動きのプロトタイピングが自在に行えるキット"Shadow machine"をリリース

ブロックのように組み立てるだけで、複雑な動きを生み出すことが可能に

デザインエンジニアリングの手法を活用し、世の中へ新たな素材の提供を行っているMetalium合同会社（本社：福井県小浜市、代表責任社員：浅井睦）は、物質的な制約にとらわれないメタ思考から生まれる思想や現象など、すべてを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れられるようにするクリエイティブスタジオ「Metalium llc.」を運営していますが、このたび、動きのプロトタイピングを可能にするキット"Shadow machine"を開発しました。

• Shadow machineとは

Shadow machineは、いつでも誰でも簡単に動きのプロトタイピングをすることができるキットです。

▼開発背景

昨今、モーションデザイナーといった職能の台頭や、well-beingに基づくデザインなど、単純な形状としての意匠だけでなく、「動き」そのものをデザインすることがハードウェア・ソフトウェア問わず求められています。Shadow machineは、デザイナーや設計者などに対して、動きのインスピレーションを生み出すためのツールとして開発されました。

▼ツールとしての構成

キットには、形状の骨となる"tooth pick" と"joint ball"と呼ばれる球状の接続用の専用治具とが同梱されており、ブロックを組み立てるようにこれらを接続することで、簡単に構造体を作ることができます。

できあがった構造体に、スマートフォンのライトなど、光源を当てることで影を生み出すことができます。光源を動かすことによって影が動き、すぐに複雑な動きのプロトタイピングを行うことができます。

分解や追加も簡単に行えるため、さまざまなアイデアを瞬時に繰り返し試すことができます。

※ライトは付属しません。

• 展開について

Shadow machineの活用事例をご紹介いたします。

１、学校教育におけるデザインワークショップ

-小学生から大学生まで学年を問わず、動きそのものを捉えることから始まるデザインプロセスの体験と、展示を通じた動きのデザインについて学ぶワークショップを実施することができます。

２．動きのデザインに関する社内研修

-全社合宿など社員同士の相互理解の場において、動きのデザインワークをツールとして活用することで、アイスブレイクを行うことができます。もちろん、メインのワークとして活用することも可能です。

３．Shadow machineを活用したインスタレーション作品の制作

-Shadow machineを活用して、動きを用いたインスタレーション作品などを制作することができます。また、個数を増やすことにより、より大きくもしくは複雑な作品を制作することができます。

４．異文化コミュニケーションのゲームとして活用

-Shadow machineを活用することで、言語に頼らない感覚的なコミュニュケーションを行うことが可能となります。

• ご注文・ご相談

Shadow machineは、受注生産でのみ注文を請けたまわります。

ご注文に際してワークショップ・アイディエーション・教育など様々なご要望がございましたら、企画・ファシリテーションなどをセットにしたパッケージングのご提案もさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

※小売販売は基本的にはいたしませんが、お気軽にご要望をお聞かせください。

• Metalium合同会社について

Metalium合同会社はメタ思考から発する現象を素材として取り扱う、クリエイティブスタジオです。
メタ思考から発生する新素材を「Metalium」として定義し、新素材を活用した実験的プロダクトの製作を行います。
またプロジェクトワークでは、様々なアーティスト・クリエイター・エンジニアとの有機的なチームビルディングによって、提案・実装を行います。
代表的な事業として、メタ思考から発生する事象を素材として捉え、活用技術の探求を行うオープンラボ-高次素材設計技術研究舎Melt.-の運営を行っています。

社名：Metalium合同会社
所在地：福井県小浜市加斗18-42
代表者：浅井睦（代表責任社員）
設立：2021年8月
URL：https://scrapbox.io/mutti624/Metalium_llc
事業内容：自社開発プロダクトの製作、クリエイティブプロセス体系化のためのリサーチ、映像・プロダクト・グラフィックなどの各種クリエイティブ制作提供、ワークショップ企画提案実施などの事業を展開しています。