メーカーの企画/設計開発における、情報収集、仕様検討、書類作成業務を最大90%効率化する高精度AIシステム「ラクション」が公開
株式会社IKETELは、製造業出身者が作ったAI商品開発プラットフォーム「ラクション」をリリース 「データを活かした商品開発/DX」を簡単実現し、企画・設計の工数・コスト削減と新価値創出を可能に
メーカー/製造業が抱える課題

商品開発(企画・設計)は、製造業の品質・コストの8割を決めると言われる非常に重要な上流工程ですが、現場は属人化していてアナログで、業務の無駄や非効率が多く、イノベーションも生まれない、といった企業の競争力低下に繋がる大きな課題が山積しています。
課題例
・書類探し、問い合わせ対応、資料作成等に工数が掛かっていて、本来の創造的な業務に集中できない
・業務やノウハウが属人化、エイヤ(勘と経験)で開発を進めて手戻りに、結果リードタイムも長い
・技術力の低下や自前開発の限界が来ていて、新商品のアイデアやイノベーションが生まれない
・様々な形式のファイルや情報が社内に点在、データ活用を考えてAIやRAGを試したが精度が低い
・全体の部品利用状況やコスト規模等の情報が見えず、非効率な仕様選定や無駄な新図作成をしている
ヘキサゴン社の調査(2024)では、「98%が社内のデータを活かせていない」と回答したとの報告もなされていますが、上述の現状に加え、昨今市場や社会が大きく変化し、メーカーに求められるQCD(品質、コスト、納期)要件が年々厳しくなってきている中、開発力の強化が今後益々重要になってきています。
「ラクション」 とは

ラクションは、社内の情報と連携し、「データを活かした商品開発/DX」を簡単実現するAIシステムです。
独自の高精度なAI・データ活用技術で、「情報収集」、「仕様検討」、「書類作成」といったメーカーの
企画・設計開発業務をサポートし、商品開発における工数・コスト削減と新価値創出を可能にします。
サービスサイトURL:https://iketel.co.jp/raction
※DX:デジタルトランスフォーメーション
特徴1. AIで業務を効率化し、開発工数・コストを大幅削減

社内情報と連携したAIが情報検索をスムーズにし、資料作成や応対業務を自動化します。それにより開発工数・コストを大幅削減し、開発者は本来の創造的な業務に集中することが可能になります。
また、開発リードタイム短縮で素早い上市を可能にし、後工程や企業全体にも好影響を波及します。
特徴2. 社内外の技術・データを活かして新価値を創出

社内の技術・データを学習し、社外の情報検索にも対応したAIが、社内外の情報を掛け合わせて新商品のアイデア出しや企画・設計書類の作成を自動で行います。
また、データの分析/見える化で、データに基づく開発を実現し、QCDを大幅に向上させます。
特徴3. 独自のデータ技術で、現場で強い高精度AIを簡単に

連携されたデータは弊社独自の技術でAIが活用しやすい形に自動調整されるので、特別な前処理やAI調整の手間なく、現場で使える高精度なAIを簡単すぐにご利用頂くことが可能です。
技術やノウハウが共有・活用されることで、属人化の排除や人材の即戦力化等にも繋がります。
料金
現在、β版特別割引価格で、初期費用0円 / 月額29.8万円〜 からご利用頂くことができます。
利用ユーザーが100名を超えるエンタープライズ企業にも対応しており、大手メーカーで設計・商品開発の現場を経験してきたメンバーが丁寧にサポートをさせて頂きます。
協業実証実験について
IKETELでは、ラクションのリリースに際して、複数社との協業実証実験を実施しており、今回はその中から、官民連携の協業実証事業として公開されている事例を1つご紹介させて頂きます。
ハマダイブについて

ハマダイブは、浜松市を舞台にした市内企業とスタートアップの協業・連携支援プログラムです。
浜松というフィールドから新しいアイデアやビジネスが次々と生まれることを目指し、社会課題などをテーマにした共創や社会実装に挑戦する市企業とスタートアップの伴走を行っております。
OMソーラーについて

OMソーラーは、「環境と共生する地域建築の創造と普及を通じて社会貢献を。」を企業理念に掲げ、OMソーラーシステムの開発や販売、省エネルギー社会に向けた産学協同による技術開発、会員工務店への建築技術・設計・施工の指導や部材の販売などを展開している会社です。
実証内容
OMソーラーでは、事業展開領域の拡大に伴い、お客様や全国の工務店からの電話問い合わせに対応する際の負担が大きくなっているという課題がありました。
そこで本実証実験では、開発業務の効率化と顧客満足度の向上を目指して、「問い合わせ対応工数の削減」というテーマに焦点を絞り、浜松市様のご協力の下、約1ヶ月間、ラクションのテストユースとその効果検証を行いました。

結果

AIの精度が高く、システムの有用性と今後の展開可能性を確認することができました。
・AIの回答精度がほぼ100%を達成
・回答ソース表示によるファクトチェックも実施
・回答時間は数秒で、大幅な工数削減に繋がった
・技術系社員以外でも対応が可能となり、今後全社へ普及を目指す
・設計支援ツールとして、他機能の利用や他業務への展開可能性が期待された
今後の展望と本事業への想い

今後は、商品開発に特化した機能を順次追加し、企画・設計業務の課題を解決していくとともに、多くの方々へ本サービスを届け、将来的には、「データと共創により新価値が生まれるプラットフォーム」を目指します。
現在、日本は多くの地域課題、社会課題を抱えていますが、実際に産業が強くなることで、人も金も情報も集まり、解決できる課題は多くあります。
日本のGDPの2割を占める基幹産業である製造業、そして、その製造業の8割を決める商品開発(企画・設計)領域が変わったときに、経済や社会へ与える影響は非常に大きなものになります。
代表の松本個人の原体験としても、前職で実際に設計・商品開発の仕事をしていた時に、「開発といいつつ、無駄業務ばっかやん…」と正しく上述した不/負を経験してきた一方、「AIやデータを活用すれば、もっと良い商品やオモロイ開発ができる」と思い、これを何とかしたい、そして、大きな社会的インパクトを生み出せる商品開発領域から日本全体を良くしていきたいと考え、本事業に取り組むに至りました。
私たちは、共創とテクノロジーで製造業/産業をアップデートし、「100年先も豊かな日本のミライ」を実現していきます。

■運営会社について
会社名:株式会社IKETEL
代表取締役:松本 栄祐
本社所在地:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目3-1大阪駅前第一ビル8F5号
事業内容:製造業/商品開発DX支援、地域活性化支援
E-mail:info@iketel.co.jp
X / SNS:https://x.com/IKETEL_Ltd
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