyo.peatix.com

【東京・南青山会場】

会期:2025年2月7日(金)〜2月12日(水)

開室時間:

2月7日(金)、2月8日(土)、2月11日(火):9:30~17:30 (最終入場:17:00)

2月9日(日)、2月10日(月)、2月12日(水):10:00~19:00 (最終入場:18:30)

会場:ポーラ⻘山ビルディング地下 1 階 P.O.南⻘山ホール(港区南青山2丁目5−17)

協力:株式会社ピーオーリアルエステート

入場料:一般 1,000円、中学生・高校生 500円、 小学生・未就学児 無料
(*2月10日(月)はChildren’s / Student DAYとして完全予約制を予定しています。)

【石川・加賀市会場】

会期:2025年3月1日(土)〜3月9日(日)

会場:加賀市山代スマートパーク(石川県加賀市山代温泉15-39-1)

共催:加賀市

入場料:無料

【⻑野・軽井沢会場】

会期:2025年3月18日(火)〜4月1日(火)

会場:EtonHouse International School Karuizawa(長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉1690)

共催:EtonHouse International School Karuizawa

入場料:一般 1,000円、中学生・高校生 500円、小学生・未就学児 無料


*各会場により開室時間等が異なります。最新の展覧会情報は、JIREAホームページ、Instagramにて随時更新していきますので、ご来場の際には最新情報をご確認ください。


展覧会関連プログラム(東京会期)

1)アトリエワークショップ

会期に先立ち、レッジョ・エミリア市からペダゴジスタ(教育専門家)のMaddalena Tedeschiさん、アトリエリスタのMarco Spaggiariさんをお招きし、「子どもと自然とデジタルの出会い」をテーマとした実践的ワークショップを行います。教育実践者をはじめ、日頃、子どもたちと接するすべての方が、子どもたちの表現と関わる中で大切にしたい視点やプロセス、デジタルを取り入れたアトリエの環境構成など、具体的な実践方法に触れることができる内容になっています。

開催日程:2025年1月17日(金)14:00〜17:30

場所: イタリア文化会館1階エキシビジョンホール(千代田区九段南2丁目1-30)

講師:Maddalena Tedeschi氏、Marco Spaggiari氏(レッジョ・チルドレン)

詳細・申し込み:https://jirea-bordercrossings-0117.peatix.com


2)オープニングシンポジウム

会期初日、レッジョ・エミリア市より来日中のMaddalena Tedeschiさん、Marco Spaggiariさんを迎え、レッジョ・エミリア・アプローチの歴史や教育哲学、本展示の魅力について語っていただきます。また、後半には秋田喜代美先生(学習院大学教授/東京大学名誉教授、JIREAボードメンバー)より、本展が日本に紹介されることの保育・教育的意味合いとその可能性についてご講演いただきます。

開催日程:2025年1月18日(土)17:30〜20:00

場所:イタリア文化会館地下1階ホール(千代田区九段南2丁目1-30)

詳細・申し込み:https://jirea-bordercrossings-0118.peatix.com

3)トークイベント(南青山会場 特別企画)

南青山会場の特別企画として、「ボーダークロッシングス」展 —行き来する、その先へ—と連動したトークイベント。様々な表現分野の境界を行き来しながら、新たな表現領域を耕し、活躍されているプロフェッショナル(表現者)をゲストとしてお招きし、お話しを伺います。

左から、tupera tuperaさん(写真:miyamoto toshiaki)、片岡千之助さん、津川恵理さん

2025年2月7日(金)18:30〜20:00 / ゲスト:tupera tuperaさん(クリエイティブユニット)

2025年2月8日(土)18:30〜20:00 / ゲスト:片岡千之助さん(歌舞伎役者・俳優)

2025年2月11日(火)18:30〜20:00/ ゲスト:津川恵理さん(建築家)

参加費:各回2,000円(定員30名、後日期間限定アーカイブ配信有)

会場:ポーラ⻘山ビルディング地下1階P.O.南⻘山ホール(港区南青山2丁目5−17)

参加申込:2025年1月10日15:00〜 お申し込み開始


*プログラム詳細・お申し込みはJIREAホームページ、Insragramにて随時公開されます。

JIREAホームページ:https://jirea.jp/

JIREA公式Instagram:https://www.instagram.com/100nokotoba/


主催 Japan Institute for Reggio Emilia Alliance(JIREA)について

レッジョ・エミリア・アプローチを学び合う国際ネットワークの日本窓口団体。「子どもたちの探究的で創造性あふれる学びの環境づくり」を目指し、国内での学び合いコミュニティの構築、レッジョ・チルドレンや国際ネットワーク加盟の世界の国々との交流、展覧会やシンポジウムの企画・開催、翻訳書籍の出版、現地研修企画等を行なっている。

設立:2020年10月

代表:まちの保育園・こども園代表/まちの研究所株式会社代表取締役 松本理寿輝

展覧会及び関連イベントに関するお問い合わせ:

JIREA事務局 担当 大間・宗藤

jirea@machihoiku.jp / 080-4954−5070

取材に関するお問い合わせ:

ボーダークロッシング展 広報担当(まちの研究所株式会社内)岡庭

press@machihoiku.jp / 070-5553-4019

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会社概要

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https://machiken.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都渋谷区渋谷1-23-21 co-lab渋谷キャスト
電話番号
070-5553-4019
代表者名
松本 理寿輝
上場
未上場
資本金
400万円
設立
2015年03月