【世界遺産 東寺】「いのち」が輝くアート体験を。焼き物の絵画 陶彩画の展示会を京都にて開催!
来場者数10万人突破!有田焼の伝統技術を昇華させた《焼き物の絵画 陶彩画》を一挙に展示!会期:2024年3月16日(土)~5月11日(土)/入場無料
有限会社草場一壽工房(所在地:佐賀県武雄市 代表者:草場 一壽)は、2024年3月16日(土)から5月11日(土) までの期間、真言宗総本山 東寺 境内の食堂(じきどう)にて「世界遺産 東寺 特別展示会 2024 草場一壽 陶彩画展」を開催いたします。
陶彩画展 概要
佐賀県の伝統工芸・有田焼の技術を昇華させて絵画に用いた、唯一無二の芸術 "陶彩画"(とうさいが)を描く作家 草場一壽の作品を《世界遺産 東寺》境内・食堂に展示いたします。東寺での陶彩画展は6度目となり、昨年の来場者数は10万人を突破。焼き物ならではの温かみと卓越した筆遣い、まるで観る者を照らすような光輝く絵画として、国内外から注目を集めています。
龍作家としても知られる草場の最新作は、辰年にちなんだ過去最高に光輝く『虹龍』と、作家としてのテーマである「いのちの輝き」が顕著に表現された『龍聖母』。昨年に完成したばかりのこれらの新作を含む龍や菩薩、日本神話をモチーフとした、他には無い"焼き物の絵画"をご鑑賞いただけます。
♦光輝く『虹龍~宝珠を得たり~』
本作品は、陶彩画の特徴のひとつである柔らかいパステルの色調を持ちます。涼やかな水浅葱や優しい朱鷺色、夜明けの空のような薄藤。焼き物の常識を塗り替える窯入回数(最大15回、通常の焼き物は4回程)を実現したからこその奇跡の色です。歴代で最も美しい背景色を持つ作品のひとつとなった虹色に輝く本作は、角度によって強く輝いたり、空に染まり一体化するように色彩が変化して見えたりと、まるで観る者をあたたかい光で包み込むような魅力があります。原画を見ることでしか味わえない圧倒的な美しさをぜひ会場にてご堪能ください。
♦生命の故郷『龍聖母』
新作『龍聖母』は、ニュージーランドの歴史ある部族「ワイタハ族」と呼ばれる龍族に語り継がれている子守歌から作家がインスピレーションを受け制作に至りました。母なる『龍聖母』が生命の故郷である大いなる場所で、これから生まれる生命と還ってきた生命に優しく語りかけている情景を描いた作品です。草場は、龍=大いなるエネルギーの流れであり、万物のいのちの源と捉えて龍を描き続けており、今回の新作でも龍(全ての生きとし生けるもの)を優しく包み込み、観る者に「あなたにとっていのちとは…」と問いかけるような作品となっています。
世界遺産 東寺での陶彩画観賞
真言密教の根本道場である東寺は、陶彩画を鑑賞する場としてこの上なく楽しめる空間かもしれません。弘法大師空海の説いた密教の教えは、「文字で説く教え」ではなく「音・色・形を観て仏の心境に至る」こと。簡単に言えば「考えるのではなく、感じる。そして幸せになる」ことです。曼荼羅という絵を通して伝えられたその教えは、平安時代の最先端の流行になったとも言われており、それこそ芸術鑑賞の本質に通ずるものがあります。東寺の中心には大日如来が安置され、寺域を巨大な曼荼羅として構成してあります。東寺の敷地内に入ることが、空海が造った芸術品である曼荼羅の中にいることであり、その瞬間から五感で感じる芸術鑑賞をしていると言っても過言ではありません。
陶彩画もまた、五感で感じる絵画と言われています。焼き物の絵画だからこその質感や、圧倒的な迫力と繊細さを兼ね備えた煌めき。それらは目の前で見てこそ味わえる特徴です。
また、陶彩画を間近で鑑賞される方は、自身に湧き上がる想いを重ねて感動を体験をされています。その感覚は、慈悲や安らぎ、希望など様々。美しいものを見たとき、何かを祈るとき、そして心から喜んだとき、そういった状態を「心が動く」と表現するならば、それを作家の草場は「いのちの輝き」と称します。
陶彩画には龍や鳳凰などの神獣の他、神、仏、自然などの作風がありますが、特定の宗教画としてではなく、どの作品も観る人の「いのちが輝くように」と願いを込めて制作さています。東寺という曼荼羅の中で観る陶彩画は格別なアート体験となるのではないでしょうか。
作家より
空海が唐の長安で真言密教第七祖・恵果大師に師事して密教の奥義を伝授されたお寺は「青龍寺」といい、他にも龍王を呼んで雨を降らせたという雨乞い伝説が各地に残っています。私にとっても、龍は陶彩画の主軸テーマのひとつです。龍は、大自然のエネルギーがかたちを成したものであり、大自然そのもの。龍のパワーは気の発露に則しており、勇気をみなぎらせ生きる力を全開にしてくれます。龍に託す希望は「いのち」の発露としての喜びであり、一切の制約のない自由、いわば魂です。
