舞台芸術と革新的料理で、大人の知的好奇心を拡げる
バレエの魅力をより理解できる「リベラルアーツ研修」
貞松・浜田バレエ団は、3月19日にコンテンポラリーダンス公演「創作リサイタル33」を上演し、それを題材に舞台芸術を探究する「リベラルアーツ研修」を実施します。上演前にはレクチャーや質疑応答を行います。終演後には食事を楽しみながら参加者同士でディスカッションする場も設けます。食事会場は神戸の新進気鋭の創作レストラン 「Fusible」。地元神戸の人気飲食店の協力を得て、美しく、心に残る芸術体験の機会をお届けします。
終演後にディナーを楽しみながら参加者同士で感想を共有することにより、受け取った鑑賞体験を深めることができます。これを機により価値ある経験としていただきたい、バレエや舞台芸術をもっと好きになっていただきたいと考えます。さらには、鑑賞とリベラルアーツ研修で得られるものがそれぞれのフィールドで活かされたり、舞台芸術がたくさんの方へ広がることを願っています。感染拡大防止策をとりながら、地元のレストランをディナーの会場とすることで、地域との繋がり、他分野の人と人を繋ぎ、新しいコミュニティを創出することも、目的のひとつとしています。
■リベラルアーツ研修について
公演前の劇場にて、バレエの歴史や、公演に関する情報を中心に解説や簡単な見どころをお伝えし、質疑応答や意見交換をします。これまで、知的好奇心をお持ちの様々な分野の経営者・大学教員の方などにご参加いだきました。今回は初めてレストランと連携し、鑑賞後にコミュニケーションを図ることで、バレエや舞台芸術への再発見の機会をもたらします。
■リベラルアーツとは
リベラルアーツとは、もとは古代ギリシャ・ローマに理念的な源流を持ちます。
人間性の全体的な発達と人格の成熟を目指して教育分野で多く取り入れられており、文系・理系という分断の概念ではなく、分野の枠をこえて幅広い知識を得ることで、さまざまなアイデアに刺激され創造的発想を養う手法です。
■「リベラルアーツ研修」参加者の感想
・バレエへの見方が大きく変わりました。ダンスを見る(正直に書くと ‘見さされる‘ )といった感が強かったのですが、声の無い演技、しかし音とはシンクロしていく世界、そうした事への面白さに触れる事ができた。
(経営者・教育関係)
・クラシックバレエに対する固定観念や身構え度は明らかに払拭されたと思います。(会社員・メディア関係)
・言葉があるミュージカルとの違い、目指すべき努力の方向性を業界全体で意識すべきだと思う。
こうした取り組みを通して、人間芸術の中でのバレエの位置付けの話など、業界全体であれこれ自由な議論が活発化すればいいと思う。(ジャーナリスト)
■貞松・浜田バレエ団「創作リサイタル33」について
貞松・浜田バレエ団の「創作リサイタル」初上演は1980年。33回目となる今年は、注目の振付家3名による3作品を上演します。ノルウェー国立バレエ団を拠点に活動する稲尾芳文が、今回の公演のためにバレエ団に振り付けし、世界初演を迎える「波」、スターダンサーズ・バレエ団(東京)とタッグを組み日本初演となるカィェターノ・ソト振付「Malasangre」、昨年の初演において好評だった森優貴振付の「囚われの国のアリス」です。日本のダンスシーンを牽引する作品を神戸で上演し、地元のみなさまへ貴重な劇場体験をお届けします。
「創作リサイタル」は、2005年、2011年に文化庁芸術祭大賞、2009年、2017年、2018年には優秀賞を受賞し、これまでも高い評価を受けてきました。
貞松・浜田バレエ団「創作リサイタル33」・リベラルアーツプログラム
・開催日 2022年3月19日(土)
・13時30分~ 開演前レクチャー
(神戸文化ホール・特別控室)
・15時~ 公演本編
(神戸文化ホール・中ホール)
・19時~ ディナーコース開始
(レストラン「Fusible」)
●貞松・浜田バレエ団 概要
1965年3月結成。神戸を拠点とするバレエ団。
クラシック・バレエを基本に、古典作品と創作作品を活動の両輪に、公演を続けている。これまでの公演総回数は1,000回を超え、兵庫県文化賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。また、地域に根ざした小中高校の視聴覚教育の一環として、1967年よりはじめた学校巡回公演は、700回を超える。バレエ学園でのダンサー育成にも注力し、プリ・ド・ローザンヌ受賞者など、優秀なダンサーを多数輩出する。
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