多点温度センサー「サンサーモ」、センサーのコネクタ化を実現
温度監視・熱マネジメントをより便利に
特殊電線・ケーブルの製造販売を行う三陽電工株式会社(本社:埼玉県戸田市 取締役社長:井川 径成)は、お客様の声をもとに、多点温度センサー「サンサーモ」センサー部分のコネクタ仕様を開発し、従来は被覆に覆われていたセンサーを測定対象に接触させ測定することを可能にしました。
これにより、ケーブル一体型センサーの利便性を保持しつつ、以下のメリットを創出することに成功しました。
■メリット
熱電対と同等レベルの温度測定応答性で、熱電対よりも低コストで多点の温度測定を実施することが可能に
従来ではセンサーの設置が難しかった測定点でも、センサーケーブルを分岐させピンポイントに計測することが可能に
センサー部分をコネクタ仕様にすることで、更新が必要なセンサーだけを交換することができ、コストの低減を実現
■改良イメージ
設置がよりシンプルに
ケーブル一体型のメリットを最大化!
センサー部分の脱着が可能に!
■多点温度センサー「サンサーモ」概要
「サンサーモ」は、最長300m、直径約5mm、最大40ポイントの測定箇所を自由に設定できるケーブル型の多点温度センサーです。
ケーブル一体型のため、被覆の変更により様々な環境に対応が可能で、ステンレス鎧装などで耐久性を付与し、プラント施設などの過酷な環境でもご活用いただいています。
柔軟性、多点同時計測、軽量コンパクト、防水性などの特徴を実現する為の構造は、電線製造における編組技術などを基に考案され、日本(特許第6185684)をはじめ、米国(US10,672,536)、中国(CN109196604)、韓国(第10-2171330号)と、各国での特許も取得しております。
■導入事例
様々な分野でご活用いただいております。
■熱電対との比較
ベルトコンベアのベアリング劣化(摩擦による発熱)監視を想定。軸受け架台部分にて、熱電対との測定値の比較実験を実施いたしました。
発熱部分から5cm、10cmの測定位置で計測実験を行い、それぞれ熱電対と同等の応答性を示しております。
■今後の展望
バイオマス発電所、製紙会社様などのプラント施設における資材の発熱監視、機械設備駆動部の温度監視、
EV電池メーカー様での試験研究用・バッテリー保管時の温度監視など、工業分野での活用により予知保全や防災対策への普及拡大が期待されます。
■三陽電工株式会社 概要
会社名:三陽電工株式会社
取締役社長:井川 径成
創立:昭和23年12月22日
所在地:埼玉県戸田市喜沢1丁目49番8号
サンサーモ紹介ページ:http://www.sanyo-denko.co.jp/products/sensor-integratedcable/
Webサイト:http://www.sanyo-denko.co.jp/
親会社:株式会社セイワホールディングス https://seiwaholdings.co.jp/
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