大阪府とEMIELD株式会社が事業連携協定を締結 “自然と共生する経営”を広げる 新モデル始動へ
〜府内企業のネイチャーポジティブ経営の輪が広がる官民連携の仕組み〜
EMIELD株式会社（本社：大阪市北区、代表取締役：森 優希）と大阪府（知事：吉村 洋文）は、府内企業のネイチャーポジティブに係る取組の推進に向け、2025年12月5日に事業連携協定を締結しました。本協定は、ネイチャーポジティブの実現に向けた取組等を推進し、生物多様の保全を進めることを目的とします。
背景
世界では、2030年までに陸域・海域の30％を健全な生態系として保全する「30by30」や、企業の事業活動が自然資本や生物多様性に与えるリスクと依存関係を評価・開示する枠組み「TNFD」など、生物多様性を重視する国際的な動きが加速しています。 国内でも、環境省により「自然共生サイト」の登録や「ネイチャーポジティブ経営」を推進しており、企業にはより一層の生物多様性に対する対応が求められるようになっています。
大阪府は生物多様性の保全に取り組むことを宣言する企業や団体をサポートする「おおさか生物多様性応援宣言」や府民・NPO・企業との協同による「堺第7－3区共生の森」における森づくりをはじめとする生物多様性保全施策を推進しており、EMIELD株式会社は企業に対し、自治体や教育機関、NPOとの共創を通じて、サステナビリティ経営の実践を支援してきました。今回の協定は、両者の強みを融合し、企業におけるネイチャーポジティブの取組を推進していきます。
取組の概要
本協定では、府内企業・団体を対象に以下の取組を展開します。
1. セミナー・ワークショップの開催
ネイチャーポジティブに関する最新動向、実践事例を共有し、学びの機会を創出します。
2. 生物多様性保全活動マッチングの広報
府内で行われる保全活動の情報を発信し、官民・民民の新たな連携を生み出します。
3. 堺第7－3区共生の森等における保全活動のサポート
共生の森において植樹や育林等を実施し、企業・行政・府民が協働で自然共生の場を育みます。
当日のコメント
大阪府 環境農林水産部長 原田 行司様
大阪・関西万博では「いのち輝く未来社会のデザイン」を掲げ、生物多様性の保全への機運が大きく高まりました。2030年のネイチャーポジティブ実現に向け、大阪府では生物多様性地域戦略を策定し、おおさか生物多様性応援宣言などを通じて、すべての主体の行動につながる取り組みを進めています。その中で、社会課題の解決を事業として形にし、企業のサステナビリティ経営を支援されているEMIELD株式会社様の取り組みは、ネイチャーポジティブ推進に大きく寄与するものと認識しております。
当協定を通じて、官民連携による生物多様性の普及・啓発及びネイチャーポジティブの取り組みの輪をさらに広げていけるものと本当に期待しておりますし、このたび、EMIELD株式会社様と連携協定を締結できましたことを大阪府として大変喜ばしく思います。
EMIELD株式会社 代表取締役 森 優希
大阪府様と事業連携協定を締結できましたことを、心から嬉しく思っております。多くの企業では「環境保全や CSR は事業・経営とは別軸で捉えるもの」と認識されています。その前提では取組みは単発に留まり、企業価値にも繋がりません。ネイチャーポジティブ経営の推進は理念・事業・経営戦略が一貫してこそ前に進みます。
そこで重要になるのが「次世代に何を残すのか」という共通言語をもち、立場の異なる主体が対話し、強みをいかし、最適解を考えていくことです。
当協定は、自治体・企業・地域がパートナーシップで人と自然が共生する経営のしくみを実装する大きな一歩だと捉えております。事業の発展と地域・自然の豊かさを生み出す好循環、このネイチャーポジティブ経営のあり方を、大阪から皆様とともに創っていけることを楽しみにしております。
EMIELD株式会社のネイチャーポジティブ経営支援に向けた取組紹介
EMIELD株式会社は、自然との共生を目指した共創型コミュニティ「Wellbe-Meeting（ウェルビー・ミーティング）」を2026年1月、発足します。
サスティナビリティに取り組む企業が中心となり、自治体・NPO・専門家との対話を通じて、環境・地域課題の解決につながるパートナーシップや企業価値向上のヒントを、皆さまとともに生み出していきます。このプロセスを通じて、サステナビリティ推進者が学び、挑戦し、未来を共創していくための場が育まれます。
対象
・企業経営を通じて社会課題解決をしていきたい経営者・幹部、管理職層
・経営企画・広報・サステナビリティ推進部門の実務責任者・担当者
・サステナビリティの取り組みをCSRやCSVとして向き合うプロジェクトメンバー
ウェルビー・ミーティングの特徴
1. 共創・協業の加速化：
ディスカッションを通じて、参加企業同士の連携を加速化することで、１社ではできない取り組みを形にし、当テーマで活動している企業の事業・活動の輪を広げていきます。さらに、行政から寄せられる地域・環境課題の解決に対しても企業から提案の場を設けるなど、学びにとどまらない実践の場を増やしていきます。
2. 先行事例のインプット：
ネイチャーポジティブ経営を取り巻く動向やトレンドに限らず、様々なゲスト講師事例を学び、自社で取り組めるテーマを探していただきます。（初年度のゲスト講師は、株式会社アワーズ（アドベンチャーワールド）様、FOREST GROUP様など）
3. 現場視察と体験：
自然史博物館の視察や森林の伐採など、実際のフィールドワークを活用した学びの場をつくります。会社の理念を実現し、社員のウェルビーイングを守るために、どのように向き合っていくことができるのかを考える機会を創造します。（初年度は、大阪府 共生の森での保全活動、自然史博物館の視察など）
活動概要
毎月１回の講義受講やディスカッション（オンライン中心）、対面での交流会
共創課題解決Lab.（行政から課題提示→アイデア創出→発表・フィードバック）、現場視察会など
詳細はこちら
▼ウェルビー・ミーティング 特設サイト
https://www.emield.com/wellbe-meeting
１社ではできないパートナーシップでの取り組みを加速化し、地域・環境課題の解決にむけた取り組みを進めてまいります。詳細のご説明やご関心がございましたら、こちらよりご連絡ください。
▼当記事の詳細
https://www.emield.com/works/osaka_naturepositive
会社概要
EMIELD株式会社（エミールド株式会社）
所在地：大阪市北区堂山町1-5 三共梅田ビル7階
代表者：代表取締役 森 優希
設立：2021年8月2日
事業内容：企業対象のサステナビリティ経営支援（パーパス策定、社会課題を起点にした事業開発、社内浸透支援）、地域共生・人と自然の共生・ウェルビーイングに関する共創プロジェクトの企画・運営、学生への教育支援
Web：https://www.emield.com/
本件に関するお問い合わせ先
EMIELD株式会社 コーポレートコミュニケーション本部（担当：辻）
E-mail： media@emield.co.jp
TEL：06-4397-4152（代表）
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