辰年の今年、思いもよらぬ過酷な幕明けとなりました。被災者のみなさまには心よりお見舞い申し上げます。復興を祈りつつ、改めて「太陽がなければ太陽を創る」という言葉をARTのお役目と心に刻みたいと思います。魂の底から安らぐ平安が一日も早く訪れますように・・・。私の作品を見てくださる方の心にあたたかな日差しが届きますように・・・。
作家プロフィール
草場一壽 Kazuhisa Kusaba (陶彩画家 絵本作家 空間プロデューサー 映画監督)
1960年佐賀県生まれ。これまでの有田焼の常識では考えられない色彩の表現に成功。絵付けと窒入を十回以上繰り返して色彩を表現する陶彩画の技法を確立する。1990年、佐賀県武雄市山内町に「工房」を開き、陶彩画の創作活動を始める。陶彩画制作の傍ら、保育園での絵画教室の経験をともに2004年に制作した絵本『いのちのまつり』を出版。絵本としては異例の売り上げを記録し、シリーズで5冊上梓。小学校道徳の教科書に採用される。日本映画界においても陶彩画を美術協力として提供。佐賀県武雄市に自身のギャラリーを持つ他、毎年全国数か所にて陶彩画展(個展)を開催している。
陶彩画とは
有田焼の故郷である佐賀県に生まれた草場が「いのちの輝き」を表現するために、着想以来苦節30数年、たゆまぬ研究と試行錯誤の末に実現した焼き物の絵画。有田焼や他の焼き物とは異なり、陶彩画は草場が作り上げた独自の色彩と、見る角度により変わる色の変化が最大の特徴です。七色に輝く龍や、ふんわりと柔らかいパステルの色調は、焼き物の常識を塗り替える窯入回数(最大15回、通常の焼物は4回程)を実現したからこその奇跡の色です。
水も油もなじまない陶器の板への緻密な絵付け、窯の温度調整から時間配分、制作過程は考え得るすべてを注ぎ込む緊張のとき。それにも関わらず、窯に入れた後は「火に託す」という人間の思惑の届かない世界です。そうして出来上がったものは、時に作り手のイメージをはるかに凌駕してまばゆいばかりの光を放ちます。
開催概要
展示会名:「世界遺産 東寺 特別展示会 2024 草場一壽 陶彩画展」
会期: 2024年3月16日(土)~5月11日(土)※会期中無休
会場:真言宗総本山 東寺境内 食堂(じきどう)〒601-8473 京都市南区九条町1番地
開館時間: 8:30~16:00
入場料:無料(ご予約不要)
URL:https://kusaba-kazuhisa.com/post-event/9718/
♦特大屏風のフォトスポットが東寺に!
会場となる食堂前には、作家の代表作『龍宮の遣い』の大きな金屏風を設置予定。
ご来場の際はぜひ記念撮影にご利用ください。
草場一壽工房について
会社名: 有限会社草場一壽工房
所在地: 〒849-2302 佐賀県武雄市山内町鳥海10088-2
代表者: 草場 一壽
設立: 2003年1月
URL: https://kusaba-kazuhisa.com/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCymYPLPZrdcf0E224IHTTVQ
Facebook:https://www.facebook.com/kusabakazuhisa
Instagram:https://www.instagram.com/kazuhisa.kusaba/?hl=ja
参考:会期中「東寺」の催事をご紹介
① 夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)
期間:3月16日~4月14日※予定
時間:18:00~21:30(受付は21:00まで)
東寺境内には、染井吉野や枝垂桜など約200本の桜が植えられており、京都有数の桜の名所でもあります。
② 春期特別公開
期間:2024年3月20日~4月26日※予定
時間:9:00~17:00(受付は16:30まで)
③ 春期特別公開(五重塔初層特別公開)
期間:2024年4月27日~5月25日※予定
時間:8:00~17:00(受付は16:30まで)
④金堂・講堂夜間特別拝観
期間:2024年4月27日〜5月6日※予定
時間:18:00~21:30(受付は21:00まで)
⑤お砂踏み
期間:毎月21日
時間:9:00~15:00※予定
食堂の周囲に四国八十八カ所の本尊が描かれた掛軸を掛け、各札所の軸の前に置かれた“お砂”を踏むことで、実際にお遍路をするのと同じご利益があると言われています。
⑥弘法市
期間:毎月21日
時間:8:30~17:30※予定
弘法大師の月命日にあたる毎月21日に東寺境内で行われる骨董市。
出店は、骨董・古着・古道具から食材・食品など多岐にわたり1000店以上が出店し、境内は大いに賑わいます。
※日時は変更になる場合がございます。
※拝観料などの詳細は、東寺ホームページhttps://toji.or.jp/admission/にてご確認ください。
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